写真はこれから始まる実技試験会場、サラマンカホールです。
こんなにも素敵な音楽ホールで、実際のコンサートのように試験が行われます。
なんて恵まれているのでしょう
2年生の試験に行ってきました。
9:30~15:30まで、午前中がピアノ、午後から管弦、声楽です。
ピアノはブラームスのソナタが多かったですね。
声楽は、日本歌曲を含む3曲です。
ちゃんもちゃんも、二人ともよく頑張りましたよ
幼いころから一生懸命真面目に毎日練習を重ね本番、さらに練習をして次の本番とを繰り返し、学校の勉強と両立をしながら『受験』という本番を経て、今ここで演奏しているのです。
今まで生きてきた自分の音楽人生に全精力をかけ、一生懸命集中して発表することは本当に素晴らしい
人間の最も美しい姿が、今ステージの上の未来ある高校生たち
音楽家はそこから生み出される音楽芸術に、命を懸けているのです。
ここにいる加納高校生たちは、幼いころからその過酷な世界を歩んできているのです。
審査をなさっている先生方も、同じ道を歩んでいらっしゃいました。
ですから、皆さんの苦労、気持ちがようくお分かりになられます。
音楽に携わる私たちは、頑張ってきた皆さんを応援していますよ
夢を持ち続け、頑張ってきた来たこの子達の人生が輝けるよう、心から願っています
教育関係の皆さま、いえいえ日本社会の皆さま、力の限り頑張っているのは、スポーツ選手だけではありません。
音楽を含む『文化』も世界を目指し、こんなにも人生を懸けて頑張っている人たちがいることを、誰もが知っている筈。
「夢をあきらめないで…」と合唱で歌わせたのなら、どの子も平等に温かい手を差し伸べて下さいな。
友が歌うピアノ伴奏をしてきた子供たちが、ここまで頑張ってきたのですから。
演奏を聴いたここに居る全ての大人が思った事でしょう。
これからまだまだ大変だけど、ここまで沢山の課題を乗り越えて来た自分を信じて、夢に向かって進んでくださいね