扇風機の羽の真ん中をおさえるひねくれ者の日記

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JW1.5世の自分が生きてるのを不思議に思う、ひねくれ者の日記です。

適正露出の決定方法

2007-01-20 18:55:06 | Photo & Photography & Camera
おいらは露出決定をする際に石やアスファルトを使っています.........

理想を書くと標準反射板と呼ばれる「グレーカード」で設定するのが良いのですが、撮影対象によって様々な露出決定を要求されますし、撮影対象に近寄れない場合は全く同じ露出というのは難しいですよね~。
よってグレーカードの反射率18%に近いところに合わせて設定するということです。
簡単に書くと「グレーの反射する光の量=適正露出」と定義されています。
だから露出をグレーに近い「石」とか「アスファルト」で内蔵露出計を調整して撮るようにすると世間一般に適正露出といわれている露出になるだろうということで決めているんです。
今銀塩の露出決定に関する本を読んでいるのですが、デジタルカメラも全く同じ方法で露出決定は変わっていないことが良くわかります。
しかしこの露出決定術は目安にしかなりません。
自分が撮りたいと感じるものに対しての露出決定はこの方法では明るすぎたり暗すぎたりすることが多いということですな。

カメラの内蔵露出計の傾向を書いておきます。
カメラの設定として平均的な反射率のグレーに近づけるように設定されています。
だから明るすぎると暗くなったり、暗すぎると明るくなったりするということですな。
オートで撮っていると「あれっ、こんなに暗くなかったのにな~」とか「明るくなかったのに」ということが多いのはこのためです。

これを難しい書き方をすると
グレーというのは銀塩の場合はフィルムの階調再現ですべての色調を再現可能である基準となっているからです。
おいらは試したことがないのですがこのことを考えると下記のようになるはずです。
全面が黒いものを撮ると反射率が18パーセントのグレーに近づけるようなっていますので黒くは写りません。
逆も同じで全面が白いものを撮っても上記と同じでグレーに近づけようとしますので白くは写りません。
どちらの場合もカメラがグレーになるように設定されているのでグレー写ります。
しかし反面ずつを黒と白にして全面測光にして撮ると平均測光値であるグレーになるはずですのでちゃんと「黒は黒、白は白」として写ります。
言い切っていますが、あくまで理論上の話ですので「はず」ですとしか言えませんがね。

デジタルカメラの場合は階調表現、階調再現率がフィルムほどはありませんのでグレーカードを使ってもすべてを再現することは難しいかもしれません。
ここでRAW撮影が多少は再現率のアップに役立つということですな。
RAW撮影は階調がJPEGに比べてかなり大きく豊かな階調を期待できます。

簡単に書くとRAWの適正露出で撮っておくと綺麗な写真を再現できる可能性が高いということです。

頻繁に明るさが変わる所だったら出来ませんが、一定の露出条件がある場合にはカメラ任せの露出よりも自分で決めた露出の方が良い写真を撮れるということになります。
また試し撮りが簡単にできて直ぐに結果を見ることが出来るのがデジタルカメラの良いところなのですから試験的に撮ってみることもばんばんやりたいですな。
プログラムオートは便利ですが、平均的な測光方法しか出来ないことからおいらはマニュアルで撮るようになりました。
また自分の表現のし易さから余計にマニュアルで撮ることが最も適切な撮影方法になっています。

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