先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先々週ぶんを2頭更新しました~
香港のQエリザベス二世Sは祐一が実にソツのない好位差しで、ステファノスが横一線の際どい2着争いを制ました
クロフネは母父に回ってもパワーを伝え、母父クロフネは全芝連対率17.7%に対し札幌芝28.6%函館芝26.1%と洋芝成績が抜群で、父父デインヒル×母父サドラーのBlazing Speedが力強く抜け出すような馬場もOK
http://www.pedigreequery.com/blazing+speed3
3着は父父デインヒル×母父AllegedのDesigns on Rome、Military Attackは父父デインヒルだし、Akeed MofeedはDubawi×Tiger Hill、沙田の中距離戦ってアドマイヤタイシなんかが向きそうなイメージで、デインヒル持ちが札幌記念や函館記念で勝ち負けしたら香港を狙ってみてはいかがでしょうか(・∀・)沙田で捲るンジャーということで…あ、掻き込み親父も合っているでしょうね~
これまで芝重賞で馬券に絡んだゴールドアリュール産駒は5頭、うちフーラプライド、トウカイパラダイス、タケミカヅチ、トップカミングの4頭がマルゼンスキー持ち
マルゼンスキーが入る場合に限り芝オープン級が出るのは、ゴールドアリュールの母母Reluctant GuestがビヴァリーヒルズH(米G1・芝9F)に勝った芝馬で、このReluctant Guestとマルゼンスキーの血脈構成が似ているNijinsky、Princequillo、Count Fleet、Bimelech≒Businesslikeが共通)からなのだ…ということは何度か書いてきました
残り1頭、ゴールドストレイン(新潟2歳3着)だけはマルゼンスキーではなくノーアテンション経由のNijinskyクロスですが(つまり芝重賞で馬券になったゴルア産駒はみんなNijinskyクロス持ち)、これはよくみるとHostage≒Green Dancerの4×4になっとります
┌Nijinsky
Hostage
│┌Val de Loir
└△
┌Nijinsky
Green Dancer
│┌Val de Loir
└△
4/18中山の芝マイルで2勝目をあげたストリートキャップもご多分にもれずReluctant Guestいじり配合で、母母母父ニゾンがReluctant Guestと血脈構成が似てますね
┌Nijinsky
┌○
Reluctant Guest
│ ┌Hyperion
│ ┌○┌Donatello
│ ┌○└△
│┌○
└△
└△┌Princequillo
└△
┌Nijinsky
ニゾン
│ ┌Princequillo
│ ┌○
│┌○
└△
└△┌○┌Hyperion
││└△
└△┌Donatello
└△
ゴールドアリュールの競走馬種牡馬としてのダート適性の高さは、Nureyevの血を相似配合で増幅している(Northern DancerとHyperionとNasrullahとFlares=Omahaなどのクロス)母ニキーヤ譲りというべきで、だからNureyevのパワーを増幅するような配合、Mr.ProspectorやRobertoを合わせたり、Nureyev≒Sadler's Wellsをクロスしたりするとダートのオープン馬が出やすいのは必然といえます
一方でReluctant Guestをいじくるとその芝適性がONになりやすいのもまた必然で、しかしReluctant Guestにマルゼンスキーを合わせて芝オープンを張った4頭は、母系にSpecialもMr.ProspectorもRobertoも引かず、Nureyev的パワーをONにする仕掛けは全くと言っていいほど施されていない、という点にも留意したいですね
これはたとえば、キンカメ×ブライアンズタイムの砂黄金配合にナスキロクロスが不要なのと同じ理屈やと思うのですよ
ゴールドアリュールだってキングカメハメハだってNureyevだっていろんな引き出しを持ってるわけで、どの血のどんな資質をONにしたいのかしたくないのか、クロスすることとしないことは同時に考えなければならない、ということですな