超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
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オババの好き勝手な独り言。

いつもと違う京都

2011年05月07日 | 旅行 & 出張

震災後、福島の原発が水素爆発を起こし

成田は自国に戻る外国人の方々で

羽田、東京駅は西へ行こうとする人々で混雑したことは

誰でも知っていることです。

 

私の兄は外資の某企業に勤めているため、

あの時に本社機能を関西にすぐに移動した事に伴い

早い時期に家族で関西圏に行くことになりました。

(すでに戻っていますが)

 

実は、私も一時京都にいました。

 

3月は仕事が落ち着いており、もともと長い休みになっていました。

兄から「お前もしばらく移動したらどうだ」と言われたこと、

それから、彼からも「仕事が休みなら、京都にでも行ってのんびりしてくるといい」

と強く勧められたこと、

それらに背中を押されて、結局10日くらいいたでしょうか。

 

いつまで、と予定も決めなかったので

いくつかのホテルを転々と移動しながらの滞在です。

 

新幹線には、報道で見た通り小さな子供と母親の姿が多く見られ、

ホテルでも同じ状況でした。

あるホテルでは、スパで赤ちゃん連れの若い女性と一緒になり

ひとしきり、地震の事や原発への不安を話すこともありました。

 

 

いつもの京都旅行と異なり、”観光”気分もなく

(もちろんお寺巡りもしましたが)

気分は沈みがち。

あまり贅沢してもいられず(いったいいつまで居ることになるか見通しも立たなかった)

居酒屋さんやお好み焼き屋さんでの夕食、ということもありました。

 

多くの時間をホテルで過ごし、

その間はTVのニュース(NHKの水野解説員がわかりやすかった)と新聞に

どっぷりつかって、結果的に不安を募らせる結果となったような気がします。

 

京都の街はいつもと変わらぬ賑やかさ。

人々は笑顔だし、お店も活気があります。

でも、こちらの気分が鬱々としていると、やはり楽しめないのですね。

 

今回は時間もたっぷりあったので奈良まで足を延ばしましたが

大仏を見ても、何を見ても、

仏に願うことは被災地の平和と復旧、復興。

 

想うことはどの人も同じなようで、供えられた蝋燭・絵馬などあらゆるものに

『被災地が1日も早く復興できますように』

『お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします』

などの文言が並んでいました。

 

京都を充分に楽しめるように、次は穏やかな気持ちの時に訪れたいな。

 

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1 コメント

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こんにちわわ (otaco)
2011-05-07 15:37:34
葉月さん、京都に一時避難されていたんですね。それだけでもかなり被曝を免れていると思います。ちょっと安心しました。私も水野解説員のおかげで結構原発の勉強ができました。水野さんが「外出しないでください。洗濯物は干さないでください。干してある洗濯物は諦めてください。換気扇を回さないでください・・」と一生懸命説明しているときは、こりゃただごとじゃないなと思い、恐怖でした。

ほんと、今度は楽しい気持ちで旅行できるといいですね。

ところで、九州新幹線のCMは最近こちらで流れるようになりました。先日、テレビで初めて3分バージョンを見ました。PCと違って50インチテレビで見るのはなかなかでしたよ。ぜひ、九州へも遊びに来てください。
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