いよいよアルジェリアへ出発です。
スーツケースは宅急便で関西空港に送ってあるので、手荷物をもって名古屋駅へ。
エミレーツ航空の無料バスで関西空港へ。途中伊賀上野当たりでは雪が降っている。
関空では晴れている。ホット安心。
スーツケースを確認して小腹にお蕎麦を、食べる。そして受付へ。
関空から14人成田から1人。チェックインを済ませてラウンジへ行くと西遊旅行のしおりを、
見ている人がいるので声をかける。同じツアー仲間。よろしくね。
2月08日 関西空港から23時35分ドバイに向けて11時間10分のフライト。
食事をしたり映画を観たりテレビを観たり。しかし辛い11時間。お尻は痛いし早く降りたい。
2月09日 乗り換えてまた7時間10分。アルジエリアの首都アルジェに到着。永かった。
12時40分到着はしたが荷物がなかなか出てこない。ようやく荷物が揃いバスへ。
雨がぱらついている。このまま観光が始まるのに。
市内に入り地中海を望む高台に建つノートルダム・ド・アフリク大聖堂の中を見学して
外に出ると雨は止んでいる。よかった。その後独立の殉教者記念塔を写真に収める。
記念館の中は独立戦争の様子がリアルに再現されている。
ここは高台にあり地中海が見渡せる。
今日の観光はこれで終わり。早めにホテルへ到着。夕食はホテルのレストランで。
(HANIホテル) ホテルはこれからだんだん悪くなりますからねと添乗員さん。覚悟はしています。
独立の殉教者記念塔
ノートルダム・ド・アフリク大聖堂
2月10日 ホテルを8時出発。小雨が降っている。
マウレタニア王家の墓へ。写真では見ていたが近づいてみるととても大きい。
マウレタニアは古代の北アフリカの地中海沿岸に独立したベルベル人のマウリ部族の王国。広大な地域
を支配。後にローマ帝国に支配される。今から行くティパサ遺跡からも見えますよと言われたが?
どんよりとした地中海を観ながらシェルシェルの街へ。美術館の見学と昼食。
ティパサ遺跡へ。雨も風も強くなりゴアテックスの上着を着て出発。レストランで待機する人4人。
怒涛の地中海を観ながら1時間ほど遺跡の中をひたすら歩く。
霰か雹もぱらつくし、傘がひっくり返る人もあり。足元ぐちゃぐちゃ。
買い物とレストランでの夕食を止めて、とりあえずホテルに戻り着替え。再出発でレストランへ。
(HANIホテル)(連泊)
マウレタニア王家の墓
博物館のモザイク画は修理中、大理石の象も未整理の様
博物館の前には、奇妙な木 春には新芽が出て夏には立派な木陰ができるのです・
暴風雨の中のティパサ遺跡観光
2月11日 今朝は7時出発。セティフへ。
遠くに雪山が見えるのでアフリカで雪山だと思っていたら、だんだん畑も野原も道路も銀世界。
標高は1000mほどの処を走っているとの事。
途中11世紀に繁栄を誇ったベニ・ハマッド遺跡観光に。
モスクの塔が残っている。暗い階段を登って屋上に出ると眼下に遺跡が見渡せる。
遺跡の中を歩いているのとは。また違った景色。
今日はよく晴れて空は蒼い。遺跡の周りの山の地形が面白い。
ガソリンスタンドでトイレ休憩を取りながらセティフへ。
アルジエリアでは観光バスをパトカーが先導してくれる。
これが管轄が代わるごとにパトカーが交代する。次のパトカーが待機している時は
いいが、5分10分と待たされる時もある。渋滞の時は有難いが。
1日に10回交代した日もあった。
セティフ(タージ・エル・ムアダホテル)
アフリカで銀世界を観るとは!
ベニ・ハマッド遺跡
後ろの山の地形も面白い。
2月12日 ちょっとゆっくり8時出発。
アルジェリア東部の街、コンスタンティーヌへ向かうが途中ジェミラ遺跡へ。
アラビア語で『美しい』と云う意味を持つ遺跡。
今日は晴れているので遺跡の全景もくっきり見える。
遺跡のすぐ前のこじんまりしたレストランで昼食。
午後はコンスタンティーヌへと向かう。
コンスタンティーヌは渓谷の街でいくつもの橋が架かっている。ロープウェもー架かっている。
落ち着いた街に見えるが、ホテルからは外出しないように注意される。
コンスタンティーヌ(イビスホテル)
ジェミラ遺跡の円形劇場
崖と橋の街 コンスタンティーヌ
2月13日 今朝はまた雨がぱらついている。8時出発。
アブド・アルカディルモスクへ向かう。
雨が降っているので中を先に見学。お祈りをしている人もいるので静かに静かに。
外に出ると雨は上がっている。ホットひと安心。きれいな青空が広がっている。
今日の昼食はローカルガイドのお家でお世話になる。ご主人は敏彦と同い年。
二人で写真に納まっていた。昼食後ティムガッド遺跡へ。
『アフリカのポンペイ』と呼ばれている遺跡。広大なローマの植民都市。
こんな広大な遺跡がサハラの砂の下に眠っていたとは!!
パトナ(サリムホテル)
今日のホテルは特別室があるとかで抽選に。私たち当たりました。
広い応接間に、寝室は大きなダブルベッドにシングルベッド。洗面室もタイルで設えてある。
かえって落ち着かない。普通の部屋でいいよねー。
雨上がりの アブド・アルカディルモスク
『アフリカのポンペイ』ティムガッド遺跡
2月14日 長距離移動のため7時出発
途中ローマ街道に残る古いローマ橋で写真タイム。
一応道路は舗装されているのだがバスはオンポロバス。
パトカーは何処までも先導している。ご苦労さん。
途中アルジェリアのおみやげとして「ナツメヤシ」を買う。
デザートにナツメヤシとオレンジがよく出ていた。
オレンジは季節で大きくてみずみずしく美味しい。
土漠や砂漠の様な処を走っているが、バスを止めてサハラ砂漠らしい景色を楽しむ。
サハラ砂漠は3度目だ。モロッコ、チュニジア、アルジエリア。
砂漠ではバーベキューをしたり家族でお茶タイムだったりとあちこちで屯している。
途中トラベル会社のオフィスでトイレとティータイム。お土産に砂漠のバラを貰う。
ワルグラ(ル・タッシリホテル)
古のローマ橋
サハラ砂漠
2月15日 7時出発。
砂漠の中の道をガルダイアへ走る。ラクダに注意の看板もあり。
トイレタイムとティータイムを経てガルダイアに到着。
高台からムサブの谷の村の一つ、ベニ・イスゲンを写真に収める。
よく晴れてきれいな村の風景。女の人の写真は撮らないでください。と言われるが
遠く豆粒の様な人が拡大するとこんなに。ごめんなさい。
ムサブの谷の最初の住人たちのことは余り分かっていないようですが、独特のイスラムの
戒律を守り暮らしています。既婚女性は頭からつま先まで白い布をすっぽり被り、
片目で回りを観ています。不自由でしょうね。でも慎ましやかに見えます。
モスクを中心に広場や市場もあり明るい雰囲気です。お天気のせいかな?
市場では陶器の器を一つ買いました。ホントはもっと欲しかったが重たいので我慢。
谷の中の二つの村を観光する。
ガルダイア(・エル・ジャタープ)
ベニ・イスゲンの遠景
建物の中は迷路の様
谷の既婚女性
2月16日 今日は長いドライブ。7時出発。
ガソリンスタンドでティータイムとトイレ。
途中ラクダを飼育している牧場があり、乳を搾っている。
添乗員さんがお買い上げ。みんなで試飲。まだほんのり暖かく飲みやすい。
昨日はラクダの肉も食べたし今日はラクダの乳も飲んだし、貴重な体験。
今日はイスラムの金曜日。アルジェ近郊は大渋滞。パトカーのお蔭で多少は助かったかなー。
ホテル到着は8時。明日は飛行機にも乗らなければならないので支度が大変。
アルジェ(ハニホテル)
2月17日 8時出発。
アルジエの旧市街カスバの観光です。
カスバは、地形そのものと、そこを曲がりくねった細い路地、そしてそこに建てられた家の外観や内部
の特色などによって構成されている。中には立派な館もあり、映画「望郷」で見る暗く貧民窟のような
イメージは一掃されました。
アルジエリアの観光は終わりです。
空港に行きチェックインを済ませて空港のレストランでハンバーガーの昼食です。
デザートはバイキングだが大きくて甘い。
15時30分ドバイに向けて6時間30分のフライトです。
カスバの中は迷路だが意外に明るい
2月18日 航空機を乗り換えて02時55分関西国際空港に向けて最後のフライト。
8時間50分のフライト。
16時55分関空着
スーツケースを宅急便にしてホット日本の味お蕎麦を食べる。
エミーレーツ航空のバスで名古屋へ。
11時。自宅に到着。無事に帰ってこられた。
お世話になったドライバーさん、ガイドさん、添乗員の浜砂さん、アシスタントのヨネスさんです
アルジェエリアについてあまり勉強もしてなかったが独立戦争やフランスの原爆実験など、
そして中国の援助の在り方などもっと知らなければと思った。スーパーマーケットでは中国語のグループが
多々見受けられた。労働者風の人たち。
旅は暴風雨あり、銀世界あり、砂漠ありで予想していなかったアフリカを体験出来てとても楽しかった。
アルジェリア国内も飛行機を使わずバスで走ったのは、よかったと思う。
モザイク博物館は修理中で立ち入り禁止になっていました。残念。親日的でいい国ですね。