5月26日(土)、27日(日)と、ドライブレコーダーがカーナビと干渉する問題を解決すべくがんばりました。
結果として、当方の車では解決しましたので、その結果報告まとめです。
カーナビにどのように干渉したかについては、次のブログをご覧ください。
ドライブレコーダがカーナビと干渉 (2013年5月16日のブログ)
対策1) ドライブレコーダー本体に銅テープを貼る
まずはドライブレコーダー本体から発生しているであろうノイズ対策です。
世間的には、アルミテープがお手軽コースで、まじめコースが鉛テープで封印のようです。
私は銅テープでノイズ対策しました。
銅テープは園芸用品でナメクジ除けとして売られています。
以前は100円ショップでも見かけたのですが、今回探したところ100円ショップでは売られてませんでした。
ホームセンターコーナンにて、298円のものを購入しました。
渡辺泰株式会社の「ナメ駆除テープ」というものです。
1mのものですが、このテープ1本をほとんど使い切りました。
ドライブレコーダーを分解したものです。
外ケースの内側と基板上のチップなどに銅テープを貼りつけます。
基板上のチップの上に必要かどうかはわからいのですが、オーディオでは、チップやコンデンサやクリスタルという部位にノイズ対策、共振対策で銅テープを良く貼られています。
その流用のつもりで基板上に貼っておきました。
銅テープを張ったままで組み戻すと、基板と銅テープが触れるとショートするかも知れません。その対策のつもりで、基板を簡易絶縁します。
用意した物は、パンクして取り外した自転車チューブを裂いてテープ状にしたものです。
これを基板に巻いてビニールテープで繋ぎます。電池部分の蓋は、ビニールテープを貼りつけました。
あとは元通りに組み立てして完成です。
対策2) GPSアンテナ設置場所移動
銅テープ貼り付け済みのドライブレコーダーを車内に設置です。
カーナビ+ドラレコを動作させます。
以前はまったくGPSを受信しなかったものが、3個受信しています。
ついては、銅テープ対策はある意味効果ありでした。
でもねー、ドラレコ設置前はGPSを7個ぐらい平気で受信していたのよねー。
それからするとまだまだです。
次はアースから進入するノイズを疑います。
ちなみに、ドラレコとカーナビのアースポイントは別にしています。
具体的には、カーナビの電源はプラスもマイナスもバッ直です。カーナビのACCも、シガーライターのACCとリレーを組んでバッ直ラインから取り出しています。
バッ直については次の過去のブログをご確認ください。
バッ直電源線を室内へ引き込み (2013年5月4日のブログ)
ドラレコは、従来のシガーライターからACC電源を取り出してマイナスはボティ―アースです。
ついては、カーナビとドラレコはケーブル取り回し上は遠い位置関係と思っています。
世間では、ドラレコの電源線にフィライトコアを挟めば改善された事案も多いようなので、私もフィライトコアを入れてみました。結果は変わらずです。
では、物理的にGPSアンテナの位置を動かしてみます。
助手席側ダッシュボード内のものを、運転席側ダッシュボード内、つまりメーター裏へ移動しました。
写真中央にある鉄板がGPSアンテナのプレートです。この上にアンテナが貼りついてます。
これで、GPSアンテナの確認をしたところ、3個だったものが、4から5個になりました。
でも、ちょっと改善されただけなのよねー。
対策3) アースラインの回りこみ防止
この状態で、カーナビではGPSマークが表示され、位置補足しているのですが、どうしても納得いかない私です。
やっぱり以前の7個の受信をしてほしいのです。
ともかく、それぞれ機械の電源線を切ったり繋いだりして変化があるか確認します。
すると、ドライブレコーダーのアースラインを車体から外したのに、ドライブレコーダーが動いているのです。
これは大発見でした。私が接続した電源ラインではあってはならないことです。はっきり言ってオカルトを感じました。とても気持ち悪いのです。
ともかく気持ち悪い物は原因追究です。
まずは、一緒に動作しているレーダー探知機を取り外してみました。
すると、アレレレ....ドライブレコーダーが動作していません。
次は、レーダー探知機をもとに戻してカーナビ本体を取り外してみました。
すると、アレレレ....これでもドライブレコーダーが動作していません。
ということは、レーダー探知機とドライブレコーダーが繋がっている時に、その二つを経由してアースが取られるということです。
でもねー、カーナビはバッ直でまったく別電源ラインなのよねー。アースポイントもまったく別箇所だし、どうしてー??
レーダー探知機の接続線をよーく確認したところ。
「あっ!!!。もしやコレか!?」
レーダー探知機は、コムテック LX2250 というやつで、アマゾンで¥9157-でゲットしたもの。
このレーダー探知機は、ワンセグ機能内蔵で、テレビ映像を出力できます。
もちろんですが、カーナビの外部入力に接続しています。ここでカーナビとの接続点がありました。
さらに、ドラレコとレーダー探知機は、同じACCライン、同じアースポイントを使っております。
つまり、「ドラレコのアース」―繋がり―「レーダー探知機のアース」―繋がり―「ワンセグのライン出力」―繋がり―「カーナビの外部入力」という図式です。
次に、ワンセグのライン出力、ピン端子の外側が、アースと繋がっているかの確認です。
ピン端子の外側と、車体ボティ―とをテスターで導通確認すると、「ピー」って音がして通電してました。
つまり、ワンセグのライン出力の外側から、カーナビの中を通ってアースされる接続ルートを確認しました。
次に、ブースタケーブルをバッテリーのマイナスに繋いで(プラスは接続しない)、車内にブースターケーブルをもってきます。
ブースターのマイナス端子と、ドラレコのアースポイント箇所(車体のネジ部分)をテスター当てて、抵抗値を測ります。
同じく、ブースターのマイナス端子と、カーナビの外部入力のピンプラグの外側との抵抗値を測ります。
さて、どちらの抵抗が少ない数値を出したでしょう。
カーナビのアース線はバッ直ラインを引き込んでいるので、カーナビの外部入力ピン端子の方が抵抗値が低いのです。
電気の鉄則で、電気は抵抗の低い通りやすいところを流れていくルールがあるので、ドラレコ本体のアースラインにて車体アース接続より、レーダー探知機経由しカーナビにアースされていた方が優先して電気が流れということだと思います。
さて、ここからが検証です。
一緒になっていた、ドラレコとレーダー探知機のアース線を切り離しました。ACCは一緒に接続されたままにしておきます。
レーダー探知機のアースを車体の別場所にアースポイントしました。
さて、これで動作確認すると....
やったー、カーナビのGPSレーダー受信数が7個になっています。
これで解決のようです。
いやー、まさかワンセグの外部接続ラインを経由してアースからのノイズが悪さしているとは思いませんでした。
この接続で半日乗ってみましたが、カーナビはご機嫌さんで、GPSを受信しております。
さて、次は....
ドラレコを付けてから、バックカメラの映像が赤っぽく暗い映像になっております。
これもドラレコのアースノイズのようなものが関係しているのかも知れません。
または、テールランプの線から分岐してカメラを駆動させているので、電源不足や、ランプ関係のノイズが電源船から入っているとか....
あとは、バックカメラの映像と、レーダーワンセグ映像を「リバース連動映像切替機」経由で繋いでいるので、そこでもなにかノイズが絡んでいるのかも知れません。
「リバース連動映像切替機」について知りたい方は過去のブログを見てください。
リバース連動映像切替機の完成 (2013年5月3日のブログ)
そういったものを、次の時間のゆとりが出た時に追及することにします。
昨日はブロクをさぼったので、昨日の体重等もまとめて
昨日の体重は80.0Kg、体脂肪25.2でした。
今朝の体重は80.2Kg、体脂肪25.2でした。
後日、追記です。
バックカメラの映像が赤くなる症状を解決しました。
解決した内容を読みたい方は、次のブログをご確認ください。
バックカメラの映像が赤くなる症状を原因追究&解決 (2013/06/08のブログ)
ナビが衛星受信できないなんて、発覚したときは呆然としませんでした?
意外と思いますが....
動作の怪しい機器のアース線を別の場所にとりなおしてみて動作確認するのが案外近道だったりします。
電波というか電源障害というか....
プラス線から変な電源が入るイメージがあるのですが、案外アースからの進入で挙動不審が多いみたいです。
あと意外な盲点はスピーカー。
カーステレオのスピーカーのすぐそばを電源線が通っていたり、またはスピーカー線と同じ束にしていたりしませんか?
スピーカー線も案外ノイズを出しているみたいです。
一緒に束ねるのは避けて、どうしてもというときは交差するように組み合わせて、というのが良いみたいです。
エアコンon/off、リヤガラスに熱線があるときはそれのon/off にてカーナビになにか変化がないかを試してみるのもお忘れなく。
分かってしまえば、案外つまらないところからノイズをもらっていたりするんですよね。
がんばって犯人探ししてください