超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

『不倫幸福論』・・・なんだかな~

2007年09月25日 | 日記
先日、旅先で読む本を探していたところ
『不倫幸福論』なる本を文庫コーナーで発見。

なになに?
ずいぶんと思い切った題名つけとるじゃないか?!
とパラリとめくってみたら

『結婚したら恋をしてはいけないのだとしたら、人生味気ない』
というような内容の一文が最初に書かれてあって、

確かにねえ・・・。
結婚しようがしまいが、異性(同性の人もいるだろうけど)への興味や関心がいきなり無くなるわけではあるまいし
激情に駆られるって事もあるでしょうし・・・。

で、ついウッカリ購入してしまったわけ。
すごく共感できるんじゃないか?なんていう期待ビンビンで。
で、旅先で読む前に買ったその日にお風呂で読みきっちゃったわけ。
(30分の入浴中に読み終わったわ


まあ、なんていうか。
「何だかなあ・・・」という感想を抱いてお風呂からあがった私です。


あれなの?
不倫っていうと『男=既婚 女=独身』ていうのがお決まりの構図?
でもって、トレンデイードラマ(古!)みたいな生活してるのが条件?

渡辺某大先生の著書やら、その他いろいろのものでは
そうとは限っていないようですけど、
とにかく、この『不倫幸福論』の前提はそれ。
御自身、及び御自身の周辺の方の御経験に基づいてお書きになってるんでしょうね、
という印象を受けるないようでした。
何ていうか一つの面からしか見てないっていうか・・・。
で、この著者様のお書きになっているものは『不倫』モノばかりだった。
(小説は無くエッセイです)。

どんだけ不倫してるわけ?あなた????
いや、別にいいんですけどね。
1冊や2冊ならともかく、10冊以上書くということは
それだけ書くべき御経験があるのでしょうし・・・。
いや、それは別にいいんですけどね。
ちょっとビックリいたしました。

でね、まあ、女子が独身だろうが既婚だろうがキャリアだろうがノンキャリだろうがいいんだけど、
『上級の不倫 大人のロマンス』でいるためには
ジタバタせず、グジグジせず、すがりついたりするようなみっともないことをするんじゃないよ、とエラク格好良く滔々とおのべになってらっしゃってね・・・。
『上級の不倫 大人のロマンス』を楽しむ女は絶対にハイヒール履けとかね、
恋人の他にボーイフレンド持て、とかね
孤独で居られる女でいろとかね、

グジャグジャしちゃいかん!というわりに ずいぶんグジグジと細かくおのべになってらっしゃる

御自身がお辛い恋ばかりしてらっしゃるのでしょうか・・・。
なんだか、いろいろと理屈を捏ねていらっしゃるのが、
すご~く表面的な気がして。
自分のスタイルだかなんだか知らないけど
そんな鎧ばかり身につけていたら、不倫ばかりか不倫じゃない恋だって窮屈だろうなあ。

わたくしも辛い恋をしたことがないわけじゃない。
というか、辛くない恋なんて無いわよ。
グジャグジャと泣きたくなるようなモノばかりよ。

辛いから、いろいろと自分の中で自分を正当化できるものを探したり
自分の自信をキープできるような言い訳をしたりするんだよね。

正直読んでて虚しくなっちゃいました。
そんなもの、人にいわれてどうのこうの出来るものじゃないだろう。
自分自身の心の均衡は自分で保つしかないんだし。
ファッション雑誌で『自分のスタイル』みたいなモノを提示されて
それをそのまま受け入れたら変でしょ。
『自分』て何よ?
読んで励まされる方もたくさん、たくさんいるんでしょうけどね。
(それだけたくさんの不倫系著書をお出しになっているのだから)


ほんとう、お疲れ様です。

『上級の不倫 大人のロマンス』
このフレーズがなんとも悲しくって気恥ずかしくてね・・・。
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9 コメント

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なるほど… (とみしゅう@ケータイ)
2007-09-25 19:04:41
道ならぬ恋というのは、古来から文学のテーマとして幾度となく取り上げられていますよね。

性的衝動というやつは、古今東西を問わず抑えがたいのでしょう。

ただ、その手の話はうまいこと“文学化”されていないと、単なる生臭い話になりかねません。

“コイバナ”を身内同士の雑談や相談事として処理するのが、一番妥当じゃないかと思います、はい。
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おひさしぶり! (うめもも)
2007-09-27 13:29:57
葉月節、大爆発ですな・・・。

>というか、辛くない恋なんて無いわよ。
グジャグジャと泣きたくなるようなモノばかりよ。

ぱちぱちぱち~。
そう、同感。
恋に辛くないものは、ないと思うね。きっぱり。

しかし・・・。
>『男=既婚 女=独身』・・・ですか?
じっさい、不倫同士っていうのも多いと思うし、
この反対もあるじゃん。
まぁ、筆者は経験にもとづいているのかね?

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おひさしぶりです~! (たんぽぽ)
2007-09-28 01:20:10
なんともご無沙汰してしまってお許しください・・・。時々お邪魔してコソコソっと拝読させていただいておりまする~。

不倫幸福論・・・。
なんとも、悲しい響きです。
人は「コレが正しい」と声を大にして言うとき、心の裏腹だったりしますよね。
傷つきたくないから?ポジティブにもっていこうと?
なんだか妙に同感してうなづきながら記事を読ませていただきました。
もしかしたら、「不倫幸福論」というものもあるかも知れない。けれど、それは大人に変身したり、上級者になったりして「こうあらねばならぬ」というものではないと思います。
そして、不倫の形も色々ですものね。決め付けた不倫像はいただけません。

かっこいい恋なんて、気取るだけのもので、心は泣き叫んでいるのが本物ですよね。かっこつけたって、つけなくたって、打算のないものが恋の真髄なんだと信じたいです。



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とみしゅうさんへ (葉月)
2007-10-03 08:30:48
お返事遅くなりまして申し訳ございません。

『その手の話はうまいこと“文学化”されていないと、単なる生臭い話』
んまい!!
そうですねえ。
かなり上から広い視野にたって(地球を宇宙から眺めるように全体的に)表現してもらえるといいんですけどね。
お金払って人の日記読まされちゃったみたいな印象がしましたです。
はい。
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うめももさんへ (葉月)
2007-10-03 08:38:53
御無沙汰してます~~。
でもって、おそレスでごめんなさい。

人の恋路は所詮人事だからね。
自分で折り合いつけて、上手くやって事件沙汰にさえなら無いようにやってもらえれば言う事無いんですけどね。
ちょっと一面的すぎやしませんか?
とね・・・。
なんだかな~、とね。

昨日の朝日の朝刊に”婚外恋愛”をお互いに求め合っている夫婦のレポが載っていたけど、
そんなレアな御夫婦以外の不倫は、文字通り
倫理に外れたものであることは確かなわけで
『妻から奪う何ていう気は毛頭無いのが好し』何ていう発言を
堂々と胸を張っておのべになっていらっしゃるのが
文部科学大臣の下に”陳謝”に訪れたわりに、ちっともお詫びしている様子じゃない某協会の理事長みたいで、なんとも。
(に、しても、大臣ペコペコしすぎて悲しかったわ)

返信する
たんぽぽさま (葉月)
2007-10-03 08:46:09
お久しぶりです~。
わたくしも、時折お邪魔して姫の御成長振りを拝見させていただいております^^

『人は「コレが正しい」と声を大にして言うとき、心の裏腹だったりしますよね』
いえてる。
自分に言い聞かせて正当化しているとき!!
自己反省・・・。

しかし、ふと感じましたが
愛と恋ってやっぱり違いますよね。
著者がおのべになっているのは「恋」の部類なのかもしれません。

妻と夫の関係は愛、だとするならば
「不倫幸福論」の男女の関係は恋、なのかな?

『恋』は色鮮やかで、起伏に富み、切なく苦しく熱いものだけれども
『愛』は穏やかであたたかく、落ち着いたものなのかもしれません。


考えてみたら
「愛してる」って、今まで男性に言ったこと無いかも。

ちょっと朝からショックなことを思いついてしまいました。
いいのか、わたし。
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愛と恋・・・・。 (たんぽぽ)
2007-10-04 05:46:50
確かに愛と恋って違いますよね。

「恋」は落ちるものだけれど「愛」は滲み出るもの? 夫婦愛はまた別で育てるものなのかも知れません。

男性に愛してるって言ったことが無い?
それは素晴らしいことにも思います。軽く言ってはなりませぬ!その真っ白な心がすごくいいな!
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たんぽぽさんへ (葉月)
2007-10-04 21:16:36
素晴らしいことなのだろうか。

秋ゆえ、ちょっと愕然としておりまするよ(苦笑)

『「愛」は滲み出るもの? 夫婦愛はまた別で育てるものなの』
誠に・・・。
コツコツ育てて、いつしか大きな花を咲かせて実を結ぶ。
たんぽぽさんのお宅の姫は、その小さな実の一つ^^
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素敵 (たんぽぽ)
2007-10-04 23:28:17
なんだか、とても温かい言葉をいただいた・・。愛の実・・・なんだか心がぽかぽかしてきました。ありがとうございます~!
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