対向車のこないのを確認して
道路わきの狭い空き地に車を止めました
そこに面した小さな広場の隅
深い谷底からドドド~ドドド~と聞こえてくるのは
おそらく分厚い液体の流れ落ちるその音だと思われました
こんもりと続く真緑の茂みから赤く塗られた鉄の柵が
僕を招くように姿を見せています
躊躇無くリュックを背負い緑のなかへ入っていくと
自然石を掘って削った岩の階段がその谷の底へと下っていました
岩肌はなめらかで苔蒸した部分にすべりそうになりながら
ようやく谷底へ近づくにつれ
水の音はすこしづつ大きくなっていくのですが
滝のすがたは幾重の紅葉やぶなの枝にはばまれて見えません
さらに5分程度降りたところでようやく視界ががひらけ
薄くらい谷川にかぶさるような大きな岩の割れ目から白く太い流れが
液体の低い落下音とともに視界に入ってきました
それは神社にかかる大きなしめ縄を立てたように
幾筋かの連続した流れが緩やかに絡み合い水面に落ちています
足を洗うような早い水際のガレ場にたって見上げると
先ほど下ってきた岩の階段が心細く見え隠れして
垣間見える真っ青な空のあかるさに ささやかな安堵を覚えました
眼前の対岸から これもまた朱色の小さな橋が架かっていて
よくみるとそこに神社らしき建物と鳥居が節理した垂直の崖に
張り付いているのがわかります
僕はこの人気のない ただ滝の音とそれをおおいつくす圧倒的な緑の割れ目の中で・・・・
長くなってしまいそうなので今日はこれまでにしよう
いつもここを観てくださって ありがとう
道路わきの狭い空き地に車を止めました
そこに面した小さな広場の隅
深い谷底からドドド~ドドド~と聞こえてくるのは
おそらく分厚い液体の流れ落ちるその音だと思われました
こんもりと続く真緑の茂みから赤く塗られた鉄の柵が
僕を招くように姿を見せています
躊躇無くリュックを背負い緑のなかへ入っていくと
自然石を掘って削った岩の階段がその谷の底へと下っていました
岩肌はなめらかで苔蒸した部分にすべりそうになりながら
ようやく谷底へ近づくにつれ
水の音はすこしづつ大きくなっていくのですが
滝のすがたは幾重の紅葉やぶなの枝にはばまれて見えません
さらに5分程度降りたところでようやく視界ががひらけ
薄くらい谷川にかぶさるような大きな岩の割れ目から白く太い流れが
液体の低い落下音とともに視界に入ってきました
それは神社にかかる大きなしめ縄を立てたように
幾筋かの連続した流れが緩やかに絡み合い水面に落ちています
足を洗うような早い水際のガレ場にたって見上げると
先ほど下ってきた岩の階段が心細く見え隠れして
垣間見える真っ青な空のあかるさに ささやかな安堵を覚えました
眼前の対岸から これもまた朱色の小さな橋が架かっていて
よくみるとそこに神社らしき建物と鳥居が節理した垂直の崖に
張り付いているのがわかります
僕はこの人気のない ただ滝の音とそれをおおいつくす圧倒的な緑の割れ目の中で・・・・
長くなってしまいそうなので今日はこれまでにしよう
いつもここを観てくださって ありがとう