↑WAONカードである。
床に無造作に置かれていたのを撮影。
所有者はチーコさんか、カミさんか、共有しているのか実はよく知らない。
とにかく私のカードではない。
まあ私はWAONに限らず、カードを持たない方ではある。
特にそういう主義というより、何となくそうしているだけではあるが、結果的に使っているカードといったらICOCAぐらいか。
で、私は今朝方このカードを見た瞬間、反射的に「あ、テレホンカードだ」と思ってしまった。
いや、こういうデザインのカードを見たら、そう感じてしまう年代だということだが、人は世界を「自分の見たいように」見がちで、「ありのまま」に見るのは難しいということでもあるか。
ちなみに、そもそも私はWAONカードというのがどういうものかもよく知らない。
なのでこの奈良公園をあしらったカードを手に取って、裏面の説明を読もうとしたら、文字が細かくて読めず、老眼鏡をかけて再トライし、このカードに対する認識を深めたのである。
新しいものを古い感覚で処理しそうになることも、身体的な事情から情報処理能力が落ちることも、まあ老化の一端であって、それはそれで「いとをかし」には違いない。
が、よくよく考えてみれば若い頃でも「知らないことを自前の知識で無理矢理解釈しようとする」という意味では似たようなものだったのではなかろうか。
ちょっとだけ目を凝らせば、若者にとっても年寄りにとっても、常に世界は危うい趣に満ちているのである。
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