ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールドなどのサンデー系芝中距離向き種牡馬は、柔らかすぎて、後駆が非力に出る、後ろに肉がなかなかついてこない、というのが全般的な弱点といえ、だからNorthern Dancer系最強の後駆を伝えるデインヒルとの配合が、うまく合うと代表産駒クラスが出ている
予想コメントでも書いたように、グレイルもデインヒル後駆を引いたのでこの時期のハーツ産駒にしては後肢の緩さがほぼ皆無で、京都内回りのスローでも(やはり下り~直線にかけては少しモタつくのだけれど)グイグイ加速して差し切ることができる
現3歳でいうとサトノアレス、アドマイヤミヤビ、サトノアーサー、2歳でいうとダノンプレミアム、カシアス、そしてこのグレイル、これらはデインヒル後駆を引いたので2歳早期から活躍しているといえるでしょう
そんなわけでひとまずニックネームは“メンズアドマイヤミヤビ”に決定(・∀・)
オブリゲーションは中2週にもかかわらず+14ではち切れんばかりの体で返し馬でうなっていたので、「これは地味に充実している」と狙ってみたんですが、レースが終わってから「そういえばシュタルケはデインヒル使いやったなあ…」と(母母父デインヒル)
「シュタルケはデインヒル持ちと好相性」というデータは以前紹介しましたが、デインヒル持ちに騎乗したときのJRA騎手連対率ランキング(TARGET調べ,騎乗数20以上,2012年以降)は以下のとおり外国人騎手が圧倒的
ムーア[8-6-0-9]連対率61%単回値121複回値127
ルメール[47-19-19-72]連対率42%単回値102複回値84
ミルコ[27-28-23-84]連対率34%単回値68複回値90
ベリー[3-4-3-12]連対率32%単回値140複回値117
シュタルケ[8-5-5-24]連対率31%単回値142複回値89
やっぱりデインヒルなんてのは、ソフトに丁寧に乗りすぎたらアカンのやと思うんですよね
◎メラグラーナは当たりの強いシュタルケだとガーッと行ってしまうかもですが、オセアニア牝系にデインヒル系とSeeking the Gold系が配されて、こんな血統はうなりながら行かしてしまったほうがいい
戸崎が悪いと言ってるんじゃなくて、最近は馬が丁寧に差す競馬を覚えすぎてしまって魅力半減みたいな感もあるだけに、ここでシュタルケというのは、凶に出る可能性もあるとはいえ采配としては面白い
33.2-35.2を好位でうなりながら追走していたラピスラズリ、あんなレースをしてくれればそれでいいです
京都芝は土曜も外伸びでタフな馬場、1分8秒台の前崩れなら▲ティーハーフが間に合っても驚けない
白菊は◎スカーレットカラー
母母父Distant RelativeはHabitatの代表産駒でサセックスとムーランドロンシャン勝ち、この影響が強いマイラー
トモが甘いというほどではないけれど前輪駆動な走りで、東京でも中京でも坂を上がってからジワジワ伸びているようなところがあるので、京都で更にパフォーマンスを上げるとみました
相手は不完全燃焼な競馬がつづく○スズカフォイル、絞ればこの◎○ですかね
他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」ではジャパンCを、「厳選予想 ウマい馬券」ではジャパンCとベゴニア賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします