葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

服を着たままでどうぞ。

2006-07-14 03:27:09 | 仕事
 なぎのは治療院では、基本的には服を着たままで施術をしています。

 まぁ流石に上着は脱いでもらいますし、あまりに分厚い、もしくは硬い生地であれば、脱いでもらうこともあります。中にはトレーナーなどを持参して着替える方もいらっしゃいます。要は施術を受ける側がリラックス出来る格好ならいいのです。

 ちなみに、鍼灸治療(基本的に私のカミさんが担当)の場合は、当然それなりに脱いでいただきます。

 こちらとしては、布地が硬いとか厚いとかよりは、質感の方が気になります。すごくツルツルしているとか、逆にザラついているとか。極端に柔らかい素材も、バランスが取りにくかったりします。しかし、衣服にも肌にも、直接掌を当てて施術することは、まずありません。上から木綿の手拭いを掛けるからです。手拭いを通す事で、そこそこ一定のコンディションを保って施術出来るのです。

 この、手拭い・・・人によっては、これがタオルだったり、毛布だったり、衣服そのものだったりしますが・・・を、通して施術する。直接クライアントの肌には触れない、というのが、按摩を按摩たらしめる原則なのです。

 マッサージの場合は、本来なら衣服は可能な限り脱いだ状態で、肌に直接触れて施術をします。ただ触れたのでは少々痛いので、パウダーやオイルなどの滑剤を使用します。それでこそマッサージという手技の本領を発揮できるのです。

 「でも、直接肌に触れようが触れまいが、滑剤を使おうが使うまいが、擦ったり揉んだり按じたりしている事に変わりは無いだろう?」と思われるかもしれません。

 確かに、本質を押さえて技術を磨いていけば、行き着くところは同じかもしれません。しかし、ここではそういう根本的なことはちょっと置いて、あえて枝葉を見てみましょう。

 で、その枝葉については次回。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベッドは便利。 | トップ | 按と揉。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事」カテゴリの最新記事