↑カッブヌードルの味噌味、ミニサイズである。
別に珍しくもなんともないとお思いの方もいらっしゃるであろうが、私にとっては珍しいのである。
どの位珍しいかというと、ブログの記事にしてみようと思うぐらいである。
このカップヌードルは、近所のスギ薬局でワゴンに載っていたものだ。
だからパッケージに見切品用の値下げシールが貼ってある。
ミニサイズであること。
見切品で値引きされていること。
味噌味は食べたことがないということ。
これらのどれ一つが欠けても購入には至らなかっただろう。
私は滅多にラーメンを食べない。
特にカップ麺に至っては、間違いなく年単位で食べていないはずだ。
だからチーコさんやアユ君は、ダイニングカウンターに置いてあったこの味噌味ヌードルを見て、「誰が食べるんだ?」と思ったらしい。
私自身、この商品を購入した動機を問われたら、正確に答えるのは難しい。
単純に「食べたい」というのとはちょっと違う。
恐らくは十年以上食べていない「カップヌードル」の味の記憶と、現実の味を擦り合わせてみたいという、例えるならタイムカプセルを開けるような感覚に近いか。
で、実際に食べてみると。
…一口目から、もっとガツンと「味噌!」だと思っていたら、意外とノーマル味に近くて、麺を食べ終わってスープを飲む段階になってから、今度こそ「あー、味噌だ」という印象。
とても刺激的で、でも食事という感覚とはちょっとズレてるような。
でもってやっぱり謎肉は「あーこれこれ」と思ったし。
だが、脳の奥にしまい込まれていた記憶と一番一致したのは、食後しばらくしてからの、何となく鼻風邪をひいたような微熱が出たような感覚であった。
久し振りの味わいに、そこそこ壮大な時間の流れとか、ノスタルジーみたいなものを感じるかと思えば、案外頭は冷めていて、それはそれで満足感の裏返しのようでもあり。
でも一番驚いた?のは、カップの素材が紙になっていたことだったりするのだ。
やはりカップ麺とは縁遠くなったらしい。
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