http://www.yomiuri.co.jp/national/20140429-OYT1T50000.html
小田急駅メロにZARDの曲を…市がラブコール
2014年04月29日 09時39分
電車の発着時にホームに流れる「駅メロ」。
神奈川県秦野市は、音楽グループ「ZARD」の曲を同市曲松の小田急線渋沢駅で使ってほしいと、小田急電鉄に“ラブコール”を送っている。2007年に他界したZARDのボーカル坂井泉水さんは秦野育ちで、渋沢駅を使って通学していた。市は、丹沢登山など年間40万人の観光客を迎える玄関口を、愛され続ける名曲でPRしたいと考えている。
20日午後、渋沢駅近くの百貨店前。恒例の丹沢まつりに合わせ、実行委員会が招いたZARDのコピーバンド3組が路上ライブをした。そのうちの1組「ZEST」のボーカル和かずさん(34)は、適応障害で家に閉じこもっていた時、ZARDの曲に救われたという。「人生を肯定する坂井さんの曲が駅で流れ、たくさんの人に聞いてもらえたらいいな」と願う。
坂井さんは同県平塚市生まれの秦野市育ち。県内の高校、短大への通学に渋沢駅を利用した。「教室で歌っては喝采を浴びた」「評判の美人で駅員にも言い寄られた」。地元ではそんなエピソードも残る。
駅メロのアイデアが出たのは2年前。元同県伊勢原市民で石川県在住の男性ファン(52)の提案がきっかけだった。
「現駅舎落成20周年、ZARDのヒット曲『負けないで』も発売20周年です」。男性がインターネットでアイデアを披露すると、300人超の賛同者が集まり、中国や韓国、台湾からも「実現したら渋沢駅に行ってみたい」とのメッセージが寄せられたという。
秦野市は要望活動に観光協会と商店会連合会も巻き込み、今月3日には古谷義幸市長が小田急本社に出向いた。駅メロ実現への思いを強く訴えたという。
小田急グループのCSR・広報部は「要望をいただいたので諸課題を調べる」としており、要望活動の中心となる市企画課は「来年1月の市制60周年事業の目玉の一つにしたい」と意気込んでいる。
小田急駅メロにZARDの曲を…市がラブコール
2014年04月29日 09時39分
電車の発着時にホームに流れる「駅メロ」。
神奈川県秦野市は、音楽グループ「ZARD」の曲を同市曲松の小田急線渋沢駅で使ってほしいと、小田急電鉄に“ラブコール”を送っている。2007年に他界したZARDのボーカル坂井泉水さんは秦野育ちで、渋沢駅を使って通学していた。市は、丹沢登山など年間40万人の観光客を迎える玄関口を、愛され続ける名曲でPRしたいと考えている。
20日午後、渋沢駅近くの百貨店前。恒例の丹沢まつりに合わせ、実行委員会が招いたZARDのコピーバンド3組が路上ライブをした。そのうちの1組「ZEST」のボーカル和かずさん(34)は、適応障害で家に閉じこもっていた時、ZARDの曲に救われたという。「人生を肯定する坂井さんの曲が駅で流れ、たくさんの人に聞いてもらえたらいいな」と願う。
坂井さんは同県平塚市生まれの秦野市育ち。県内の高校、短大への通学に渋沢駅を利用した。「教室で歌っては喝采を浴びた」「評判の美人で駅員にも言い寄られた」。地元ではそんなエピソードも残る。
駅メロのアイデアが出たのは2年前。元同県伊勢原市民で石川県在住の男性ファン(52)の提案がきっかけだった。
「現駅舎落成20周年、ZARDのヒット曲『負けないで』も発売20周年です」。男性がインターネットでアイデアを披露すると、300人超の賛同者が集まり、中国や韓国、台湾からも「実現したら渋沢駅に行ってみたい」とのメッセージが寄せられたという。
秦野市は要望活動に観光協会と商店会連合会も巻き込み、今月3日には古谷義幸市長が小田急本社に出向いた。駅メロ実現への思いを強く訴えたという。
小田急グループのCSR・広報部は「要望をいただいたので諸課題を調べる」としており、要望活動の中心となる市企画課は「来年1月の市制60周年事業の目玉の一つにしたい」と意気込んでいる。