昨日の作業内容です。
私の所有しているジャッキがあがらなくなって半年以上です。
最初は上がった位置を保持できずにゆっくり下がってくるようになり、最終的にはぺこぺことレバーを上げ下げしてもまったくあがらなくなりました。
ジャッキがないとクラウンワゴンを持ち上げて点検する気になれず今まで放置プレーしてました。でもねークラウンワゴンがもうすぐ車検なのよ。車体裏を確認しておきたいよねー。
ジャッキの修理についてはブログで知り合いになった方から、その症状ならここをこうしてあーしてと現場経験の知識を教えていただきました。
それから何ヶ月経ったっけ?いよいよというかしぶしぶジャッキをいじる気になりました。
まったく上げ下げできなくなったジャッキです。
故障したジャッキって鉄の大きいガラクタでしかありません。
油圧シリンダーに油が無くなってエアが噛むことで上げ下げが不憫になるとのことで、オイルを補充すれば使えるようになるとのこと。
使えるようになるがオイルが何故に減ったのかは別問題。大抵はじんわりにじんで減っていくので定期的に補充なんだけどどこかのシールが破れてたりホースが裂けてたりしたらそれの修理が必要。ともかくオイルいれて様子をみることが先だったかな?
こやつのオイル入れ箇所はここで、ゴム栓されている。
ゴム栓を触られて「こりゃーゴム千切れるかも?千切って中にゴム片を落としたら大変なので私はここで抜かないよ。自分でなんとかしな」って教えをくれた方は口頭アドバイスでした。
とりあえずゴムを手でムニムニすると結構硬いのよね。いつから弄られていないのだろう。経年劣化硬化は間違いないだろう。
ドライヤーでゴム栓を暖めて少し弾力を取り戻してから作業にかかります。
スクレッパーでそーっと探りを入れると、なんの抵抗も無くスーッと想定以上の深さへ差し込まれていく。って、それはまずいじゃん。
本当に抵抗がなかったのよ。もしかしてすでに千切れているとか?なんなの?
スクレッパーやドライバー、ピッキングツールといった道具でこじるのはあきらめます。
スバル弄りで50年前のゴムを引き抜くときに一番活躍したのは自分のゴットハンドですよ。つまり素手でゴムの感触を常に感じながら撫で回してなんとかするんです。
素手でつめの先ほどのゴム栓を剝がしにかかります。
ドライヤーでホクホクになるまであぶりました。指でゴムを揉みしだきます。
体温ぐらいの温度まで下がったらまたドライヤーで炙って揉みしだきます。
揉み揉みしながら先っちょを転がすようにして回転を加えていくと、じんわりとゴムが回り始めました。
ここまでくればしめたものです。ドライヤーでまたホクホクにしてからゆっくりと回しながら抜いていくだけです。
実は回り始めたときにシリコンオイルを吹きつけてやれとかも思ったのですが、ジャッキポンプ内部に異なるオイルが入ったらまずいかも?と思って油を差すのはやめました。
今思えばジャッキオイルを隙間に注してウニウニすればよかったんだよね。
はい、抜き取ったゴム栓です。
裂けてました。スクレッパーで強引にめくらなくてよかったー。
で、このゴム栓をまた再利用するわけにはいきません。
ゴム栓がなくなったよ。仕方がないので注入口にアルミテープを貼って封をすることでごまかすことにします。
中身は所詮オイルだよね。溢れてもオイルだからとりあえずはアルミテープで封印でいいよね。と自分に言い聞かせるのです。
ジャッキに入れるオイルは揮発性のない緩いオイルだったら何でもいいとアドバイスもらいました。エンジンオイルの緩いタイプをもちいればいいよとか....
でも、ド素人の私がする作業なので安全パイと思うオイルを用意しています。
AZのジャッキーオイル32という代物です。
ホームセンターでも売られているような代物なので良くも悪くも無く平均点なのだろうと判断しました。
オイルを差込口から溢れる手前まで入れてジャッキを上げ下げしたら空気が抜けてオイルが減るのでまた注してというのを繰り返してと教えをもらてます。
おおおっっ。確かにジャッキがちょっと上がった。でもちょっとだけ。
一番下まで下げて、またあげ始めるとさっきより少し高い位置まで上がった。
また下げて、おっとオイルが確かに減っているぞ。オイル追加して...
とかなんとかでヘコヘコ繰り返してオイルの継ぎ足ししてとかをするんです。
おおおおっっっ、ご機嫌で上へサクサクといきり立つジャッキへ若返った。
もうオイルは入らないぞという感じになったので、アルミテープで封印しました。
写真の一番上にいきりたっているときに封印しました。
わかる人はここで「ニマニマ」するんでしょうね。
私はド素人なので初体験です。初体験で失敗するんです。
ジャッキを下げます。真ん中ぐらいまで下がったところで....
「ブッシャー、シャーシシャー」って潮吹きです。
顔面シャワーくらいました。顔はまだいいです。髪の毛がーっっっっっっ。
あちこちに油が飛散です。どれだけ勢いよく吹き上がっているんだよ。
ジャッキ放置プレーして、飛び散った油で汚れた棚に道具にというのをウエスで吹き掃除が先です。
ひと段枠してから、改めてジャッキの確認です。
ホースが破けているとかだったら嫌だぞ。
うーん。俺が貼り付けた前貼りアルミテープの隙間から潮吹いているってことだわ。そんなに気持ちよく溢れていたのか?
で、こんな注意書きに気づくのです。
「受金を最低まで降ろし、給油口まで油を入れてください」
えっ?最低まで降ろしだったのかよ。
最低状態にて油マックスにて上げ下げして、また最低まで降ろして油が減っていたら追加しろってことだったのか。知らぬとはいえド素人は呑めるところまでいきりたたせて油が入っていく状態で満タンにしたので噴出したってことですね。
はい、ド素人の失敗です。これで経験値をちょっとだけ上げました。
念のため上げ下げ運動を何回もして、一番下がったところでアルミテープで穴隠し、前貼りしました。
何回も上げ下げテストします。前貼りの隙間からお汁が滲んでこないかと撫で回して確認です。
とりあえず大丈夫のようです。
格闘の跡ですよ。高い油なのに、こんなに吹きこぼれているよ。
もったいないことしたなー。と思うのです。
で、ジャッキ復活したので、この跡はクラウンワゴンをポンプアップです。
もちろん顔に油被ったままです。髪の毛は最低です。気持ち悪いわー。
クラウンワゴンを持ち上げてごにょごょは次のブログ記事へ続きます。
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