最後のフィナーレの様子。ほぼ全員の出演者が登場。
画面の左側にテントを支える柱が写っていますが、その右横に黒いコスチュームを着て写っているのがユリヤ・ラスキナです。
ちなみにベラルーシでサーカス団員(出演者)になりたい場合ですが、サーカスが国立なので、やはり国立のサーカス学校があります。そこで曲芸などの技術を学び、成績が優秀だとサーカス劇場に就職できます。
最も全員がサーカス学校出身とは限りません。前述のラスキナのようにもともとスポーツ選手だった人がサーカスで働くようになる例があります。と言ってもほとんどが体操系のスポーツ選手です。(器械体操、新体操、アクロバット体操、トランポリンなど)
またサーカス団員同士が結婚することが多く、その子どももサーカス団員になることが多いです。動物の調教師の家庭に生まれた場合、そのまま子どもが跡継ぎになるケースや、家族で一つの曲芸チームを作るケースなど。
こういう場合親から技術を教えてもらって成長し、そのままサーカス劇場に就職することになります。
しかしみんながみんなサーカス団員の家庭に生まれるわけではないし、一般人でもサーカスに入りたい、という希望者がいるわけですから、そういう人は中学の卒業証書を持ってサーカス学校に入学します。
成績がとても優秀な場合、ベラルーシの国立サーカス劇場に就職するのではなく、海外のサーカスに入団テストを受けることもできますが、非常にまれなケースです。
普通は国立サーカス劇場に就職し(公務員になります。)技術を磨くことになります。
曲芸など体を使う団員だと、定年退職をする年齢も35歳、や40歳など、早いのですが、怪我が多く大変な仕事だそうです。(それは確かにそうですよね。)
動物の調教師だと、動物の大きさにもよるけどうっかり噛まれたり、踏んづけられたりすることがあるので、本当に大変な仕事です。