主にお会いするために

2015年1月13日(火）


孤独になれ

主にお会いするためにひとりになる。

イエスは、わたちにすべてのことをつねに解き明かされると考えてはならない。
彼は、私たちの理解力に応じて、解き明かされるのである。
その時は、わたしたちの魂について詳しく語られる。

神は私たちをご自身の望まれるように形造られるために
永遠の時間をかけてゆっくりと働かれる。

神のために役立つ者となるためには、
私たちの弱さを神の光に照らして頂く必要がある。

私たちは自分自身について驚くほど無知である。
自分自身がしっと深いことも、怠惰なことも、
誇り高いことも私たちは知らない。
イエスは、恵みをもって働かれる前に、
これらのことを明らかにされる。
その時、一体誰がこの事実を直視できるだろうか。

自分自身を知っているという考えを、
私たちはまず取り除かなければならない。
それは、高ぶる心から生まれたものだからである。
これが、信仰生活において最大ののろいとなる。

私たちを知っておられる方はただひとり、
それは神である。
もし私たちが、神の前に自分がどのような存在であるかを垣間見たならば、
「私はあまりにも価値のない者だ」と言うこともできなくなる。
なぜなら私たちは、それ以上に、自分の価値のないことを悟るようになるからである。




「ご自分の弟子たちにだけは、
すべてのことを解き明かされた。」
マルコ４・３４



365日の黙想「いと高き方のもとに」
著「オズワルド・チェンバーズ