(久留米絣)
久留米絣は福岡県久留米市を中心に、八女市、筑後市などで織られています。
久留米絣は木綿織物の中で代表とも言える存在です。
今まで勉強した中ではまだ琉球絣と十日町絣しか出てきてないですが、絣のほとんどは木綿織物が多いです。
ちなみに琉球絣は木綿、十日町絣は絹です。
絣は以前にも詳しく説明しましたが、絣糸を用いて絣柄を織り模様を出すので「〇〇絣」と言う名前になっています。
ちなみに絣糸とは部分的に染め分けた糸のことです。尚、絣糸の染め方にはさまざまな種類があります。
久留米絣、琉球絣、十日町絣は「手括り」で絣糸を作っています。
ちょど紛らわしいのが紬ですょね……
紬糸で絣柄を出したもの絣織物とも呼ばれます。
例えば、結城紬や大島紬、越後上布や宮古上布など。
絣糸は使ってないけど、絣柄を織っているので絣織物になります。
上記写真は大島紬。
絣の特徴は似ている部分ありますょね。
話がそれましたが………
この久留米絣の歴史は面白いのです。
江戸時代後期に井上伝が近所にあった木綿織物の糸の組方に興味を持ち、バラして組み方を分析し理解し、久留米絣の仕組みを作り上げたのが始まりです。
井上伝ってその時、まだ12歳の女の子なんですょ!!
凄いですょね……(o^o^o)
そして……
久留米絣といえば藍色が有名です。
以前に阿波藍染で藍色は詳しく説明しましたが、久留米絣の藍色は阿波藍のすくもを用いて糸を染めています。
藍の濃淡と白のコントラストが清々しい久留米絣です。