ハイ、見てのとおりの楽勝圧勝(・∀・)
まあオルフェーヴルの脚が世界のトップクラスと伍しても抜きんでていることは昨年すでに証明してますから、そこは別に驚きはないのですが、道中はこのドスローをジッと我慢の子で、スミヨンが乗ったなかでは一番折り合ったんじゃないですか
余力残しで勝てたこと、馬が切れずに我慢できたこと、この二つが収穫やったと思います
今日思ったことは、オルフェーヴルはロンシャンの2400mならスローになったほうが爆発力が際立つので有利で、他の有力どころが苦にするならば道悪もプラスじゃないかと
キズナはもうちょっと流れて持続戦になってくれたほうが更に持ち味は活きそうで、ただ柔らかい馬場は今日はちょっと走りにくそうに見えました
トレヴTreveはフランス牝馬らしい斬れで抜け出してきましたが、なんというかワコーチカコみたいな斬れやなあ~というのが第一印象で(^ ^;)、相似配合(Riverman4×2、Northern Dancer3×4)の母の影響が強いんでしょうが、これ本質は2000m>2400mではないか…という感じはしました
下記ブログで栗山さんが「母はTriptychとGoldikovaが融合したような配合」と書いてますが、たしかにそんなイメージです
http://kuriyama.miesque.com/?eid=787
その昔、パラダイスクリークがJCに来たときかな?「週刊競馬通信」で「Mill Reefとブレイヴェストローマン、足して割ったらRiverman、コクがあってキレがある」って見出しで書いたんですが、TreveやTriptychやワコーチカコの斬れ方はRiverman的やと思います
もうちょっと最近の馬でいうと、ウオッカとかアサカディフィートなんかがRiverman的に斬れると言っていいのかな?
ちなみにトリプティックの“伝説のワープ(富士S)”はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=mYkBsekbcoc
残り400mからのヨーイドン、持ったままの手応えから満を持して追い出して、オルフェーヴルのようにビュンと弾けたというよりは、ジワジワ伸びつづけて英ダービー馬の猛追を凌いだという勝ち方でしたが、持続型のキズナにとって決して得意とは言えないヨーイドンの競馬で勝ちきったのはまず大きかった
ただ追い出してからいつものように重心が沈む感じがなく、ゴール前で手前を変えたりしてたのは、緩い馬場を気にしていたからじゃないかと思います
まあ日本の馬が欧州で走ると、馬場が違うからかいつもほど全身運動で走れなずフォームが小さく見えるというのもよくあることで、このあたりは慣れという部分もあるのでしょう
さて次はオルフェです
阪神11R ローズS
◎18.メイショウマンボ
○5.エバーブロッサム
▲1.デニムアンドルビー
△10.レッドオーヴァル
×16.ノボリディアーナ
台風が接近中だが、日曜の阪神はギリギリ天気はもちそうで降っても少しか。アユサンのオークスの敗因は距離もあったかもしれないが、桜花賞組は軒並み完敗(ただしメイショウマンボは桜花賞では外々を回りつづけたロスがあまりにも大きくノーカン)だったし、メンバーレベルもオークス>桜花賞だったと考えるべきだろう。ここもオークスの1~3着が強いと思うが、デニムはトゥザグローリーと3/4同血で内回りの4角でスムーズに加速できるタイプ(未勝利勝ちはアサクサティアラ以下に内回りで完勝)なのに対し、メイショウとエバーは明らかに東京や外回りがベターのストライドで走るから、本番よりもここで買いたい…という意味でこの2頭を◎○とした。レッドオーヴァルはスローなら1800mは守備範囲だし、ノボリディアーナも先行の利を活かせば食い下がれるとは思うが、ここらは4番手の評価。4枠2頭は本番で印を上げたい。
阪神8R 3歳上500万下
◎1.トウカイバイタル
○18.エクスパーシヴ
◎はトウカイテイオーの甥でこの牝系特有のしなやかな斬れ味を受け継ぎ、直線の長い外回りと新中京では[1.3.1.0]、2着3回の勝ち馬はフルーキーとスマートレイアーと土曜の古作でハナ差2着のホロウクラウン。前走は小倉で差し切れなかったが外マイルなら決めるだろう。○もシンボリクリスエスにナスキロ血脈を重ねて柔らかく斬れる脚質で、直線長いコースは[0.1.2.2]で着外2回は重賞だから、自己条件の外マイルならばここ2走ぐらいのパフォーマンスは計算できる。この◎○で買いたい。
--------
オークスは不思議な馬が勝つ不思議な決着が時々あるレースですが、今年のオークス上位馬はみんな強い馬だと思っていて、だから雨の外伸び馬場ならばオークス組が地力をみせつけるのだろうと思ってました
デニムアンドルビーは小柄ですが決して非力なタイプではなく、またディープ産駒にしては体質もそれほど柔らかくなく、それはつまり体質がHyperion的だということだから(ノーザンテーストが典型ですがHyperionの強い影響下にある馬は概して小さい)、この馬の場合は小さいことはことさら気にしなくてもいいのだ…とオークスで◎にしたときに書きました
今日は春よりつくべきところに筋肉がついて+14キロ、このあたりはさすが角居厩舎というべきか、ルーラーシップが+12で出てきた鳴尾記念とか、アヴェンチュラが+28で出てきた漁火Sなんかがダブりますが、ルーラーはKingmambo×トニービン、アヴェンチュラは父がトニービン×Nureyev、そしてデニムは母がKingmamboを通じるNureyev4×2
メイショウマンボは桜花賞と同じ大外枠でここも横綱相撲、休み明けからタフなレースになって最後はちょっと息切れという、いかにもトライアルらしい4着でしたが、予想コメントに書いたように京都内回りをあのナタのような斬れで差せるのかというと、そこは少なからず疑問が残ります
エバーブロッサムはスタート直後から戸崎の手が動いているのに進んでいかない感じで、これは馬場が敗因とみていいと思いますが、体質はデニム以上にディープ的で、全身運動でしなやかに走るのでそれほど小脚がきくほうではないのです(機動力があればフラワーは差し損ねてない)
というわけで、オークス1~3着馬のなかで最も母系にHyperionが多い馬が、最も成長を見せて勝ってしまったということになりますが、ただあのスタートダッシュは相変わらずで、そこに付け入るスキは少なからずあるでしょう
シャトーブランシュは母がトニービン×Nureyevですからスキッフル仔みたいなナタ斬れでズドーンズドーンと差してくる馬で、姉ウインフロレゾンもフジキセキ娘のくせに東京2400mをナタの斬れで追い込む馬
上がりのかかる外伸び馬場で前崩れ、今日はたしかに条件が揃いましたが、これも京都内回りの高速馬場で差してくるシーンはちょっと想像しがたく(^ ^;)、むしろHalo≒Red God3×5・6の機動力型なのに外回りでしぶとい競馬をつづけるウリウリが地味に力つけとるなあ…と
まあ今年の秋華賞は面白いというか難しいというか、京都内回りや良馬場で変わってくる馬をジックリ吟味しないと、ちょっと一筋縄ではいきそうもないですな~(^ ^;)
月曜の「No.1予想」ですが開催が危ういセントライトはパスして、阪神メイン仲秋Sをやろうかと思っとります~
中山はすでに芝ダとも不良…しかも台風最接近が月曜午前中とのことで明日は開催も危ぶまれます
阪神は明朝に通過してしまいそうなので、月曜はやれるんじゃないかという頭で準備しときますか~
白井は○オペラダンシングが道悪の中山1800mがズンドバで、戸崎が上手に折り合った後だけに乗り替わりだけが不安材料なのですが、まあ下が悪いほうが折り合いはつきやすいでしょう
◎シベリアンスパーブの父シベリアンホークはMr.Busher=Striking=Busher≒Busanda7×5・7・7にNantallah≒Nashua5×6ですからパワーで走るマイラーで、ベストパフォはオータムH2着、東京でも2勝していますがいずれも渋った馬場で急坂道悪小回り向きのパワーマイラーでした
息子はDeputy Ministerを入れてBuckpasserをクロスしたのでやはり体質が硬いパワー型に出ていますが、スピード的に劣化しているので距離は1800mベスト、重[1.1.0.0]で父同様の道悪巧者でもあり、ここは条件が揃った感
初風は◎アステールネオ
浦和の桜花賞2着馬ですが、インパルスヒーローやカシノピカチュウと接戦があるようにむしろ芝向き、前走は直線グイグイ伸びて短距離適性をアピール
母はウォーニング産駒らしいパワー粘着スプリンターで洋芝とダートの1200mでベストパフォをみせましたが、Known FactとKrisを通じるMixed MarriageとWar RelicのクロスにRobertoとNureyevを通じるNashua≒Nantallahのクロスですから配合的にも納得、そして娘はKris3×4で母を更に粘着型にしたイメージで、中山芝1200mはグチャグチャ馬場になると差し追い込みがよく決まりますから、道悪を味方にすればいけるのではないかと
ラジオ日本賞は△インカンテーションはここ3走◎にしてきましたが、中山の伏竜では4角の反応が少し鈍かったし、ベストは東京と中京じゃないかとみています
休み明けなのでパドック見てからですが、◎はナムラビクターでいってみようかと
ゼンノロブロイ×エンドスウィープでMr.Prospector4×4、一方で母母ケイジョイナー(あのナムラコクオーの母)のところはサドンソー(ノーザンテースト全弟)×ツイッグ(母父High PerchがHyperion3×3)など欧血で固めていて、「3/4米,1/4欧」の見本のような配合です
サンデー×ミスプロらしい柔らかな体質で、東京のブラジルC圧勝に京都2戦2勝と、とにかく軽いダートは走る馬
「No.1予想」ではローズSを、「馬券総合倶楽部」ではローズSと阪神8Rを予想していますので、そちらもよろしくお願いします