栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

6/22,23の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2019-06-25 08:50:02 | 共有クラブ
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で栗山求が推奨したラウダシオン(牡2歳)が土曜阪神5Rの新馬戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父リアルインパクト
母アンティフォナ(Songandaprayer)
牡 募集価格:2500万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105072/
アンブロジオ(ファルコンS-4着/ローズキングダム)の半弟。母の父Songandaprayerは2歳時にファウンテンオブユースS(米G1・ダ8.5f)を勝ち、3歳春のケンタッキーダービーでは6ハロン通過1分09秒25という同レース史上最速のペースで逃げまくった快速馬でした。日本ではサープラスシンガー(函館スプリントS-2着)の父として知られています。その2代父UnbridledはDr.FagerとIn Realityのニックスから誕生した名種牡馬で、これを継続した配合は成功しています。父リアルインパクトは2代母の父がIn Reality。母方にUnbridledを持つ配合はおそらく父の成功パターンのひとつとなるでしょう。母アンティフォナはこれまで2頭の産駒が競走年齢に達し、いずれも勝ち上がっています。繁殖牝馬としての能力に恵まれ、なおかつ本馬は配合的に見どころがあるので期待十分。芝短距離~マイルあたりで本領を発揮しそうです。(栗山)

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で栗山求が推奨したレッドヴェイパー(牝2歳)が日曜函館5Rの新馬戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父キンシャサノキセキ
母レジェンドトレイル(母の父フレンチデピュティ)
牝 募集価格:1200万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105632/
母レジェンドトレイルの繁殖成績は優秀で、産駒7頭中6頭が勝ち上がり、それらはいずれも2勝以上を挙げています。本馬の父はキンシャサノキセキ。現役時代に最優秀短距離馬となったスピード馬で、産駒は2歳戦から頭角を現し、芝ダートを問わずコンスタントに走るのが特長です。2代父フジキセキはDeputy Ministerとニックスの関係にあり、この組み合わせからカネヒキリ、サウンドトゥルー、ホワイトフーガ、ミラクルレジェンド、メイケイペガスターなど多くの活躍馬が出ています。本馬はDeputy Ministerの息子フレンチデピュティを母の父に持つのでこのパターンに当てはまります。シンコウラブリイ、キングストレイル、コディーノ、チェッキーノなど、多くの重賞勝ちが誕生している活力旺盛なハッピートレイルズ牝系に属しているのもセールスポイント。やや外弧歩様ではありますが、競走能力に影響するレベルではなく、1200万円という価格ならお買い得だと思います。芝ダート兼用のマイラーでしょう。(栗山)

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で栗山求が推奨したレッドベルジュール(牡2歳)が日曜阪神5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父ディープインパクト
母レッドファンタジア(母の父Unbridled's Song)
牡 募集価格:7000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105638/
フェアリーS(G3)3着馬レッドベルローズの全弟。父ディープインパクトはUnbridled's Songと相性が良く、母方にこの血を持つ同産駒は出走13頭中11頭が勝ち上がり、ダノンプラチナは朝日杯フューチュリティS(G1)を制して2歳牡馬チャンピオンとなりました。Unbridled Songの全妹アジアンミーティアもディープインパクトと相性が良く、新潟大賞典(G3)を勝ったダコール、その4分の3同血でキーンランドC(G3)、函館2歳S(G3)を勝ったブランボヌールが出現しています。3代母 Phone Chatter は米2歳牝馬チャンピオンに選ばれた名牝で、母レッドファンタジアはインランジェリー(米G1スピンスターSなど重賞3勝)の4分の3妹。きわめて質の高いファミリーでこの先の発展が見込めます。いかにも切れるタイプのディープインパクト産駒。仕上がりも早そうです。距離は1600~2000mがベスト。馬体や歩様もいいので姉以上の活躍が期待できます。(栗山)

『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で栗山求が推奨したブルトガング(牡2歳)が土曜東京5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

◎ブルトガング(牡・母タピッツフライ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105412/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格1億5000万円。昨年指名した桜花賞馬グランアレグリアの全弟。母タピッツフライは北米で24戦7勝。ジャストアゲームS(米G1・芝8f)、ファーストレディS(米G1・芝8f)などを制した芝の一流馬で、芝8ハロンを1分32秒34で勝ったようにスピード能力が高かった。2012年のファシグティプトンノベンバーセールでノーザンファームが185万ドルで落札した。来日後、2年連続で子ができなかったが、3年目の種付けでようやく受胎したのが全姉グランアレグリア。「ディープインパクト×Tapit」は、デビューした7頭中5頭が勝ち上がり、グランアレグリアのほかにクイーンC(G3)3着のアルーシャなどが出ており悪くない。母のNijinsky4×4も好ましい。馬体重は500kgを超え、前肢の繋ぎは姉よりも余裕がある。テンションが高くならなければ2400mまでこなせる。(栗山)

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で栗山求が推奨したダイアナブライト(牝3歳)が土曜阪神6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ディープインパクト
母チェリーコレクト(Oratorio)
牝 募集価格:5600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104795/
全姉ダノングレースは札幌芝1500mの新馬戦で評判馬ミスカリーニョを破りました。5月に刊行した弊社「種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編」で推奨した馬でもあります。母チェリーコレクトは伊オークス(G2・芝2200m)など10戦8勝。母の父Oratorio は「デインヒル×Vaguely Noble×Alydar」で、父と好相性が期待できる血統構成です。2代母Holy MoonはNijinsky3×3、母はNorthern Dancer4×5・5。「Danzig+Alydar+Northern Dancerのクロス」という父の成功パターンに当てはまっています。姉の新馬戦の内容は優秀で、この先重賞戦線での活躍が期待できます。妹は現時点で馬体重が453kgと、姉よりも馬体がひとまわり大きいので楽しみが膨らみます。(栗山)

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で栗山求が推奨したアメリカンウェイク(牝3歳)が日曜阪神4Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父ハーツクライ
母アナアメリカーナ(American Post)
牝 募集価格:2800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104707/
半兄メイソンジュニア(父Mayson)はニュージーランドT(G2)2着、ファルコンS(G3)3着などの成績があります。母アナアメリカーナはサンタラリ賞(仏G1)3着で、2代母、3代母もフランスで重賞を勝っており、牝系は良質です。本馬の全兄は今年のセレクトセール当歳で9400万円で落札されました。「ハーツクライ×American Post」の組み合わせはリスグラシュー(アルテミスS、阪神JF-2着、桜花賞-2着)と同じで、こちらのほうが血統的に素軽さが感じられるので、確実性が高いのではないかと思われます。芝向きの中距離タイプでしょう。(栗山)

土曜東京8R東京ジャンプS2着 マイネルプロンプト(一口・望田&栗山)
日曜阪神7R500万下 クリデュクール(POG・望田)
日曜阪神8R出石特別 クードメイトル(POG・望田)
日曜函館10R奥尻特別 レーガノミクス(一口・栗山)

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先週は2歳も3歳もえらい勝ちまくったと思ったら、全部栗山のピックかい!ということで語ることは何もないのでこれにて失礼(^ ^;)

アメリカンウェイクは宝塚の回顧でも少し触れましたが、レッドベルジュールも全姉レッドベルディエスをピックしてるのでちょっと迷ったんですがね

こういうピックしようか迷ってるのを栗がピックしてると、じゃあここは引いて任せようかなっていうような動きはお互いあって、ようするにダブルピックだと強力にプッシュしてるような印象を与えるのでね、配合も実馬も見どころはあるけれどもダブルピックで推すほどではないかなあ…というね

レッドベルジュールはパドックを見たときにいかにも大箱で斬れそうで勝つのはシルヴェリオではなくこっちだろうと書いておきましたが、レッドファンタジアの仔は年々出来が良くなってる気はします





名繁殖トキオリアリティーはEight Thirty≒War Relic4×5・5なので、そこにこれまたニアリーなGood Example(Deputy MinisterやExclusive Nativeの牝祖)を重ねるという発想は一つあって、母系にGood Exampleの血を引くリアルインパクト産駒はこれまでJRAに3頭が出走し、トライフォーリアルとラウダシオンが新馬勝ちしクローストゥミーは新馬戦3着、栗がコメントで力説してますがSongandaprayerはIn RealityとExclusive Nativeを持っています

そういえば私もグリーンのリアルインパクト×Songandaprayerをピックしたんですが、こないだ西園先生に聞いたら580キロぐらいある超大型で、デビューはもうちょっと先になりそうとのことでした(^ ^;)
コメント (4)
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