カウンターで寿司を食っていた。
ちょうど角っこの席で、ちまちま。
夜中の1時過ぎ、小太り40代の、
派手なパーカーの五月蝿いオッサンと、
スーツを着たキャバクラのボーイの
ような50代の気の弱そうなオッサンが、
入店してきて、自分の隣にドガッと座った。
話を聞いていると、
どうやらキャバクラの店長と、
その常連さんのよう。
常連さんはまるでヤクザ。
「特上おごったるわ!食え食え!」
と、ガハガハ笑いながら、野蛮を振り撒く。
タバコを吸いながら、大声で喋る。
特上握りが1700円ということに、
高いな、と言う。こんなに安いのに。
キャバクラ店長は萎縮しながら、
はたから見ても分かるような愛想笑いを
振りまいている。
好きなもん頼め!という、ヤクザ。
キャバクラ店長は、1皿280円のエビを選択。
エビ好きなんか!庶民的やな!とヤクザ。
他にも遠慮なく頼めよ、という言葉に
恐らく、高いものを頼むのが礼儀だと
思ったのか、店で1番高い、980円の大トロ
を注文したキャバクラ店長。
急に静かになるヤクザ。
そして一言、大トロは違うよな、と呟く。
器ちっさいな、と誰もが思ったとき、
店内に響きわたる、
「器ちっさいっすね」という言葉。
ドキッとしてヤクザを見ると、
キャバクラ店長が物凄い形相で睨んでいた。
逆に!?
次の瞬間、ヤクザがスマンスマンと謝る。
好きなもん頼め言うたがな、という
キャバクラ店長。
何この関係性、、、
結局、自分は食べ終わっていたけれど、
2人が去るまで、食べたくもない鮪を
注文して、話を聞いていた。
途中からキャバクラ店長が優位に立って、
ヤクザが丁寧になるという展開。
そして最後はヤクザが約5000円の会計を
支払って、キャバクラ店長が偉そうに
ごちそうさん、と言って店を出て行った。
自分の住む世界にはいない人種。
だからこそ面白いんだ。
ヤクザ映画が流行るのはこういうことかな。
日常に溢れる、非日常。
人生は一度、色々なことに耳をかたむけたい。
ちょうど角っこの席で、ちまちま。
夜中の1時過ぎ、小太り40代の、
派手なパーカーの五月蝿いオッサンと、
スーツを着たキャバクラのボーイの
ような50代の気の弱そうなオッサンが、
入店してきて、自分の隣にドガッと座った。
話を聞いていると、
どうやらキャバクラの店長と、
その常連さんのよう。
常連さんはまるでヤクザ。
「特上おごったるわ!食え食え!」
と、ガハガハ笑いながら、野蛮を振り撒く。
タバコを吸いながら、大声で喋る。
特上握りが1700円ということに、
高いな、と言う。こんなに安いのに。
キャバクラ店長は萎縮しながら、
はたから見ても分かるような愛想笑いを
振りまいている。
好きなもん頼め!という、ヤクザ。
キャバクラ店長は、1皿280円のエビを選択。
エビ好きなんか!庶民的やな!とヤクザ。
他にも遠慮なく頼めよ、という言葉に
恐らく、高いものを頼むのが礼儀だと
思ったのか、店で1番高い、980円の大トロ
を注文したキャバクラ店長。
急に静かになるヤクザ。
そして一言、大トロは違うよな、と呟く。
器ちっさいな、と誰もが思ったとき、
店内に響きわたる、
「器ちっさいっすね」という言葉。
ドキッとしてヤクザを見ると、
キャバクラ店長が物凄い形相で睨んでいた。
逆に!?
次の瞬間、ヤクザがスマンスマンと謝る。
好きなもん頼め言うたがな、という
キャバクラ店長。
何この関係性、、、
結局、自分は食べ終わっていたけれど、
2人が去るまで、食べたくもない鮪を
注文して、話を聞いていた。
途中からキャバクラ店長が優位に立って、
ヤクザが丁寧になるという展開。
そして最後はヤクザが約5000円の会計を
支払って、キャバクラ店長が偉そうに
ごちそうさん、と言って店を出て行った。
自分の住む世界にはいない人種。
だからこそ面白いんだ。
ヤクザ映画が流行るのはこういうことかな。
日常に溢れる、非日常。
人生は一度、色々なことに耳をかたむけたい。