母と秋の夜長

今の職場が丸の内にあることで
母からしょっちゅう(？)誘われる。

銀座で買い物の帰り
病院の定期受診
なんやかやで一人外出すると
わたくしのことを思い出すようだ。

と、いうよりも
支度をしているときには既に心積もりが出来ているに違いない。

先日も留守電にメッセージがあり
予定もなかったので、母の買い物の戦利品を見せられつつ
食事をした。

一度連れていったら
いたくお気に召したようで、再度リクエストされた
居酒屋さんだ。

面白いコンセプトで
その日、築地の市場で訳ありのために捌けなかったお魚をリーズナブルに提供してくれる。
形が不揃いだったり
数が揃っていなかったり
急にキャンセルになったりしただけで
鮮度はバツグン。
お値段は良心的。


お刺身の盛り合わせの金目鯛が
チョー美味しかった。


いい歳をしてすっかりご馳走になるのもどうかと思うのだが
日本酒を嬉しそうにすいすい呑む母を見ながら
これも親孝行かな、と思う秋の夜長なのだった。