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葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

頭の位置。

2006-12-11 21:58:42 | 仕事
 頭の位置や角度を、どういう形で落ち着けるかというのは、色々なスポーツの中でそれなりに重要事項です。大抵は「顎を上げずに引く」「頭から突っ込まない」といった所でしょうか。

 按摩でも、やはり顎が上がった姿勢での施術はあまり良くありません。頭が突っ込むような押し方も、クライアントに体重を浴びせる格好になるので、取り合えず強い圧は出せますが、力の制御がし辛いというリスクは大きいです。

 結局、真っ直ぐに首を立てるというのが無難です。そのコツは、気功法の立ち方などの注意点にある「頭の天辺で天を押し上げるような」イメージが便利です。しかし、ただ首だけに注意していても効果は低いようです。常に全身のバランスの兼ね合いを感じながらでないと。

 ・・・で、最近の私の修正ポイント。どうやら私は自分のイメージよりも猫背気味だったようです。(上体反らしが苦手なので、その傾向があるとは思ってましたが)猫背の状態で、胸椎を基準に首を真っ直ぐに立てると、俯き加減になってしまいます。しかし、私はそれでも前を向くようにしていました。結果的に、顎が上がっているのに近い状態だった訳です。

 そこで、胸を緩めて伸ばすように立てて、それに従うように頭を真っ直ぐにすると、体の軸の安定が増して、按ずる圧の沁みこみも深くなりました。

 「顎を上げない」「頭から突っ込まない」というのは、要は脊柱を中心とした軸を真っ直ぐ保つためのコツで、そうでなければ頭の位置だけが真っ直ぐでも、それは見かけだけだということです。・・・と、今更再確認しました。

 まあ、これでまた胸に意識が行き過ぎると、今度は腰が固まったりとか、別の場所に不都合が出るのでしょう。一点集中は程々に、全体との調和を感じながら、という事で。  
 

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2 コメント

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Unknown (ぽいめい)
2006-12-12 21:56:04
私は気を抜くとすぐに猫背になってしまいます~。
今は寒いのでよけいです。
先日七五三の家族写真を撮った時、「お母さんもっと背筋伸ばして、顎引いて」ってカメラマンさんに言われました。
やっぱり背中が曲がってるんだーってちょっぴりショックでした。
見た目にも姿勢は綺麗なほうがいいですよね。
それが仕事にも影響するのなら尚更です。
最近tsumuを抱っこしすぎて腰が痛いんだけど、もしかしてそれも姿勢のせいだったりするのかな?
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ぽいめい様へ (按じぃ)
2006-12-15 01:28:06
三歳ぐらいの子供を長時間抱っこしていると、姿勢がどうこうというよりは、力学的に腰に負担がかかり過ぎてしまいます。
だから私は、アユ君は抱っこよりも、殆んど肩車です。肩車なら、体の軸の真上にアユ君を乗せられるので、腰への負担は少なくて済みます。
でも髪の毛を掴まれるので、グシャグシャになりやすいです。ジェルが固まりきっていない時など、すごい頭になってしまいます。
あと、抱っこよりおんぶの方が腰の負担は軽くなる筈です。でも「抱っこの方が好き」な子だと使えない・・・。
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