本日は日銭稼ぎの内職をする段取りでいました。稼ぎが無いのでちょっとでもお金を工面する作戦です。
そんなのを段取りしていたら嫁から呼び出しです。
なんのことかと思ったら....
洗濯機が壊れた
我家にとって洗濯機がは生活必需品です。
そりゃー、無ければ無いで風呂場で手揉み足踏み洗濯ってのもありますが、その洗濯に労する時間を別のことに使いたいよね。例えば日銭稼ぎとか、なにか売れそうな家財がないか部屋のものを吟味するとか...
食費が云々といいだしている激貧家庭において、新品の洗濯機は絶対に買えません。
嫁も洗濯機を買いに行こうとは言いませんでした。
私に「洗濯機を修理して」ですよ。
はあーっ、私の本日の段取りが....
ということで、激貧家庭のド素人修理が始まります。
この洗濯機ですが、結婚祝いにもらったものでめっちゃ古い機種です。そんなのをまだ使っているのかと言われそうです。
SHARP ES-SS55 という型番です。
今までに素人修理にて、ベルト貼り調整、水漏れ修理をしています。
水漏れ修理したときのブログ記事は次ぎのところです。
2014年2月2日のブログ記事:洗濯機の水漏れを素人インチキ修理した
本日のド素人修理にて延命できるかです。
当方が洗濯機をインチキ修理した内容なのですが、ここでお約束です。
この内容を真似しても絶対に直る保証は一切ありません。
また、なんらかの被害が出たとしても当方は一切の責任を負いません。
真似をされる方、参考情報にされる方は、各人の自己責任において作業されてください。
尚、本来であれば、メーカーサービスマンにて出張修理してもらう内容です。
以上のことをご承知の上で、私のくだらないブログを読んでください。
故障症状は....
嫁がいうには洗濯コースのどこまで作業が進んだかわからない。
洗濯終了のブザーが鳴らないなーって確認したら、「排水」ランプ点灯のまま止まっていた。
電源切って、電源オンして「排水」を押してスタートするが、何の変化もない。
つまり、脱水ができません。
まずはセオリーから進めます。
排水ホースに詰まりがないか確認です。というか排水ホースの掃除をしました。特に酷い汚れはなかった。
次は蓋開閉感知スイッチ不良を疑います。
上蓋を外して隙間を覗き込んだらスイッチがあります。
ここに指をつっこんでスイッチ操作をしつつ動作確認しますが変化無しです。
次は上カバーを分解します。
蓋開閉感知スイッチのON/OFF通電切り替えがうまく作動するかをテスターで計測です。
まあースイッチを見て想定してましたが....。通電悪しです。
スイッチの接点が焼けているというか汚れています。
接点をサンドペーパーで磨きました。
再度テスターで通電確認してOKになりました。
これでどうよ。って動作確認しますが変化無しです。
さあー次は洗濯機の裏になりますよ。
排水できないので洗濯槽の中は水が満水なんですよ。
洗面器で水をくみ出します。浅くなったらタオルで吸い取って絞ってというのを繰り返します。はあー面倒だよー。
水が抜けたら、やっと洗濯機を寝かせます。
洗濯機って部品点数としては少ないよね。
でも、モーターやらスイッチやらは、そこそこゴツイのがついてますよね。
まず私の目が反応したのはVベルトです。
ひび割れ酷し。経年寿命迎えてます。交換必須です。
しかし手元にベルトがあるわけではないので、ベルトの型番だけをひかえてそのままです。
さあー問題の排水弁部品を確認です。
排水弁から伸びているアームを引っ張ったら、弁が開いて排水開始、かつ、洗濯層ギヤをフリーにクラッチアームを一緒に動かしてます。
ふーむ。こいつを引っ張るんだけど、だれがそれを引っ張る、なにかリンクアームが外れているんか?と周辺を確認するのです。
そして、とてもつまらないことに気づくのです。
排水弁から伸びているアームの延長上の黒い部品にヒゲのようなものがチョロットありました。それを引っ張ったら切れたワイヤーでした。
はあーっ。ワイヤーでダイレクトに引っ張っているってか?
それも信じられん、こんな細いワイヤーなのかい?
このタイミングで一般的には修理断念、修理続行、どちらが多いのかな?
我家は激貧なので駄目元で修理続行です。
ワイヤーを引っ張る仕掛けはどうなっているのか取り外して確認します。
ワイヤーがネジ止めだったらいいんだけど....
うそーっ。めっちゃ小さいタイコアンカーだったー。
ネジ止めならワイヤー交換してやれと思ったんだけど、タイコとなるとそういうわけにはいきません。小さいタイコを準備してワイヤー先にタイコを繋いでって、タイコになる部品がありません。
やっぱり切れたワイヤーを繋ぐしかないってことか....
手元にポンコツマイカーのアクセルワイヤーを自作したときの部品があるんです。
太さが全然違いますよ。でもこれしかワイヤーがないのよ。
でも、拠りワイヤーは考えようによっては太いは細いになるのです。
拠りをほぐしてみました。
ワイヤーをリンクするスリーブ金具を持ってないので、自動車の伝送ハーネス作成するときに用いるギボシを切断して流用します。
ワイヤー2本をギボシカシメ部分にてカシメ固定して、その隙間にハンダを流しました。
太さの違うワイヤーを強引に接続しましたよ。
ワイヤーの先端を「排水弁から伸びているアーム」に絡めます。
同じようにワイヤーをギボシカシメ部分でかしめて接続完了です。
これで理屈はいけるはずです。
洗濯機を組み戻しまして、電源オンです。
「排水」動作させてみます。
はい、排水動作OKです。
ひととおり簡易動作確認してみます。動作OKです。
実際の洗濯は明日の洗濯物で実行です。
ってことで、これで洗濯機の修理は完了です。
DIY大好きさん、去年の9月に書き込んでくれた 椎名秀則さん、コメントありがとうございます。
皆さん洗濯機修理にチャレンジするんですね。
他機種の部品流用にたどりつくところは、DIY大好きさんの情報収集力はすごいです。
私なら....
機械独自の部品をメーカーから調達しなければならないとなったときに、部品番号と値段がわからなければ多分挫折していると思います。(自作インチキ修理できそうなら対策修理すると思いますが...)
さてさて....
我が家のこの洗濯機ですが、本日も元気に働いています。ということて素人修理から3年以上延命できています。
後継機種ES-TX800用排水モーター(SHARP型式:2106300579)に交換して動作しています。
取付ねじが以前付いていたものでは短かったため、長いものをホームセンターで手入手して交換しました。