ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシの放射線量予測図 2046年のセシウム分布状況

2011-07-02 | 放射能関連情報
 これも2001年に出された「2046年にはおそらくこのような汚染分布になっているだろう。」という予測図です。
 2046年はチェルノブイリ原発事故発生から60年後、ということです。
 これもセシウム137の分布状況です。(画像をクリックすると拡大します。)
 
 黄色の部分は1平方メートルあたり37-185キロベクレル。(1平方キロメートルあたり1-5キュリー)
 オレンジ色は1平方メートルあたり185-555キロベクレル。(1平方キロメートルあたり5-15キュリー)
 赤い色は1平方メートルあたり555-1480キロベクレル。(1平方キロメートルあたり15-40キュリー)
 紫色は1平方メートルあたり1480キロベクレル以上。(1平方キロメートルあたり40キュリー以上)

 となっています。汚染地域の面積はずいぶん減っています。しかし60年経っても、とても人が住めないところがあります。
 100年後はどうなっているんでしょうか? (どちらにせよ、それを私は確認できません・・・。)

 あくまでベラルーシの学者が集まって予測した地図ですので、実際にはどうなるか分かりません。
 日本の福島の原発事故の状況が、チェルノブイリと全く同じようになるとも言い切れません。
 日本人の皆様のご参考にとどめておいてください。
 
 

ベラルーシの放射線量予測図 2016年のセシウム分布状況

2011-07-02 | 放射能関連情報
 これは2001年に「2016年にはおそらくこのような汚染分布になっているだろう。」という予測図です。
 2016年と言えばチェルノブイリ原発事故発生から30年後、ということです。(今年から5年後か・・・。)
 これもセシウム137の分布状況です。(画像をクリックすると拡大します。スキャンの状態があまりよくなく、すみません。)
 
 黄色の部分は1平方メートルあたり37-185キロベクレル。(1平方キロメートルあたり1-5キュリー)
 オレンジ色は1平方メートルあたり185-555キロベクレル。(1平方キロメートルあたり5-15キュリー)
 赤い色は1平方メートルあたり555-1480キロベクレル。(1平方キロメートルあたり15-40キュリー)
 紫色は1平方メートルあたり1480キロベクレル以上。(1平方キロメートルあたり40キュリー以上)

 となっています。予測が当たるのかどうか未知数ですが、多少は汚染地域が減っているようすが分かります。

ベラルーシの放射線量 その2 2001年のストロンチウムとプルトニウム分布状況

2011-07-02 | 放射能関連情報
 先ほどの記事の続きになりますが、この2001年度版地図には、ストロンチウム90とプルトニウム238、239、240の分布状況ものっています。
 こちらの地図は小さめだったので、ベラルーシの大部分がスキャンできました。(画像をクリックすると拡大します。)
 ロシア語で分かりにくいと思いますが、ご了承ください。

 黄色の部分は1平方メートルあたり37-74キロベクレル。(1平方キロメートルあたり1-2キュリー)
 オレンジ色は1平方メートルあたり74-111キロベクレル。(1平方キロメートルあたり2-3キュリー)
 赤い色は1平方メートルあたり111キロベクレル以上。(1平方キロメートルあたり3キュリー以上)

 となっていますが、これはストロンチウム90のことだけを表示しています。(都市部を表す茶色も使われています。)
 地図上の「100」とあるのがチェルノブイリ原発から100キロの地点を表しています。
 地図上の「30」とあるのがチェルノブイリ原発から30キロの地点を表しています。(これが強制避難地域でデッドゾーンと呼ばれています。)

 そして黒い点々がありますが、これがプルトニウム238、239、240が1平方キロメートルあたり0.1キュリー以上ある地域です。

 他にも黒い四角や三角、長方形の記号がありますが、これは放射能を測定するモニタリングする場所に指定されていることを示しています。
 三角はガンマ線、四角は大気中からの放射線の降下量、長方形は空間内の放射線量をモニタリングしていますよ、ということです。