3/11は忘れられない日。
実家で母親と妻と長男と、いた。
長男は2歳半ぐらいで、物心ついてない。
自分は2010年8月に仕事を辞めて、
人生最悪の年越しを経て、
虚無な1、2月を過ごし、ようやく、
今の会社の面接が決まった頃だった。
大きな揺れがあって、驚いた。
テレビを付けて、800km離れた地域の、
恐ろしい現実を目の当たりにした。
本当に今起きてることなのか?
ニュースで死者の数が報道されるたび、
同じ日本の出来事とは思えなかった。
人生最悪の年越しなんて、
全然最悪じゃなかった、と思った。
あれから10年。
あの時小学生だった子は、成人式を終えた。
それぐらい、長い時が経った。
自分はフリーターから責任者になった。
ボロボロの生活から抜け出した。
幸せとは。
この日本では餓死するホームレスはいない。
そんな記事を読んだ。そう日本は豊かだ。
幸せとは?
生きていればいいのかも知れない。
生きてさえいれば、それが幸せなのかも。
10年経っても忘れてはいけない。
あの日のことは、ずっと思い出す、べき。