古い車に乗っているとサビが出てきて大変。これは旧車乗りならいろいろと悩みながら、そして楽しみながら、対策していることだと思う。
私のR-2君も、サビ発生箇所多数ありなのだ。
サビを落として、ペーパー掛けてつるつるの地肌を出すところまではいい。それは時間と手間をかけてあげれば解決するのだ。
問題は露出した地肌を、次に錆びさせないようにどうするかなのだ。
ようするに、錆びないように脱酸素してあげる。つまり塗装してあげるのだけど....
旧車レストア界では、「POR-15」という黒い塗料が良くつかわれているみたい。
ネットをググルとあちこちから情報が出てくるので、有名な塗料なのだろう。
あとは、「エスコ」というボンドモドキも使われるらしい。
そんな中、ちょっとマイナーだけど、私が手を出したのは「亜鉛めっき塗料」といったものでした。
私なりに、物理的に遠い場所に在住の鈑金関係の仕事をしている知人に聞いてみた。
「ボロボロ車の対錆塗料って何がいいかい?」って....
すると、「どれが良いかはお勧めできないんだけど、本当は綺麗な鉄板を切って貼ってして腐食の無い鉄板状態にして、プラサフして綺麗な塗装を上塗りなのよねー」との返答。
「でも、おまえが素人作業で遊ぶんやろ。鉄板切り貼りはしないでケレンで誤魔化すんだよねー」といわれてしまった。プロの鈑金屋にかかれば誤魔化すという範疇になるらしい。
「有名な3点の塗料の欠点をいうから、欠点を乗り越えれそうなものを選んだらいいのとちゃう。良い点はネットで調べたらいくらでもでるでしょ。」とのありがたいアドバイス。
それをようやくすると....
POR-15は、サビ箇所は異様に食いつくが、錆びていない綺麗な塗装の上には食いつかない。つまりベースをかなり荒れさせて塗ることが前提で塗る以上は古い塗料を綺麗に剥がしてかなりケレンしなければらない。
逆にいうと、酷いサビでグスグスの鉄をプチ補強も兼ねるのならいいと思う。
エスコは伸縮の追従がほとんどない。車の鉄素材は伸縮するもの。
特に薄い鉄板は伸縮し、たわむもの。その伸縮を考えると、ある日突然エスコが剥離したり、素材の鉄が歪んだりすることあり。
ついてはエスコを使うならサビ箇所の脱酸素目的だけで最小限につとめること。
けっして、袋になっている箇所に垂らし込むように流し込んでつかったりするものでない。しかしサビ箇所ってそんな部分ばかりでしょ。
めっき系塗料については、ローバルというメーカーのものだけ信用できる。
亜鉛めっきとほとんど同じ性格をもち、通電性もある。亜鉛が錆びて白く固まることで、下地の鉄腐食を防ぐもの。
しかしながら、亜鉛の上には一般的には塗装ができない。なので、上塗りができるグレードの亜鉛塗料を用いて、塗って数日間放置して亜鉛層をしっかり空気反応させてから、亜鉛用プライマー吹いて、プラサフ吹いてと面倒きわまりない作業がまっている。
ちなみに、その鈑金屋がどうしてもごまかしで作業で対錆塗料を使う時は、亜鉛めっき塗料で攻略していくとのことでした。
さて、鈑金屋がめんどうだけど亜鉛塗料を使うといっていたので、私もその系統に手をだした。
で、購入したのが「エボ ローバル」というもの。
どういった塗料なのかについては、次のメーカーホームページを見てください。
http://www.roval.co.jp/products/epo_roval.html
ちなみに購入価格は、ヤフオクにて、1kgサイズを送料込¥2368-でした。
さて、これを使う作業はいつになることやら....
まずはR-2君の降ろしたエンジンをバラスことが優先で、ボティ―のサビは後回しです。
9月25日(水)今朝の体重は78.8Kg、体脂肪25.0でした。
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