誰かに見られてる

おいらはしょっちゅう気配を感じる。
気配には敏感な方である。
そしてそれが人である場合にはそこに必ずと言っていいほどいる。
しかし人でないものも感じるのである。
そうである、推測されている通り人でないものの気配も感じるのである。
一度おいらは人でないものをはっきりと見ている。

東京のホテルでのこと
修学旅行で前日に修学旅行につきものの怖い話で盛り上がったのである。
そしてその中でおいらが一番恐い話をした。
よって悪霊が現れたのだろう。
ホテルで記念になるものを写真に撮っておこうと思っていろいろなアングルを探した。
しかし何も撮らずにベットに座る。
そしておいらは何も考えずにおいらの右側にカメラを向けた....
そこに人ではないものを見た....
人の形はしているが青白い顔をした20代後半の青年の顔を.....
きっちりと紺色のスーツを着て白いカッターシャツにネクタイの色は忘れたとが身なりはきちんとしていた....
多分ここで自殺を図った人なのだろう....
おいらは最初あり得ない状況に混乱した....
この人は誰？いつの間においらの隣に座ったんだろう？と.....
しかし人としてあり得ない顔色からこの人は生きていないと確信した...
そしてすぐにカメラを目から離してみると案の定消えた....
おいらはそのときすぐに部屋を飛び出した。
そして友達を捜すが5分ほどいるはずのたくさんの友達がいないのである。
まるでおいらだけ別の世界にいるような違和感を感じた。
そして5分後怖かったが自分の部屋に戻った。
するといなかった友達がいるではないか？
訳が分からないあれだけ捜したのにホテルの中には人っ子一人いない感じがしたのに戻ってみるといたのである。
そして友達に起こったことを話した。
しかし信じてもらえなかった。

今でも怖いことを話すのは上手な人間だと思われているのだろう。

どうなっているのか今でも解らないが、あのとき以来金縛りになるようになった。
悪夢に襲われ体が硬直して動かないのである。
起きたいのに起きれない、夢だと解っているのに覚めないことがある。
これは怖い、ホラー映画も真っ青の内容である。