2021年1月13日。今日は正教の大晦日です。
ビテプスクで、朝、森の中でノルディックウォーキングを楽しんでいた高齢の女性4人が身柄拘束されました。警察で取り調べを受けていますが、理由ははっきりしていません。このうちの一人の女性の息子は地元の政治家で、反政府デモに参加したため、現在勾留中だそうです。しかし、他3人までなぜ拘束されないといけないのかよく分かりません。まさか森の中で高齢女性が毎朝ウォーキングをしながら、反政府デモの相談をしていたのでしょうか???
今日もまたジャーナリストが逮捕されました。
去年、ベラルーシでは6紙の新聞が、廃刊や休刊に追い込まれました。しかし、インターネットニュースでの配信は続けています。
ゴメリに住む5人の子どもがいる家族。年上の3人はすでに成人で独立しています。二人の未成年の子どもと父、母がいっしょに暮らしていたのですが、この両親が9月に反政府デモに参加。身柄拘束されました。その間、子どもをみる保護者が家にいないので、子どもも連行されてしまいました。両親は留置所へ。子ども二人は、ペットを入れるためのケージに入れられました。
この一家はその後身柄を解放されましたが、先日人権保護団体の支援により、リトアニアに引っ越しました。その際、長年飼っていた犬も連れて行きたかったのですが、犬権(?)は支援されていないのか、ベラルーシに残されることになりました。今、ネット上でこの犬の新しい飼い主を探しています。
国際アイスホッケー連盟会長は、今のところ今年開催される世界選手権大会の会場をミンスクから別の都市に変更する予定はない、と発表しました。
今後の予想ですが、ボイコットする国が大量に出てきて、世界選手権大会そのものが成立しない可能性があります。連盟の会長は責任を取って解任でしょう。
もっとも私が思うには、政治的な理由ではなく、夏の東京五輪すら開催が危ぶまれているぐらいなので、アイスホッケーの世界選手権大会もコロナウイルスのせいで、開催できなくなるのでは? とこちらのほうが可能性が高いと思います。
ミンスクでの開催は安全だとベラルーシ大統領は自分が保証する、といったことを発言していますが、ホッケー会場に消毒液を置いておくレベルかもしれません。
他のヨーロッパ諸国が、厳しい対策を打ち出して、人の移動もままならない状態なのに、ベラルーシは特に何も対策をしていませんし、感染者数も減っていません。
この感染対策をしていない態度のほうが、スポーツの試合の開催の足かせになると思いますが・・・。