ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

国立テントサーカス その1

2009-06-19 | ベラルーシ文化
 ベラルーシの小学校は夏休みが6月、7月、8月と3ヶ月もあります。これでも今年は短縮されてまして、以前は5月25日が終業式だったのです。
 長い夏休み、子どもをどっかに連れて行かなければならない・・・特に低学年のうちは親が相手をしてあげないと・・・ということで行ってきました。サーカス。

 ベラルーシはサーカスも国立です。ごくたまに私営のサーカスのテント小屋がやってくることもあります。
 でもベラルーシで「サーカスに行こう。」ということになると、普通は国立サーカス劇場のことをさします。

 さてそのベラルーシ国立サーカス劇場ですが、2006年6月に全面改修工事のため閉鎖されました。その間、別の場所に仮のテントを建てて上演を続けています。
 国立サーカス劇場の工事が終わるとこのテントは解体され、なくなってしまう予定なので、あるうちに行ってみることにしました。

 画像はテントの入り口です。この後ろにテントがあります。天気は雨でしたが、夏休み中の親子連れでいっぱい。みんな記念撮影をしています。シャボン玉がうまく映っていますね。(^^)

 ベラルーシ国立サーカス劇場の公式サイトはこちらです。(ロシア語と英語です。)

http://www.circus.by/ru/


 このサイトによるとベラルーシには外国の(特にロシアの)サーカス一座が巡業に来ており、1884年には現在の自由広場に最初のサーカス小屋が建ったそうです。
 その後1930年代には現在のゴーリキー子ども公園にロシア人ニキーチン兄弟のサーカスのテントが建ちました。
 しかし第2次世界大戦中にサーカスは空襲で焼けてしまい、生き残った団員と動物はロシアに疎開してしまいます。

 戦後になって現在の場所(独立大通り32番)に新しい建物が建設されました。しかし60年近くが経過し、老朽化が進んだため、現在大修理中です。
 そのため仮のテントを建てて公演を続けています。もう3年目になるのですが、いつ終わるんだろう、工事・・・。(^^;)
 でもその前にベラルーシ国立サーカスのテント版に行くことができてよかったです。