12日前(2021年11月19日)にしたクラウンワゴン弄り内容です。
当日のクラウンワゴン弄り時間は5時間でした。
いやー、11月後半はいろいろと忙しかったのよ、ブログ書く時間がなくていろんなネタが積み残しでそのままボツになっていくんだろう。
それでもクラウン弄りネタは自分の作業記録なので書いておきます。
私のクラウンワゴンは、オートマではなくミッション(チェンジ)なんです。
それも室内中央床にシフトレバーがあるのではなくハンドル根元にレバーがあるんです。コラムシフトというやつで10年ぐらい前のクラウンタクシーとかで見かけるタイプです。
そのシフトレバー操作をミッションまでシフトリンクロッドを組み合わせて伝えているんです。つまり何箇所かの接続部を経由して棒が繋がっているってことです。
その棒が接続している部分に緩衝材としてゴムブッシュが挟まっているのですが、そりゃーシフト操作する度にガチャガチャと擦れるわけでゴムが痩せていくのよね。
そのゴムが痩せるとシフト操作がガバガバになるし最悪は走行振動でチェンジレバーが動いて走行ギヤが勝手にニュートラルになってりしかねなくなります。
そうなると実質走行困難車体になりますので今のうちに対策修理します。
パーツ図からです。シフトリンクってこんな感じで2通りの棒を使って接続しています。
その棒が通っている箇所が、車体下から覗き込んでエキゾーストパイプ(マフラーのパイプ)の上なんです。つまり車体床裏とエキゾーストパイプの隙間を通っています。
そうなるとエキゾーストパイプを取り外してシフトリンクを弄るのがベストなんですが、もうお年寄りの車体についているマフラー固定ネジがまともなはずないんです。
27年間路上からの風と跳ね上げ水にさらされているのでネジが錆でマフラーに一体化しています。そんなネジを外すのは危険だよね。ネジが折れるぐらいならまだいいのですがマフラーの肉がほげたりしたら超大変なことになるので無理してエキゾーストパイプを取り外すことはしませんよ。
エキゾーストパイプの隙間から工具を差し込んでゴソゴソすれば、エキゾーストパイプを外さなくても隙間からシフトリンク一式が抜き取りできるだろうと考えます。
シフトリンクの支柱は、車体フレームとミッション本体間をブリッチする形で固定されています。
それの車体側はこんな状態でして、車体側のボルトナットは緩めることができました。
ミッション本体側は目の前にナットが見えているんですよ。
このナットに合うサイズのスパナを所有していませんでした。ついてはモンキーを使って回そうと努めるのですが、私が所有しているしょぼいモンキーでは道具のほうが捻れてナットを際スコトができませんでした。
ついてはシフトリンクそのものをごっそり取り外すことをあきらめました。
ついては支柱部分に組み込まれているサポートブッシュとブーツの交換はあきらめます。尚、支柱部分に組み込まれているサポートブッシュとブーツはガタをそんなに感じないのでそのままでもいいだろうという判断です。
ではでは、エキゾーストパイプの隙間から手を差し入れてシフトリンクの外せる部分をバラバラに取り外していくことにします。
エンジンルームから伸びるリンクロッドと車体下のリンクロッドを接続している部分です。
リンクピンが貫通して固定されています。
ミッションのアウターシフターアーム部分です。
ここのリンク部分にも同様にゴムブッシュが入ってます。
ミッションのアウターシフターアームと接続しているシフトロッドを切り離しました。
エンジンルームから伸びるリンクロッドと車体下のリンクロッドを接続している部分も外しました。
リンク部分は、リンクピンが差し込まれていて抜け止めとしてRピンのようなものが差し込まれています。
Rピンのようなものと表現していますが、私はこんなデザインの抜け止めピンを初めて見ました。
この抜け止めピンの正式部品名ってなんというんでしょうね。
ゴムブッシュを抜き取るのに苦戦しました。ロッドにきつきつで打ち込まれています。
指で押しこむ程度では抜けませんでした。
M6ナットをブッシュセンターに当てたまま、それをペンチで挟み込んで押し込むことで抜き取りできました。
取り外したシフトロッドは汚れ落とししてシャーシブラックでお手軽塗装しておきます。
分解して気づくのです。あれれ部品が足りないじゃん。
どういうことになっているのか推論します。
隙間から手を入れて部品を外していくのですが、1本のロッドが隙間のずーっと奥で取りはずのに苦戦したんです。その苦戦してロッド両端のリンク部分は部品が揃ってました。それ以外のそんなに苦戦せずに手が届くリンク部分は遊び押さえのウェーブワッシャーが入ってなかったのです。
まさか、ウエーブワッシャーが擦れてちびて無くなったってことがあるのん?とか考えたのですが...
取り外したブッシュを見てみると....
ウエーブワッシャーが入っていない箇所のブッシュはそんなにちびていないのよ。部品番号が読み取れる状態です。
手が届きにくい上側のロッドはウエーブワッシャーが残っていて、そこについていたブッシュはズルズルにちびているのよ。
上側のロッドは部品交換されていないと考えるべきです。
えーと、これって....
前オーナーのときに、シフトリンクのブッシュ交換しているんでしょう。
そのときの整備が下からそんなに苦もせずに届く部分だけ交換しているんでしょう。
その整備士はウェーブワッシャーを組み戻し忘れしているってことですよね。
ちなみに、上位置のロッドはブッシュズルズルなので7mmほどの隙間でものすごくガタガタでした。
下側のロッドはウェーブワッシャーが入っていなかったので2mmほどのガタがある状態でした。
それらのガタが組み合わさってシフト操作フィーリングが頼んないことになっていたってことです。
そうそう、平ワッシャーも組み合わせるのですか2枚が外径違うやつがはまってました。
もちろんブッシュ交換されている箇所でして、整備士がワッシャーを落として紛失とかしたんでしょうね。とりあえずで外径の小さいワッシャーをつけたってとこでしょうか?
この平ワッシャーはゴムブッシュを押さえる板になるのでサイズは重要ですよ。
手持ちで同じのがないかなーとジャンクな物を発掘してみます。
よっしゃーまったく同じサイズのワッシャーを見つけたぜー。
そうそうリンク箇所を固定しているピンです。錆クズではなかったのでグリス塗りたくって再利用しますが、このピンもトヨタからいつまで部品が出るかわからいので、将来に流用部品を探すかもしれない、その時用に各サイズを記録しておきます。
シャフト系はM8用の穴に通すので直径7.7mm。ピンの長さは20mm。抜け止めピン穴は先端から2mm。
次の箇所に挑戦しますよ。
ミッションのアウターシフターアームのブーツが破けているんです。
破けていたら車検に通らないはずなのでブーツを交換しようと企みます。
そのためにはアームを外さなければなりません。
アーム固定キーが差し込まれていて、そのキー先端にネジ溝が切られておりナット締め上げでキー固定抜け止めになっていると考えました。
ナットを緩めたら、キー(ナットが入っていたネジ溝シャフト部分)をハンマーで軽くコンコンと叩けば抜けるのかと思っていたのですが....
キーが抜ける気配がありません。
思いっきりハンマーで叩くとミッションに入り込んでいるシャフトに強い衝撃を与えることになるので、ハンマーでどつきたくるのはしたくありません。
これは深追いしないでブーツ交換をあきらめることにします。
さあー折り返し作業ですよ。
ブッシュはもちろん新品をもちいます。
ウェーブワッシャーも新品を用います。
組みつけのグリスはゴムブッシュが入るのでゴム刺激が少ないようにとウレアグレスを用いました。
もちろんガタもありませんよ。
ブッシュやせよりも、ウエーブワッシャーでテンションをかけるほうが重要のようです。
シフトリンクの遊びがほぼなくなり、それぞれのロッドが真っ直ぐセンターで繋がったのでシフト動作がスムーズになりました。
アイドリングのときにシフトレバーがブルブルと暴れていたのが嘘のようにぴたりと動かなくなりました。
ということで、シフトリンクのブッシュ交換は重要ですね。
そして、モゾモゾした走りの犯人は誰だろうにて、まずはタイヤを疑うの続きです。
右前のタイヤを元に戻します。
今度は美足り前のタイヤを予備と交換してみます。
走行してみて....。
はい。ピョンピョン跳ねるのは変わらずです。
ということで、後輪のタイヤがおかしいのは確定だと思います。
シフトリンクブッシュ交換したので総走行距離の記録です。
総走行距離 217184km でした。
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