今日は、社会教育委員の研修会が、笠間市で有りました。
今日の講師は、宮城教育大学から梨本雄太郎氏をお招きしてお話を聞きました。
みなさんは、社会教育委員というものを知っているでしょうか?
たぶん、教育委員は、知っていても、社会が付いた社会教育委員は、なかなかわからないと思います。
簡単に言うと、学校教育は、教育委員が、教育委員会で話し合って、協議しますが、
社会教育委員は、学校教育を除く社会教育、つまり、家庭教育、地域教育、など幅広いことを扱います。
時には、生涯学習に係る施設や、運用の仕方、公民館の運営の仕方などについても考えたりします。
この研修の中で、PTAも、社会教育関係団体という位置にあることを知りました。
また、社会教育の存在意義として、
ソーシャルキャピタル(社会関係資本):人間関係、信頼、規範主権者としての国民が、
他の国民や行政等と協働で課題に取り組み、社会をつくる
とあり、
民主主義のコスト:お任せ民主主義/参加型民主主義
→戦後70年の間受け継いできた社会教育の価値を改めて確かめ直し、つくり直していく必要
とありました。
PTA活動に対する批判的な書き込みは、主に、活動内容と会費を払いたくないというよりも、
役員や、係の決め方に納得がいかないというものではないでしょうか?
つまり、お任せ民主主義でもなく、参加型民主主義ではなく、組織を作っていく上での
問題点であるような気がします。
特に、前例主義の多いPTAでは「今までこうだったから」を突き進もうとするから問題が起こるのだと思います。
後段にあった「戦後70年の間受け継いできた社会教育の価値を改めて確かめ直し、つくり直していく必要」が、大切であると思います。
それを考えないと、いつまでたっても、変わらないPTAであるような気がします。
少子化で、児童生徒の数も減ってきました。当然、保護者の数も減っているのです。
それが、ベビーブームの時代と、同じやり方では無理が生じて当然だとお思います。
皆さんは、どう考えますか?