先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
スタート後のダッシュと直線の坂での加速、この二つを見ただけで、春は緩かったスワーヴリチャードの後駆がパンとしてきたのが一目瞭然で、私はジャスタウェイのように古馬になってトモパン本格化とみていたんですが、思った以上に成長が早い
◆フレンチの鉄人とDarshaan
タワーオブロンドンはルメールが東京でジックリ差すとなかなか野太い斬れ味を発揮、母父DalakhaniはDarshaan直仔の凱旋門賞馬で、Darshaan(仏ダービー)ってのはMill Reef系の中でも女性的な斬れ味を表現する血といえ、そういう意味ではMill ReefよりRivermanに近いイメージかな
母系にDarshaanの血を引く主な活躍馬は、サニングデール、ダノンシャンティ、デンコウアンジュ、ファインニードル、オディール、モエレジーニアス、レッドエルディスト、グリーンプラネット、ダノンメジャー、シンボリフェザード、ヒットジャポット、ブラヴィッシモ、トルークマクト、概ね芝向きで短距離でも長距離でもしなやかに斬れます
しかし父系のDarshaanはというと、コンデュイット、コタシャーン、マリエンバード、アラムシャー、斬れるというより脚が遅いといわざるをえず(^ ^;)、Darshaanのフレンチな斬れは牝馬を通じてこそよく伝わるのだろうと
ウオッカやアドマイヤリードで東京の大レースを制したように、Rivermanの斬れ味を料理させたらフレンチの鉄人が最も達者、というデータは以前紹介しましたが、母系にDarshaanの血を引く馬に騎乗したときの成績は(30走以上)、やはりルメールが勝率・連対率・複勝率ともトップでした
ルメール[8-3-2-18]連対率36%単回値138
福永[16-19-10-65]連対率32%単回値70
武豊[90904042]連対率28%単回値77
藤岡祐[8-7-6-36]連対率26%単回値112
四位[7-2-3-28]連対率23%単回値122
浜中[10-5-7-47]連対率22%単回値253
栗山さんとダブルピックしたノルマンディーのテネシーワルツ16も小さいですがなかなかいい歩きをする馬で、1400mあたりをDarshaanの斬れでピュッと差すようなタイプをイメージでき、そういうタイプですから小さいのはあまり気にしてません
◆スーパーニアリークロス
当ブログの読者の方ならご存知のことでしょうが、ステイゴールド×アドマイヤコジーンはダイナサッシュ≒アドマイヤマカディのニアリークロス(ノーザンテーストとPrincely GiftとSylko≒Dariusが共通)になり、このニアリークロスを持つ馬はウインファビラス=ウインブライト、ペルソナリテ、そして先週新馬勝ちしたトゥラヴェスーラの4頭しかJRAに出走しておらず、その母のロイヤルサッシュ≒ミセスマカディーのニアリークロスまで拡げても他にスノードラゴンしか該当しない、というスーパーニアリークロス
ステイゴールドの孫の代でもその威力をまざまざと見せつける新馬勝ち、そしてトゥラヴェスーラの全弟トオヤリトセイトも夏に研修で見せてもらいましたが(栗山さんが好配合リストアップしていた)、全兄と似たようなタイプのいい馬でしたよ(・∀・)