ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

国立テントサーカス その6

2009-06-22 | ベラルーシ文化
 楽しかったね、サーカス。画像は国立サーカスのバスです。
 テントの裏には動物を飼っている小屋や出演者の人が準備をする楽屋代わりのトレーラーがたくさん止まっていました。地方巡業に行くときはこれで移動するんでしょうね。
 早く修理が終わってきれいで便利になったサーカス劇場で、公演ができるようになるといいですね。
 新しくなったサーカス劇場に行くことになったらまたレポートします。


国立テントサーカス その5

2009-06-22 | ベラルーシ文化
 最後のフィナーレの様子。ほぼ全員の出演者が登場。
 画面の左側にテントを支える柱が写っていますが、その右横に黒いコスチュームを着て写っているのがユリヤ・ラスキナです。
 
 ちなみにベラルーシでサーカス団員(出演者)になりたい場合ですが、サーカスが国立なので、やはり国立のサーカス学校があります。そこで曲芸などの技術を学び、成績が優秀だとサーカス劇場に就職できます。

 最も全員がサーカス学校出身とは限りません。前述のラスキナのようにもともとスポーツ選手だった人がサーカスで働くようになる例があります。と言ってもほとんどが体操系のスポーツ選手です。(器械体操、新体操、アクロバット体操、トランポリンなど)

 またサーカス団員同士が結婚することが多く、その子どももサーカス団員になることが多いです。動物の調教師の家庭に生まれた場合、そのまま子どもが跡継ぎになるケースや、家族で一つの曲芸チームを作るケースなど。
 こういう場合親から技術を教えてもらって成長し、そのままサーカス劇場に就職することになります。
 しかしみんながみんなサーカス団員の家庭に生まれるわけではないし、一般人でもサーカスに入りたい、という希望者がいるわけですから、そういう人は中学の卒業証書を持ってサーカス学校に入学します。

 成績がとても優秀な場合、ベラルーシの国立サーカス劇場に就職するのではなく、海外のサーカスに入団テストを受けることもできますが、非常にまれなケースです。
 普通は国立サーカス劇場に就職し(公務員になります。)技術を磨くことになります。
 曲芸など体を使う団員だと、定年退職をする年齢も35歳、や40歳など、早いのですが、怪我が多く大変な仕事だそうです。(それは確かにそうですよね。)
 動物の調教師だと、動物の大きさにもよるけどうっかり噛まれたり、踏んづけられたりすることがあるので、本当に大変な仕事です。