文房具をさがしに

お気に入りの文房具や日々みつけたものについて書いていきます。

一番「蛍光色」な蛍光ペンは?

2020年10月15日 | 企画


書類などにマークをするのに欠かせない蛍光ペンですが、メーカーや製品により発色が全然違います。
好みは色々あると思いますが、どれが一番「蛍光」っぽい色かということで、比べてみました。もちろん蛍光といえば黄色です。

比較したのは次の10製品になります。

① BiC brite liner Grip
② MITSUBISHI PROPUS2 蛍光
③ MUJI ポリプロピレン窓付き蛍光ペン
④ Pentel FITLINE
⑤ PILOT 蛍光ペン spotliter
⑥ PILOT フリクションライト
⑦ Sharpie HIGHLIGHTER
⑧ STABILO Swing cool
⑨ ZEBRA 蛍光OPTEX2 EZ
⑩ ZEBRA MILDLINER



① BiC brite liner Grip

BiCの蛍光ペンです。文房具専門の店などにしか置いていないので手に入れやすくはありません。
名前の通り、ゴムのグリップがついており滑りずらくなっています。
短めで斜めのペン先がついていて、柔らかく滑らかな書き心地です。
インクの出は多めに感じます。



② MITSUBISHI PROPUS2 蛍光

三菱鉛筆の軸が黒の蛍光ペンで、懐かしい定番デザインです。太字と細字が書ける両側タイプ。
長めでまっすぐなペン先になっています。少しざらっとした書き味です。



③ MUJI ポリプロピレン窓付き蛍光ペン

無印良品の現行の蛍光ペンです。シールをはがすとどこの製品かわからなくなってしまうMUJIらしいデザインです。両側タイプで、太い方は透明窓のタイプ。普通の滑らかさの書き味です。今回比べた中で細字が一番細かったです。



④ Pentel FITLINE

レビューもしているPentelの両側タイプの蛍光ペンです。しなるペン先で紙にフィットしますが、少しひっかかるような書き味になっています。
レビューでは書き忘れましたが、インク交換ができます。



⑤ PILOT 蛍光ペン spotliter

PILOTの補充式リサイクル蛍光ペンです。片側の太字のみのタイプ。ペン先が長めで固めのざらっとした書き味です。繰り返し使うことを考えて固めのペン先になっているのかもしれません。



⑥ PILOT フリクションライト

言わずと知れたこすると色が消えるタイプの蛍光ペンです。フリクションシリーズ全般にいえるのですが、インクが流れ出て紙にのるのではなく、インクを紙の上に塗っているような感触です。




⑦ Sharpie HIGHLIGHTER

油性マーカーで有名なシャーピ―の蛍光ペンです。こちらは日本では売っていません。
ペン先は短いですが、柔らかく滑らかな書き心地です。太字のみタイプです。



⑧ STABILO Swing cool

蛍光ペンといえば有名なSTABILOのSwing coolです。
四角軸の独特なデザインですが、太字の蛍光ペンはペン先を紙に当てる角度が決まっているため、手に持つとぴったり向きが合って使いやすいです。書き味は普通の滑らかさです。



⑨ ZEBRA 蛍光OPTEX2 EZ

ZEBRAの両側タイプの蛍光ペンです。
このペンはキャップに工夫がされており、キャップを軽く外せて、はめる時にはカチッとしっかりとめられます。少し紙に引っかかる書き味です。



⑩ ZEBRA MILDLINER

ZEBRAのマイルド色が特徴の蛍光ペンです。太細の両側タイプ。普通の滑らかさです。
蛍光色ということでは不利かと思いましたがエントリーしました。



今回は、コピー用紙に文字をプリントアウトしたところにマーカーで塗って比較しました。

それでは、結果発表です。

1位は、⑦ Sharpie HIGHLIGHTER  一番蛍光らしい発色だと思います。
2位は、① BiC brite liner Grip 黄色がやや強めの蛍光色です。
3位は、④ Pentel FITLINE
4位は、⑧ STABILO Swing cool
5位は、⑤ PILOT 蛍光ペン spotliter
6位は、② MITSUBISHI PROPUS2 蛍光
7位は、⑨ ZEBRA 蛍光OPTEX2 EZ
8位は、③ MUJI ポリプロピレン窓付き蛍光ペン
9位は、⑥ PILOT フリクションライト
10位は、⑩ ZEBRA MILDLINER

海外メーカーの製品が蛍光色が強いように見受けられます。
日本メーカーの蛍光色はやや控えめで色味は近い感じをうけました。




水性ボールペンを比べる

2014年11月05日 | 企画

ボールペンとひとくくりにできないくらい、色んな種類や書き味のものがありますが、
その中でも今一番マイナー?な水性ボールペンを取り上げます。

簡単にボールペンの種類をおさらいしてみると、
1.油性ボールペン 最近はなめらか系が人気
2.水性ボールペン 万年筆のペン先がローラーに変わったもの
3.ゲルインキボールペン 多色のなめらかボールペンはこれがほとんど
の3種類に大きく分けられます。

人気というか、店頭で一番目立っているのはやはり「ゲルインキ」タイプ。
定番の「油性」が続き、「水性」は目立ちません。

以前は、油性に比べてなめらかに書けるところがポイントだったのですが、
油性がなめらかになり、ゲルインキが出てきたことで、製品ポジションが難しくなっています。

個人的には最近のボールペンはなめらかになりすぎて、氷の上を滑るように
書けてしまうので、なめらかだけど紙の上にインクを置いていく感覚の
水性ペンは、ちゃんと書いているなあと感じさせてくれていいと思っています。



今回用意した水性ポールペンは次の8本です。

(1) PILOT Hi-tecpoint V5 Grip
(2) PILOT V CORN
(3) Pentel ボールPentel B100
(4) MITSUBISHI uni-ball UB-155
(5) MITSUBISHI uni-ball eye
(6) MITSUBISHI uni-ball VISION ELITE
(7) SCHNEIDER Xtra Document
(8) centropen ROLLER 4615F

いずれも、キャップ式で、ペン軸の1/3くらいの所までキャップがはまる形状の
ボールペンです。色はすべて「青」で揃えています。
黒だと色の違いが分かりずらいのと、個人的に青のインクが好きなのが理由です。

中には手に入りづらくなっているものもあり、(7)(8)の外国製のペンは特定の店
でないとちょっと置いてません。基本は日本製のものがメインです。

あまり比較をするのはどうかと思いますが、今回は全くの個人の好みで
次の3つを比べてみました。



A. デザインが好みかどうか
B. 書き味が好みかどうか
C. インクの色が好みかどうか

まず、A デザインです。
① uni-ball VISION ELITE
② Xtra Document
③ uni-ball UB-155
④ ROLLER 4615F
⑤ ボールPentel B100
⑥ Hi-tecpoint V5 Grip
⑦ V CORN
⑧ uni-ball eye

細部までこだわりを感じるのが一位のuni-ball VISION ELITE 。
本体に無駄な文字やバーコードを入れずに、はがせるシールで対応しています。
胸ポケットに差した時もクリップとキャップの先端部分がとてもオシャレです。

二位のXtra Documentはドイツらしいデザインが魅力です。
軸の模様や、大型のクリップがかっこいい。

三位のUB-155は昔から変わらないスタンダートデザインというところがポイント
になりました。


B 書き味です。

① V CORN
② uni-ball VISION ELITE
③ Hi-tecpoint V5 Grip
④ uni-ball eye
⑤ uni-ball UB-155
⑥ Xtra Document
⑦ ボールPentel B100
⑧ ROLLER 4615F

一位はV CORN 一番安定感があり、インク出もちょうどいいです。
二位はuni-ball VISION ELETE インクはやや少なめの出ですが、細く安定して書けます。
三位はHi-tecpoint V5 Gripインクの出方は文句なし。ニードルポイントなので、
強く描くとやや不安定に感じます。
走り書きならV-CORNですが、細かく一定に書くのであればVISION ELETEかと思います。


C インク色(青)です。

① Hi-tecpoint V5 Grip
② ROLLER 4615F
③ uni-ball VISION ELITE
④ V CORN
⑤ Xtra Document
⑥ uni-ball eye
⑦ uni-ball UB-155
⑧ ボールPentel B100

万年筆で好きな、モンブランの青寄りのペンが上位に来ています。
三位の VISION ELETEだけが、めずらしいブルーブラックで、
使っていたら、この渋い青が気に入ってしまいました。

もうお分かりかと思いますが、この中で今一番使っているのが、
uni-ball VISION ELETE
現在、ブルーが生産中止になっていて、置いている店も多くないので、見つけたら買っておくようにしています。

今回は水性ボールペンで比べているので、この中には入っていませんが、
実は、強力なライバルがいます。



それが、Pentel ENERGELです。
ジェルタイプですが、形状は今回比べた水性ペンと同じです。
やや雑な紙質でも、問題なく書けるので走り書きにもいいし、
細かく丁寧に書くこともできるペンなので、完成度は非常に高いです。