こんなの参考にする人がいるのだろうか?
でも知人に話したら、「そういう情報ほど価値があるんだよ。ブログに書きな」みたいなこと言われたのでアップすることにした。
我が家のエアコンは、三菱 MSZ-GX258-W という機種。98年製です。つまり16年生ですね。
こいつが故障して、素人修理した記録です。
ことの発端は先週の金曜日(7月12日)夜のことだった。
「明日は早朝から海水浴に行くから、早めに寝て熟睡しておくぞー。今晩は贅沢にエアコンをつけるのだー。」と嫁さんと合意して、我が家では超贅沢なエアコンをつけて寝たのだ。
一時間ほどしたら、嫁さんが起きて「エアコンがバカになっている。」と汗だくになりながら私を起こした。
ボケながらの私は、自分も汗だくになっているのを確認し、とりあえず水を飲みに行って....
「明日は早いのだから、エアコン止めて窓全開にして寝な」と連れない返事で死ぬように寝たのでした。
そして、数日経ち、7月15日(海の日)になって、エアコンの動作確認をした。
電源入る。リモコンに反応する。風は出るが、単なる扇風機状態。
冷房、暖房でも、同じ状態で、単なる送風機と化していた。
とりあえず室内機のカバーを開けて、右側の説明をいろいろと読むと、故障診断モードなるものがあることがわかった。
インターネットでググッてみると。リモコンの「運転切替」+「リセット」押しで、リモコンが故障診断信号モードになることがわかった。
その状態で、リモコンから電源オンをすると....
「ピッ」と1回音がして、室内機の診断。室内機は異常無い模様。
もう一度、リモコンから電源オンをすると....
「ピッピッ」と2回音がして、室外機の診断。
これで異常診断が出た。ランプが4回点滅。
フムフム、室外機の過電流遮断と....
過電流かー。室外機だからなー。こういうのはナメクジや虫が基板の上で貼りついているパターンかなー。
と、屋上の室外機を開けることにした。
もちろんエアコンの電源コンセントは壁から抜いておきます。
さて、室外機を開けると....
この後もサイドカバー等、外装をごっそり外していきます。尚、外した状態の写真を撮り忘れていた。ごめんしてね。
大したメカは入ってないのね。そりゃそうかー自動車のエアコンと同じようなものと考えればいい。
ファンを回して、冷却コンデンサーに強制的に風を当てる。
冷却コンデンサーの中を冷媒が通っている。冷媒の効率がいいようにコンプレッサーで圧をかけている。
コンプレッサーの駆動効率をよくするために、インバーターで電圧を上げているというところかな?
自動車ならエンジンの回転でコンプレッサーの圧をかけるけど、家庭用クーラーは電気でコンプレッサー圧をかけるのよねー。
で、この理屈なら、コンプレッサーや、ファンはまず壊れないでしょう。やっぱり基板関係だよねー。それより過電流遮断だから、どこかでトラッキングのようなことが起きたと思うのよねー。
で、基板を見たら、逆さまにセットされているタイプだった。まぁー、基板のパターンは見やすいということ。でも、意外に綺麗な基板でした。
基板の表面は確認しないで、今度は室内機と繋がっているところを確認することに....
「けげっ。こりゃーいかん。」「これはトラッキングというかショートしてもおかしくない。」と独り言をいってしまった。
恐ろしく、ホコリが堆積し、湿度でべっとりと貼りついていたのだ。
まずは、これを徹底掃除だ。それと、室外機のあちこちも掃除するのだ。
我が家の室外機は虫が入った形跡はなかった。蜘蛛の巣もなかった。
ともかくホコリがすごかった。これが16年分のほこりということか。
で、問題の端子を掃除したものがコレです。綺麗になったでしょ。
これで、エアコンがどうなったか、故障診断モードで確認。
すると、エラーの内容がかわった。
今度は「基板故障」というものになった。
ともかく、過電流の判断は無くなったので、進歩したということだろう。
さて、基板についてネットをググッてみると、室外機と室内機の両方に基板があって、どちらが悪いかはそのエラーではわからないとのこと。
ようするに基板を確認して判断しろってことかい。
と、ここで夕方になってきたので、とりあえず修理中断。室外機を元通りに組み立てました。
さて、本日、7月17日になって、ちょっと仕事が中途半端になったのと、気分的に仕事したくなく気分転換したかったので、またエアコン修理に挑戦した。
まずネットで再度調査。
基板の故障は、「ハンダクラック」「トランジスター不良」がほとんどとある。
コンデンサーのことについては特に触れているページはなかった。たしかに単なるでっかいコンデンサが数個ついているだけに見えたので、チマチマと制御目的ではなさそうなコンデンサなのでまぁーいいということか?
だって、オーディオのパワーアンプのようなコンデンサついているんだもの。これは単なるインバーター用の安定電気確保目的だよねー。と素人考えにいたった。
まずは、このでっかいコンデンサー電気が残っていてビリビリしたら嫌なので、コンデンサの電気を抜くことから考える。
どうせオーディオと同じやり方でいいかな?と、半田コテのコンセント部分をコンデンサの足部分にあてて、電気を使うことにする。テスターで測って、11Vあった電圧が0.5Vとかまで下がったのを確認。
あとは、基板のハンダを確認。フムフム。ハンダクラックがあちこちにありますなー。
ああっ。このコンプレッサーに向かっている部分のハンダクラックは致命傷に見えるなー。
ともかく、ハンダクラックを修理すぺー。と半田コテをウリウリしました。
さて、動作確認です。
まずは故障診断モードで確認。今度はエラー表示無し。
そのまま室内機の強制運転スイッチをポチっとな。
「おおっ、動いた―。」エラーが出ている時は強制運転スイッチが反応しなかったのよねー。
強制運転スイッチを押して電源を止めて。
今度は、リモコンから通常運転開始。
「おおっ、涼しい風が出て来た。」って、当たり前のことにちょっと感動。
このまま30分ほど運転して、問題なさそうなのを確認。
あとは室外機を元どおりに組み立てて修理完了となりました。
と、これが素人修理のありさまです。
尚、素人修理はとても危険なので、自己責任の意味がわからない人は絶対にしないでください。
室外機をあけてわかったのですが、室外機内はインバーターで増幅された高電圧が流れています。そこで感電すると危険ですよ。
なにごとも用心、そして指さし確認で作業を的確にすすめることが大事です。
以上、素人エアコン修理の報告でした。
素人なので修理は頼みますが、故障診断助かりました。
古い機種ですからね。でも具合がいいんです。
大切に使い続けるつもり。ありがとうございました。
こんなネタでも書いてみるものですねー。
そちらのエアコンは復活したでしょうか?
安い費用で復活できたらいいですね。
急に冷えなくなって室外機のステータスランプ10回点滅で空冷ファン異常とのことだったけど動作状態に不審な点がって検索していたらこちらにたどり着きました
この手の修理は中高生の頃は良くやってたんですがスルーホールが当たり前になってうっかり忘れてました
まだ現役使用中の20世紀の電気機器があるのにしばらく扱ってないとうっかりしちゃいますね
以上お礼の書き込みでした、ありがとうございます
以前に書いたエアコンネタにコメントがあって驚きです。
まめさんのエアコンは修理完治できましたか?
私のところは、別のエアコン死亡が本日に発覚です。
気分はハニャーッってヘタリポンになってまーす。