ちゃんは大学受験を前に、学校での聴音が苦手で自信がないということで、音高の3年生になる頃に岐阜からやって来ました。
私から言えば、記譜のコツが分かっていなかっただけでした。
音楽性も感性も、良いものを持っているのでグングン上達し、受験する頃にはすっかり音高生としての力がつき、自信もついてきたようです。
でも学校で試験となると再び、えっ?という結果になってしまいます。
聴音もそうですが、「音楽」のように感覚で成っているものは、精神的なものが大きく影響してしまいます。
出来ないと、思い込んでしまっている・・・
心を閉ざし、無意識のうちに耳も閉ざしてしまいます。
そう、結果に非常に大きく表れてしまうのです。
歌などは特に、声にならない。歌えなくなってしまうのですよ。
それをほぐすのも、私たち先行く大人の仕事。
わが教室でテンション上がり、学校の結果で下がり・・・を繰り返しつつ、しかし徐々にアップし、大学を受験し無事合格
その後、彼女からの報告があり、入学してクラス分けの試験で特上級クラスになったと、満面の笑顔で嬉しそうに伝えてくれました。
明るくいつも朗らかで、笑っている印象しかありません。
あんなにも柔らかく、温かい音色が出せるようになったんですね。
ちゃんが、いかに中身の濃い音楽経験を積んできたか、そして生き生きと楽しく日々を送っているのかが、あなたの生み出す音楽から伝わってきます。
嬉しいですね
現在は、三井住友海上管弦楽団の打楽器奏者として、活躍されているとのこと。
これからも今日の演奏のようにカッコ良く、素敵な音楽人生を歩んで行って下さいね
教室の子供たちをご招待して下さってありがとうございました
みんなとても喜んでいました
きっと子供たちの心にあなたへの、音楽へのあこがれが膨らんだことでしょう
PS.ペットのぶた君はお元気かな・・・