金属中毒

心体お金の健康を中心に。
あなたはあなたの専門家、私は私の専門家。

ちょつと覚書

2011-10-08 10:52:09 | Weblog
テンプル ほとんどフランス人 ユーグはフランス語 フランスににらまれる拷問財産没収火刑 魂の救済すら受けられない最低の死刑 自ら使うのはいつもフランス語(つぶやきも思考も) 後は必要に応じて数各国語使用 外見はフランスに似ている。好戦的 戦闘に特化(どこのサ○ヤ人ですか)

ヨハネ最後までイスラムと戦った 地中海の島を転々とした。ロードス マルタ 今マルタで病院経営 ラテン語 フランス語 フランス スペイン ドイツ  大地を持たない唯一の国家として国連加盟

ドイツ騎士団 全部ドイツ人 貴族の2男3男ばっかり 
東方植民 バルト海 のちのプロイセン ドイツ統一 見方によれば社会的に一番成功したのはドイツ騎士団
ラテン語フランス語ギリシア語スペイン語ドイツ語

本人たちは気が付いていないが3騎士団の固有能力(誰かな、ギアスとか言ってるのは)
テンプル ユーグ 想いを強化、鼓舞する
ヨハネ  ヨハネ 想い(慾)を浄化する カトリックの告解に適応している
ドイツ  ギル  想いを純化する。目的とする。この性質が後にプロテスタントに適応しやすかった1因。
         ギルのこの能力はプロイセン統一・ドイツ統一に役立った。
後にユーグの火刑により、ユーグの能力は兄弟に宿る。ユーグの最後の叫び「生きろ」が祝福(呪い)の力を発揮。


1291アッコン陥落
この時ヨハネ騎士団を救うべく、当時の総長がギルを連れてアッコンに走った。目的はドイツ・ヨハネ騎士団の合併。
結局うまくいかず、傷心のギルはしばしヴェネチァでお休み。史実としてこのころドイツ騎士団の本部はヴェネチァにあった。
この時後のフェリと接触。
魂の本拠地ともいえるアッコンを失い、またエルサレム奪還の任を解かれ、仲間を失い、守るべき民を死なせ、己の存在価値を疑うギル。存在の不安定化。そんな時出合ったフェリ。…ギル側の認識のみでもいい。フェリは神聖ローマのことで手いっぱいでギルのことに気がつかない。この場合、美しいヴェネチァの街そのものが重要。守ってきたものは美しさ。フェリを見て、自分のやってきたことはこの愛らしい天使を守っていたのだ。意味があったのだ。
その誇りを抱いて東方に赴くギル。
これより幼年期を脱する。

プロイセンになってからもギルのこの誓いを変らず
  
ギル視点では
ロマーノ守るべき対象 神様に最も近い存在
フェリ守りたい対象
ドイツ守る対象弟
神聖ローマ敬愛の対象感謝の対象にいさま
ヨハネおにいちゃん
ユーグあにき
ブランデンブルグ相棒

ひまわり セシウム 2000年 西暦3986年

2011-10-08 02:42:04 | APH
 人類が宇宙に出るのは必然だ。地球には寿命があり、それを超えさせるために神は人という存在を進化させたのだから。
そんな風に言ったのはどこのエスエフ学者だったか。あの時代なら誰でも言いそうだから創作かもしれない。

 かってプロイセンと呼ばれたギルベルトはこの1500年間地球と地球の周りを回るコロニー群を見ている。
自己管理型の監視衛星が今のギルの本体。
 
 ヒトガタをとった国が宇宙に住むようになったのはこの1500年ほど。
今や、コロニーにお国様がいるのは常識となった。コロニーに生まれたものは誰でも1度はお国様に会いそれによって国民意識を持つ。コロニーによっては幼少時にこの出会いの儀式をするが、たいていのコロニーでは成人式を兼ねて18歳頃行われる。

 ここ旧ソ連邦合同コロニーでも成人式を行う。若い国民を祝福するのは女性型のお国様、ウクライナ。
豊饒な大地を表象する豊かな胸に、たいていの若者は目をくぎ付けにされる。

 たいていのコロニーでは成人式は単なるお祝の式典にすぎない。
ただひとつ。旧ソ連合同コロニーを除いて。

 新成人の若者たちは儀式の最後にお国様からあるものがたりを聞く。それは1000年以上前。まだウクライナが地球にいたころのお話。

チェルノブイリという土地で起きた原発事故。その毒は意図的にベラルーシの地に降り注がれた。浄化の方法は無く、人はあの土地を救えないまま宇宙に出た。
「このコロニーには本当ならあと2人、国がいるはずだったの」
ウクライナは語る。若者たちが一度も習わない過去を。今のコロニーの政府はあの時代を事を無かったことにしたいらしく、若者たちにあの事故を含めほとんどのことを教えない。だからコロニーの民がこれを聞くのは一生に一度だけ。
 「妹のベラルーシは毒をこれ以上広げないために封印として石棺に入った。弟は、本来ならこのコロニーの中核になるはずの立場を捨てて、地上に残っている。今も地上にいるの」
 「何のために地上に」
若者の一人が尋ねた。
「ロシアちゃんもベラルーシもヒマワリが好きだったわ。いつか、ベラルーシが石棺を出る日のために地上をヒマワリで見たすために」

「そしてこれがお前たちの故郷の姿だ」
ふいに部屋にはいない男の声がした。
誰であるか、ウクライナには見なくても分かった。この1000年以上、年に一度だけウクライナに通信してくる男。一時期は家族でもあった存在。
「ギルベルトちゃん」
「よー、ウクライナねぇちゃん。一年ぶり。あいかわらずいい乳だな」
 天井の旧式の大モニター画面に黄金に輝く平原が写しだされた。
ズームが切り替わり、その平原が背の低いタイプのヒマワリであることがわかった。
 本来ならEUに所属する衛星であるプロイセンは年に一度だけ自分の意思のみで通信回線を開き、高感度カメラで地上のある場所を写す。
石棺のある場所を。
去年まで映像は荒れ果てた廃墟であった。
「イヴァンはやりとげたぜ」

1000年よりもっと前、地上に住んでいた人類の学者があることを見つけた。植物の中でただ一つヒマワリだけが放射性物質を取り込んで浄化できる。ただし、その能力は低く浄化のためには1000年はかかる。
人類は浄化をあきらめ、石棺を封印するにとどめた。その封印が壊れかけ、それを内側から支えるためベラルーシは石棺の中に入った。

イヴァンは石棺の周囲にヒマワリを植えようとしたが育たなかった。やがて人類は地上を離れ、ほとんどの国もそれについていった。
ただひとりイヴァンは地上に残り、ヨーロッパのはるか南の国、スペインの土地から始めヒマワリを植え続けた。少しづつ北へ妹の待つ土地へ。

年に一度だけ地上の様子が写される。始めての年から今まで映るのはただ廃墟と、その後でカメラの位置を変えて写されるヒマワリに覆われたヨーロッパ大陸。
始めてそこに違うものが映る。
ウクライナの瞳が大きく見開かれる。偶然歴史の生き証人になった今年の新成人たちも身じろぎもせず画面を見上げる。