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11/20礼拝説教「神のことばの確かさ」

2016-11-20 21:55:58 | 説教メモ

   <ヨハネ4:46-54「神のことばの確かさ>   

 活水学園中高生生徒修養会は大変興味深いものが
ありました。講師は、学生に向かって、
「神はいるか、いないか、どちらでもないか?」と、
投げかけられた質問は、人生で最も大切な
問いかけだったからです。
 
 確かに、目に見えない神を信じることは決して容易ではありません。
しかし「みことば」の小道を歩むことによって、
私たちは神と出会うことができるのです。
天地創造の始めに「光あれ」という神のことばによって光が現れ、
そして、全てのものが造られたゆえに、私たちの人生の土台と出発を
「神のみことば」に見いだすことができるのからです。

 ヨハネ4:46で、病気の息子をもつ父親が登場します。
当時、イエス・キリストは、特に高い地位にある人々から軽蔑の目で見られていました。
ヘロデ王は、民衆に人気のあったバプテスマのヨハネを殺害し、
そのヨハネの働きを引き継ぐようにして現われたイエスに対しても敵意を抱いていました。
ですから、役人だった父親がイエスのもとに行くことは、
自分が不利な状況におかれることを覚悟しなければなりませんでした。
けれども、この父親は自分の息子を救いたい一心でイエス・キリストのもとに来たのです。

 聖書は、「悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、
あなたはわたしをあがめるであろう」(詩篇50:15)と言っています。
神様は、私たちが神様に出会う手段として「苦難」を用いられます。
苦難の中で初めて、投げ出すことができるものがあり、
時には家族、友人からも離れなければ見えてこないものがあります。
故三浦綾子氏は本の中で「孤独のとなり」に神がいるという言葉を書き残されました。

 ヨハネ4:46に登場する「役人」は、イエス様に,
「子どもが死なないうちにきて下さい」と必死で頼みました。
けれどもその時イエス・キリストが父親に与えたものは、
「お帰りなさい。あなたのむすこは助かるのだ」(50)というお言葉だけでしたが、
父親は「自分に言われたイエスの言葉を信じて帰って行った」(50)のでした。
後に息子が癒され、治り始めた時間を検証し、
イエス・キリストが「あなたの息子は助かるのだ」と
言われた時刻が同じだったことを知って、
「彼自身もその家族一同も信じた。」(53)のです。
主のご栄光はその人だけでなく、
全家に及んでいることを知らされます。(創世記22:15-24)
 
 人生の苦難は避けて通れません。
しかし主のみことばが臨む時、そこは神の栄光が現される場所となり、
祝福の始まりとされます。私たちに何かを成す力がなくても、
神のおことばを頂くことこそ私たちには無限の希望があることを信じようではありませんか。
みことばこそ確かな人生の土台であり、出発点です。

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