goo blog サービス終了のお知らせ 

葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

一方通行の施術じゃなく。

2008-11-17 08:08:03 | 仕事
 いつだったか、テレビでディズニーランドの従業員が、お客さんのことを「ゲスト」と呼んでいるのを見て、「へえ?」と思ったものです。

 私は何でもかんでも横文字で表現するのは嫌いな方なので、「普通に『お客様』と言えばいいんじゃないか、なんて大人気ない反応をしてしまいましたが・・・

 考えてみると、「ゲスト」と「お客様」は、ニュアンスがちょっと違いますね。
(ああっニュアンスも横文字だ。でも『意味』っていうとちょっと違うし)

 「お客様」というのは、どこか一方通行で、ひたすらサービスを提供される側、という意味に取れます。
 でも「ゲスト」というと、ただサービスされるだけでなく、従業員とゲストと、(ホストとゲストと言うべきか?)一緒に楽しい時間を作っていこう、という雰囲気が感じられます。
 そう考えると、ホテルや旅館、レストランなどでは「お客様」の方が通りやすいような気がしますし、ディズニーランドのような遊園地だと、「ゲスト」と呼ぶ方がふさわしいように思えます。

 あ~、これって治療もそうかも。
 患者は「ペイシェント」だけど、これって「お客様」よりも「ゲスト」に近いような気がします。
 治療ってただ一方通行に押し付けても効き目が薄いんですよね。うん。

 ※この記事は、別のブログから転載しました。カテゴリー改訂「引っ越してきた記事」参照。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 危険な誘惑。 | トップ | 誰に向けての仕事か。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事」カテゴリの最新記事