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相続登記のオンライン申請を自分でやってみた。その1。法定相続情報一覧図をつくる

2021-09-06 23:10:21 | 登記オンライン申請
父親が亡くなり、葬式も終わりましたので、相続登記のオンライン申請にチャレンジしたいと思います。
すべて自分で行うにあたっての苦労した点や学んだ点などを記載していこうと思います。
被相続人は父、相続人は母(父の妻)、自分(子)、姉(子)が2人の計3人になります。
相続税を払うような財産はなく、相続人同士の関係も良好なので揉める要素がほぼないのは幸いですが、
田舎の土地(畑)が20か所くらいあり、自宅も古いため少し面倒な予感がしました。
その予感は後で的中します・・・

まず必要な書類を調べました。
①被相続人(父)の出生~死亡の戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍・原戸籍
②被相続人(父)の住民票(または戸籍の附票)の除票
幸い父は出生時から同じ市内に住んでいましたので、入手は容易でした。
家を継いでいない方や、転勤族などで本籍を変えている人、若い頃の父の本籍が分からない人は苦労されると思います。
仮に母や父の兄弟がすでに亡くなっていたり、認知症などで詳しい情報が得られない人は注意が必要です。
③相続人全員の戸籍謄本
④相続人全員の住民票
⑤不動産の評価証明書
相続する不動産がいくつあるのかどうやって調べたらよいだろうと思っていたら、
このような証明書を市役所で発行してくれます。
ただしその不動産が存在する市役所に行かなければならないので自宅がある市以外の不動産を見逃してしまう
可能性があります。
どうやって調べたらよいのかというと、毎年それぞれの市町村から固定資産税納税通知書・課税明細書なるものが
送られてきているはずなので、その書類を参考にします。

ここまでは順調にいきそうです。
しかし、戸籍謄本などは何通必要なのでしょうか?
登記だけでなく、銀行や運輸局とかにも必要そうだし・・・
原本は返してくれるのでしょうか?

調べると、便利な制度を見つけました。
「法定相続情報証明制度」です。
登記所(法務局)に戸除籍謄本等の束を提出し,併せて相続関係を一覧に表した図(法定相続情報一覧図)を提出すると
登記官がその一覧図に認証文を付した写しを無料で交付してくれます。
その後の各種相続手続は,この法定相続情報一覧図を提出すると、戸除籍謄本等の束を何度も出し直す必要がなくなります。
申請様式がネット上にありましたので記入し、戸籍謄本と住民票もそろえて法務局に申請に行きました。
私の場合は5日後(土日含めて)に交付されました。