生きている意味なんかない
ただ死んでいないだけ
その死んでいないことに意味があるのかもしれない
にしても生きづらすぎる
風船が割れた
というより
コップの水が溢れた
という方があっている気がする
針を刺されたというより
ほんの少し水を注がれただけ
その状態で注ぎ続けるから
どんどん溢れていく
いいことも悪いとも
なにもかも
色のついていた水がどんどん薄れて
もう無色の水でしかない
黒は何を混ぜても黒
その黒も薄まって
今はもう無色でしかない
そうだ
いつの間にか普通じゃないとって普通にならないとって
普通を当たり前のように思ってた
そういえば小さい頃から変わった子だった
自分は普通にしてるつもりでも
変わってるって言われてきた
だからって、人と違うことをしようとか
特別な才能があるわけじゃない
ただ何となく自分は異物なんだなって思ってきた
だけどいつの間にか
異物のわたしが普通になろうとしていた
何が普通わからなくて
「普通は」「普通は」って言われるたびに
頭の中がぐるぐるして
自分の考えすらわからなくなって
ただただ苦しかった
普通の方がいいんだろうけど
多分もう普通にはなれない
普通の人ができることがわたしにはできない
やり方がわからない
考え方もわからない
教えてもらっても理解できない
普通を望むのなら
わたしを殺せばいい
いよいよカウントダウンが始まった
明日はまた集中攻撃か
何をしたらいいのか
何をしたいのか
もう何もわからない