2021年11月12日、ベラルーシ経由の難民問題が続いています。
今日は対ポーランド国境地帯にまた難民の群れが新たに押し寄せました。
リトアニアに入国した難民の一部、30人はとうとうフィンランド国境に到達。
ポーランドに入国した難民もドイツ国境地帯に到達しています。
つまりベラルーシ国境地帯で大規模な渋滞が起こっている状態です。
もう寒いのに、凍死者が大量に出てもおかしくありません。子どもの数だけでも数百人います。
赤十字が野宿している難民に食料や物資(寒さをしのげるもの)を渡しています。
本格的な冬を前にして、EUからの経済制裁に対抗して、ガスのパイプラインをベラルーシで止めるとベラルーシ大統領は発言しています。ただし、供給元もロシアとしてはガスという商品を売りたいので、ベラルーシだけの判断でガスを止めることはできません。またロシアのガスのパイプラインをベラルーシを通していることにより、ベラルーシはロシアから見返りを得ているので、ガスを止めたら、ロシアからの見返りももらえなくなります。
ベラルーシ大統領は怖がらすことを言っているだけで、実際にはガスを止めないだろうと言う意見もあれば、有限実行するかもしれないので、西側諸国は今年の冬のガス代が大幅に値上げになるかもしれず、その場合もどうすべきか今から対処方法を考えておくべき、という意見もあります。
ロシアは対ウクライナ国境地帯の軍を増強しており、さらにベラルーシ空軍と合同演習をして、ロシアの軍機をベラルーシ上空に飛ばしています。アメリカはウクライナ寄りであり、今回の難民問題についてもEUとアメリカは協力し合う(ベラルーシ・ロシアに反対する)ことを確認済みです。
またポーランドとウクライナもこの問題について連携することを確認しました。ウクライナはEU加盟国ではないので、ベラルーシからウクライナに不法入国しようという難民はいないですが、対ベラルーシ国境地帯にウクライナは軍を増派する予定です。
一方でトルコの航空会社が、難民問題をこれ以上深刻化させないために、ベラルーシに入国希望している、イラク人、シリア人、イエメン人の搭乗を禁止し、チケットの販売も行わないと発表しました。
さらにロシアのアエロフロートが難民をベラルーシへ空路で送り込んでいるというEUからの批判を事実ではないと反論。それを無視してEUはアエロフロート社に経済制裁を発動することを示唆しましたが、ロシア政府は愚かであると述べました。
国連安保理でもベラルーシだけでなくロシアも非難されましたが、国連のベラルーシ大使は、国境地帯にポーランドが軍を投入し、「いかなる事態にも備えている。」としていることに対して、懸念を表明しました。
ベラルーシが難民を陸続きの隣国に送り込む生きている人(しかもベラルーシから見れば外国人)を武器にして送り込む経済戦争なのですが、逆に隣国に軍をベラルーシのすぐそばに配置させてもいい状況を作ってしまっているようにも見えます。
とにかく軍事衝突に発展しないことを祈るばかりです。
今日は対ポーランド国境地帯にまた難民の群れが新たに押し寄せました。
リトアニアに入国した難民の一部、30人はとうとうフィンランド国境に到達。
ポーランドに入国した難民もドイツ国境地帯に到達しています。
つまりベラルーシ国境地帯で大規模な渋滞が起こっている状態です。
もう寒いのに、凍死者が大量に出てもおかしくありません。子どもの数だけでも数百人います。
赤十字が野宿している難民に食料や物資(寒さをしのげるもの)を渡しています。
本格的な冬を前にして、EUからの経済制裁に対抗して、ガスのパイプラインをベラルーシで止めるとベラルーシ大統領は発言しています。ただし、供給元もロシアとしてはガスという商品を売りたいので、ベラルーシだけの判断でガスを止めることはできません。またロシアのガスのパイプラインをベラルーシを通していることにより、ベラルーシはロシアから見返りを得ているので、ガスを止めたら、ロシアからの見返りももらえなくなります。
ベラルーシ大統領は怖がらすことを言っているだけで、実際にはガスを止めないだろうと言う意見もあれば、有限実行するかもしれないので、西側諸国は今年の冬のガス代が大幅に値上げになるかもしれず、その場合もどうすべきか今から対処方法を考えておくべき、という意見もあります。
ロシアは対ウクライナ国境地帯の軍を増強しており、さらにベラルーシ空軍と合同演習をして、ロシアの軍機をベラルーシ上空に飛ばしています。アメリカはウクライナ寄りであり、今回の難民問題についてもEUとアメリカは協力し合う(ベラルーシ・ロシアに反対する)ことを確認済みです。
またポーランドとウクライナもこの問題について連携することを確認しました。ウクライナはEU加盟国ではないので、ベラルーシからウクライナに不法入国しようという難民はいないですが、対ベラルーシ国境地帯にウクライナは軍を増派する予定です。
一方でトルコの航空会社が、難民問題をこれ以上深刻化させないために、ベラルーシに入国希望している、イラク人、シリア人、イエメン人の搭乗を禁止し、チケットの販売も行わないと発表しました。
さらにロシアのアエロフロートが難民をベラルーシへ空路で送り込んでいるというEUからの批判を事実ではないと反論。それを無視してEUはアエロフロート社に経済制裁を発動することを示唆しましたが、ロシア政府は愚かであると述べました。
国連安保理でもベラルーシだけでなくロシアも非難されましたが、国連のベラルーシ大使は、国境地帯にポーランドが軍を投入し、「いかなる事態にも備えている。」としていることに対して、懸念を表明しました。
ベラルーシが難民を陸続きの隣国に送り込む生きている人(しかもベラルーシから見れば外国人)を武器にして送り込む経済戦争なのですが、逆に隣国に軍をベラルーシのすぐそばに配置させてもいい状況を作ってしまっているようにも見えます。
とにかく軍事衝突に発展しないことを祈るばかりです。