文房具をさがしに

お気に入りの文房具や日々みつけたものについて書いていきます。

アメリカのペンケース

2020年08月31日 | アメリカの文房具


アメリカでももっとも簡易的な筆箱です。
夏のセール期間であれば50セントを下回る値段で売っていたりします。



作りは、塩ビ系のシートを四角くしたものを2つ用意し、スライドさせて開け閉めできるようにしただけです。



当然、中に仕切りなど一切ありません。ペンをまとめて放り込むだけです。
こんな筆箱もありかと思いますが、ちょっとサイズが大きいので半分くらいのものがあればいいのにと思います。



試しにBicのボールペンを詰め込んでみたら、2ダース(24本)入りました。

SKILCRAFT US Gaverment ボールペン

2020年08月31日 | アメリカの文房具


アメリカの公的機関で採用されている、SKILCRAFTのボールペンです。



SKILCRAFT US Gavermentと刻印がされています。

なぜ、このボールペンがアメリカ政府に採用されているのかというと、全米視覚障害者産業(NIB)が視覚障害者の雇用支援として製造しており、アメリカの行政・軍などの公的機関に支給される商品はこのSKILCRAFTが優先的に選ばれるためです。

こういった取り組みは、1938年にルーズベルト大統領が盲人のアメリカ人が製造した製品の購入を促進させる「ワグナー・オディ法」に署名したことから始まり、NIBが非営利団体として設立されました。
このNIBがSKILCRAFTブランドを1952年に作りました。



手にとると今では珍しい細めのボディで、滑り止めなどままったくありません。
軸などの個々の部品は物によって仕上がりが違っていたりしますが、そこは気にならないレベルです。

ボールペンの芯が金属製なのが特徴。
そのせいか、ノック式ボールペンの芯のぐらつきはありますが、プラスチック系の芯よりもカシッとした感じなのになめらかさもあるという独特の書き味になっています。

ELMER'S School Glue

2020年08月30日 | アメリカの文房具


アメリカの学校で最も使われている「糊」です。



牛の絵が特徴的で、何で糊と牛が関係するのかと思いますが、
もともと、牛乳由来のたんぱく質の一種であるカゼインを成分とする接着剤として開発されたことに由来しているようです。
このカゼインから作られた最初の接着剤は1933年に作られました。
ただ、現在は牛乳ではなく、合成系の材料に切り替わっています。



使い方は、先のオレンジの部分を回転させると、



このように、穴が開いた状態になります。



そこから糊を出して使うのですが、糊を出す量を調整しやすいのと、手が汚れずらいのでとても使いやすいです。
日本でよく見るキャップ式のものよりは断然こちらの方がいいと思います。

糊自体が粘度が高い方ではないので、紙を貼ったところがしわになりやすいのは仕方がありません。

Papermate SHARPWRITER

2020年08月30日 | アメリカの文房具


以前にも紹介しているペーパーメイトの使い捨てシャーペンです。



ペン先部分を回して芯を出したり引っ込めたりします。



芯の長さは、シャーペン替え芯の2本分くらいの長さがあります。
これだけで使い捨てというのはもったいない気もしますが、安いので気兼ねなく使えます。



ピンクの消しゴムと、小さめな固定式のクリップ。
ノック式ではないので、指で触って消しゴムが汚れることがないのがいいです。



1ダース入りのパッケージ。
何かの時にサブ的に使っているだけなので、使いきれないかもしれません。



パッケージをよく見ると、0.7mm以外に0.5mm,0.9mmのタイプがあるようです。
0.5mmでこのつくりだと芯が折れてしまわないか気になります。



軸が黄色以外のものも見つけました。ポップでいいですね。

そういえば、このシャーペンは芯がクッション構造になっていて、書き心地がふにゃふにゃとしているのですが、少し斜めに持つとクッションが効きすぎずにいい感じで書けるようになりました。

<以前の記事>

Mead Writing Tablet

2020年08月29日 | アメリカの文房具


Meadのライティングタブレットです。
ステノノートと同じ6×9inch(15.2×22.8cm)サイズですが、ステノブックはリング綴じなのに対し、ライティングタブレットは上面糊綴じという違いがあります。



用紙は縦線がはいっておらず、Wide幅の横罫線のみです。
表紙もあり、日本のレポート用紙のつくりと同じなのですが、何が違うかというとそのサイズと紙質です。
100枚の横罫線の入った雑紙がまとまっているので、気兼ねなく書きなぐっていくのに最適です。用紙サイズも大きすぎず使いやすいと思います。



リーガルパットといいこのライティングタブレットといい、かしこまらずに書いていけるノートが多いです。
しばらく、このようなノートばかり使っていると、日本のノートに戻った時に書くのを一瞬ためらってしまうことがあります。そこで、100均で買ってきたりするのですが、レポート用紙でもかなりいい紙を使っているのが驚きです。
日本人が求める紙質ではないので国内では売れないだろうとは思いますが、個人的にはラフに書いていけるこういう商品が好きです。