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昔々の北陸観音巡拝紀行 9)

2011-11-23 08:25:55 | 観音巡拝紀行


第十五番 諸嶽山 総持寺祖院 僧形観世音菩薩   門前町字門前

日本海側の国道249号線を走ると門前町の役場前にある。老松の間に立つ幽玄な古堂、慈雲閣に観世音菩薩が祀られている。

当本山最古の建物で左手の丘の中腹にある小さな古堂である。

祖院は小さな橋を渡ると立派な大山門がありくぐると広い境内の奥に大きなお堂が連なっている。

こわ秀水は名水百選に選ばれている。

2007年に北陸大地震があり、門前町も総持寺も大きな被害を受けたとテレビで放映されていた。

お世話になった門前の方々、大丈夫だったろうか、ずっと気に掛かっている。



確かにあったのだけれどと思っていたご朱印が全部揃ってありかがわかった。アップしてみよう。



総持寺秘話

秋の陽の落ちるのは早い。宿を確保しなければ。何台も駐車している観光バスのガイドさんに尋ねると、

この辺の観光地は一杯で泊まれない、と言って境内に出ている土産物店のおかみさんを紹介してくれた。流石である。

おかみさんは地元のあちこちに電話してくれ、今日休みなんだけれど、素泊まりなら泊めてよいという店があるんだけれど、

即お願いし、土産物の銀杏を買った。地図を書いて貰ってやっと辿り着いた。

もう真っ暗だった。宿は忘れもしない香椎荘と云った。

宿の人に聞いて門前にあった寿司店森ますに行って小さなカウンターで食べた寿司と茶碗むしは今でも忘れられない。

そして宿では古い重厚な造りの部屋に、分厚い布団が出たっけ。

第十六番 白雉山  岩倉寺  千手観音  町野町西時国

能登の名勝曽々木海岸を見下ろす357mの岩倉山の中腹に古い本堂がある。

登り口に標識も兼ねた岩倉寺石碑がある。高い階段の上にあるのだが、風強く落ち葉と銀杏の実で足の踏み場もなかった。銀杏を少し拾う。




曽々木海岸余話

11月の能登は寒い、曽々木海岸を岩倉寺に向かって走っていると、突然白い大きな塊がバサッア、バサッとフロントガラスにぶち当った。

停まるしかない。

よく見ると海岸から道路にかけて大きな波の花が打ち上げられて真っ白であった。

初めての体験であった。