本日のスバル弄りは2時間30分でした。
シリンダーヘッド残り1個をリューターで白錆研磨です。
ずっと研磨して完成。
前々回に研磨完成しているもう片方と並べて記念写真です。
裏面ね。
ここでマスキングテープが中途半端に貼られているのは...
耐熱塗料を塗るためにマスキングしていたら、「しまった写真撮影するのを忘れているぞ。」と気づいて慌てて撮影したからです。
耐熱塗料を塗るためのマスキングをチマチマとしまして...
裏面に耐熱塗料を吹き付けました。
で、吹き付けた写真を撮影するのを忘れてます。
というのは、この後に大参事が発生して復旧に大変だったのです。すっかり最後に塗装途中の写真撮影するのを忘れるぐらいだったのです。
次の仕事です。
先週にクラッチハウジングカバーを固定しているのですが、その時の作業メモに「ボルト1本の締め付けがおかしい。後に増し締め等の再確認をすること」とあったのです。
締め付けがおかしい内容は、「ボルトが締まっていく当りがなく、いつまでもまったりとボルトが回り続ける。なのでほどほどで締め付けを止めた」とあるのです。
そういえばそうだった。と思いだしまして増し締めします。トルクレンチで1Kgで行くのですが、1kgに行かないままずっと回りつづけます。それでもそれなりのトルクがありつづけます。前回もそんな感じでおかしいなーだったのです。
1kgになるまでずっと回してやれ。M6の張力ボルトが1Kgで破断するわけないと信じてクルクルといきまして...
何の音もなく「スッ」と軽くなりました。
はぁ~っ。やってしまった。
と、私の滅亡した顔を想像してください。
さて、ボルトが破断なのか?メネジ側がズルズルバカになったのか?
新品ボルトを奢っているからねー。クランクケース側はアルミ合金にネジ溝タップしているからねー。
メネジ側がズルズルバカになったのだろうなーと落胆です。リコイルとかM8ボルトナット貫通作戦とか大変なことが脳裏をよぎります。
結論ですがボルトが折れてました。
新品のボルトだよー。鉄とアルミだとアルミの方が柔らかいだろーっ。
と、頭の中で「ふざけるな!」と思いつつも、ボルト破断の方が被害が少ないのでホッとするのでした。
で、折れたボルトの六角側はこんな状態
長いボルトです。もちろんの途中折れなので、残骸がメネジ側にあるのです。
はぁー、クラッチハウジングを外して折れボルトの抜き取り作業だなー。とか、これからの労力を嘆いていたときです。
ふと、なにげに見たものに幸せの予感がありました。
反対側にボルトの先端が飛び出しているのです。
これは、めっちゃラッキーです。
この先端をつまんで貫通させてしまえばいいのでは?
バイスプライヤーで挟んで4分の1回転で微速前進で折れボルトを回します。が....。
折れボルトが長くてつっかえてしまいました。
つまりこれ以上ボルトを貫通抜き取りすることができません。
くそー。腹立つなー。とか思いながら...
リューターの刃先を小さいグラインダーへチェンジです。
「チューイーン」ってやって抜けボルトを切断です。
残りをバイスプライヤーで挟んで回してなんとか貫通抜き取り成功です。
抜き取った折れボルトを並べて考察します。
まちがいなくボルトが伸びて破断しているのです。
全体が伸びるのではなくメネジに刺さったところはそのままでメネジとの境界線あたりで伸びていると考えます。
さらに、このボルトの間に挟んでいたスプリングワッシャーです。
なんと、キズらしいものはなくテンションもしっかりある状態です。
新品ボルトが破断するぐらいのトルクって凄い力でないとならないと思うのよね。ワッシャーなんて潰れると思うのよね。それがこの綺麗な形状で出てきたのです。
そもそも、鉄の新品ボルトとアルミ合金のメネジです。メネジ側はタップを立ててボルトがするする通るようにしていました。
鉄のボルトの方が硬くて強度があるかと思います。なのにボルトが伸びたのです。
ちなみに、抜き取ったメネジに、古いボルト(オリジナルの腐食ボルト)を通すとスルスルと通るのでメネジ側のネジ溝は潰れていないのです。
で、折れた新品のボルトですが、自動車用で売られていた7マークボルトなのよね。
7マークボルトって、7Tボルトで、8.8強度の張力ボルトだよ。
そんなのが1Kgに行かないトルクでボルトが伸びてねじ切れるなんてあるの?
ワッシャーがつぶれていないんだから本当にトルクはかかってないよ。
私には理解不能です。
尚、クラッチハウジング固定に同じ新品ボルト6本を用いてます。ちなみにサイズはM6×40mmです。
1本は今回の破断です。残り5本はしっかりトルクがかかって締まってます。
つまり、この折れた1本だけ焼き入れが甘いとかの不良品だったってことなんでしょうか?
まあー、この段階でダメボルトがまじっていたということに気がついただけ良しと前向きに考えることにします。
もう新品ボルトの予備がありませんので、元々ついていた錆腐食ボルトから程度の良い1本を選択して、それで締め付けました。
もちろん1Kgで問題なく固定できました。
後ろのボルト飛び出しはなく、ボルトの先端が少し見えるところでとまってます。
同じ長さのボルトだったので、折れたボルトは後ろからあんなに飛び出すだけボルトが伸びたということですよね。
はあー。不安だわー。
新品ボルト、それも自動車用ってやつの張力ボルトを入手しているのにこのありさまってどうなん?
手元に用意しているいろんなボルトたちの強度って本当に大丈夫だろうなー。
って、疑いだしたらキリが無いんでしょうけどねー。
はぁー、どうなんでしょうねー。
私の心はドロドロの闇の中でしゃがみこんでますよ。
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