ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ぶどう酒作り その1

2007-11-21 | ベラルーシ生活
 ベラルーシは気候が寒冷であるため、大きな粒のぶどうが取れず、販売されているワインは全て輸入品です。
(「ベラルーシ製ワイン」というのは、モルドヴァなどから樽詰めの「モルドヴァ産」ワインを輸入し、ベラルーシ国内で瓶に詰め直して、販売しているワインのこと。)

 しかしぶどうが全く育たないわけではなく、粒は小さいけれど山ぶどうのようなぶどうが生えます。
 それを集めてベラルーシ人は自家製ぶどう酒を作っています。
 今年はS夫の両親のダーチャ(夏の間住む家)でぶどうがたくさん実ったので、それをもらって、初めてぶどう酒作りに挑戦してみました。

 まずぶどうの実だけを選別し、茎や葉の部分は捨てます。
 ここで重要なのは実を洗わないこと。
 ぶどうの皮の表面にある醗酵物質を洗い流すと、ぶどう酒になりません。
 そのため、ぶどうの実を取るときから余計なゴミ(土など)がつかないように注意します。
 茎や葉を取り除くときも、ゴミがついていたら取り除きます。
 もっとも、もし取除くことを忘れても、ぶどう酒を作る過程で、底に沈殿するので、口に入ることはまずないです。
 とにかく、実を洗ってはいけない、ということでした。