メールで寄せられたご質問についてですが、現在なかなか時間がとれないので、よくあるご質問にはこのブログ上で回答いたします。ご了承ください。
少しずつ更新内容を追加する予定です。
Q「放射性物質の性質なのですが、今雨で地面に落ちている放射性物質は乾いたりすると空気中に舞い上がってくるのでしょうか? それとも水に溶けて染み込んでいくというものでしょうか? 水に溶けたらそのまま液体なのか、乾燥すると塩のように粒としてあらわれるのか疑問に思います。というのも、道路や土に雨で落ちた放射性物質が、夏や乾燥した冬に再び舞い上がってくるのかと思うのです。暑い夏もマスクをする方がいいのかちょっと迷います。」
A 放射性物質は基本的には地表から少しずつ、雨水といっしょに地面の下へ下へと移動していくと考えてください。
今は地表にくっついていますが、それを耕したりすると、土ぼこりといっしょに舞い上がり、空気中に戻ります。
しかし、雨が降ったらまた地表に戻りますし、ほうっておいても放射性物質は比較的重いので少しずつ地表へ落ちていきます。
ベラルーシの場合ですが、春先の耕作地帯は土を耕すので空気中の放射能が他の季節と比べて増加します。
しかしすでに微増となっています。どうしてかというと、事故があってから25年経ったので、地表からどんどん地下のほうへ放射性物質が移動しているからです。
今年の調査によると、平均して今は地表から約30センチの深さのところに放射能の層ができているそうです。
こうして考えると、これからも1年に1センチずつの割合で、どんどん深く潜っていくことになると思います。
心配なのは、場所と深さによりますが、この放射能層と地下水の層がぶつかったときです。そうすると、地中の地下水が放射能汚染されてしまいます。そこから井戸水をくみ上げている場合、その水は飲めなくなります。
またその地下水をくみ上げてミネラルウオーターを作っている場合も飲めなくなります。(もっともベラルーシで販売されているミネラルウオーターは100-200メートルの深さの地下水をくみ上げているので、それが汚染されるようになるまで、70年以上かかると思います。)
さらに今は根っこの短い草や野菜が汚染されているが、これからは根が深い樹木の汚染のほうが進むのではないか、と予測が出されています。
ベラルーシの草や野菜はこれから汚染度が減りますが、根が深い果樹などの実の汚染はこれから進んでいく可能性があります。
日本は今梅雨なので、雨といっしょに放射性物質はどんどん地表に落下、土にしみこんでいるか、低いところへ流されていっていくと思います。つまり空気中の放射能は梅雨のおかげでどんどん減っていくと思います。(もっとも、また原発で爆発などがあったら、また空気中に放射能が撒き散らされます。こういうことはもう起こってほしくないですが。)
私は梅雨明けにはもうマスクはしなくても大丈夫だと思います。それより食べ物に注意する段階になるでしょう。
冬場に地面から落ちていた放射能が舞い上がることも心配されないほうがいいと思います。日本は湿度が高くて、雨が多いです。これはある意味、乾燥した大陸気候のベラルーシよりいい条件です。
ただし水が最終的に流れ込む海の汚染が心配です。また、冬場よりも台風を個人的には心配しております。まだ地表近くにある放射性物質が土や砂といっしょに舞い上がらないか心配です。
Q「摂取したほうがよいペクチンとはアップルペクチンだけ? ジャム用のペクチンやグレープフルーツペクチンではどうなのか?」
A リンゴ由来のペクチンでなくてもペクチンはペクチンです。
ジャム用のペクチンでもグレープフルーツペクチンでも、ペクチンはペクチンです。
「アップルペクチンじゃないものを買ってしまった。」
と思わないでください。気にせず使ってください。
ベラルーシでチェルノブイリの子どもたちに使われているペクチン剤「ビタペクト」はリンゴのペクチンを使っています。
しかしこれはアップルペクチンでないといけないからリンゴにした、というわけではありません。
ビタペクトを開発したベルラド研究所によると、かんきつ類のほうがリンゴよりペクチンをたくさん含んでいるそうです。
しかし寒冷地であるベラルーシでは、かんきつ類は全く育ちません。全て輸入なんです。
つまりかんきつ類からペクチンを取り出し、ビタペクトを作ると原料代が高くついてしまいます。するとビタペクトそのものの価格が高くなります。要するにお金持ちの人は買いやすく、そうでない人は買いにくくなってしまいます。
そこでベラルーシではとてもたくさん生えているリンゴを使うことにより、コストを下げることにしたのです。
ベラルーシで使われているビタペクトにアップルペクチンが使われているから、絶対にアップルペクチンでないといけないわけではありません。
ペクチンはペクチンですから、同じ作用があります。
Q「お金を渡すのでビタペクトを代わりに購入して日本の自宅へ郵送してほしい。」
A「私はビタペクトを販売しているベルラド研究所で、働いている人間ではありません。ベラルーシ国内に住むチェルノブイリの子どもたちにビタペクトを配るボランティア活動をしている者です。申し訳ありませんが、このようなご要望には全てお断りするメールを返信しています。」
Q「ベラルーシの現状をこの目で見たい。ベラルーシへ行きたい。」
A ベラルーシへの視察旅行、ということでしょうか。入国にはビザなどもいりますので、旅行代理店にご相談ください。
私では責任が持てません。
(ベラルーシへの旅行の手配は、旧ソ連圏への旅行を専門にしている旅行会社のほうが失敗が少ないです。)
特にベラルーシの現状が見たいのではなく、チェルノブイリ原発事故について被害にあった地域のことを知りたいというのであれば、ウクライナ側を視察することも意味があります。
ウクライナへの入国には日本人はビザは不要です。
どちらにせよ、旅行代理店に相談されることをお勧めします。
少しずつ更新内容を追加する予定です。
Q「放射性物質の性質なのですが、今雨で地面に落ちている放射性物質は乾いたりすると空気中に舞い上がってくるのでしょうか? それとも水に溶けて染み込んでいくというものでしょうか? 水に溶けたらそのまま液体なのか、乾燥すると塩のように粒としてあらわれるのか疑問に思います。というのも、道路や土に雨で落ちた放射性物質が、夏や乾燥した冬に再び舞い上がってくるのかと思うのです。暑い夏もマスクをする方がいいのかちょっと迷います。」
A 放射性物質は基本的には地表から少しずつ、雨水といっしょに地面の下へ下へと移動していくと考えてください。
今は地表にくっついていますが、それを耕したりすると、土ぼこりといっしょに舞い上がり、空気中に戻ります。
しかし、雨が降ったらまた地表に戻りますし、ほうっておいても放射性物質は比較的重いので少しずつ地表へ落ちていきます。
ベラルーシの場合ですが、春先の耕作地帯は土を耕すので空気中の放射能が他の季節と比べて増加します。
しかしすでに微増となっています。どうしてかというと、事故があってから25年経ったので、地表からどんどん地下のほうへ放射性物質が移動しているからです。
今年の調査によると、平均して今は地表から約30センチの深さのところに放射能の層ができているそうです。
こうして考えると、これからも1年に1センチずつの割合で、どんどん深く潜っていくことになると思います。
心配なのは、場所と深さによりますが、この放射能層と地下水の層がぶつかったときです。そうすると、地中の地下水が放射能汚染されてしまいます。そこから井戸水をくみ上げている場合、その水は飲めなくなります。
またその地下水をくみ上げてミネラルウオーターを作っている場合も飲めなくなります。(もっともベラルーシで販売されているミネラルウオーターは100-200メートルの深さの地下水をくみ上げているので、それが汚染されるようになるまで、70年以上かかると思います。)
さらに今は根っこの短い草や野菜が汚染されているが、これからは根が深い樹木の汚染のほうが進むのではないか、と予測が出されています。
ベラルーシの草や野菜はこれから汚染度が減りますが、根が深い果樹などの実の汚染はこれから進んでいく可能性があります。
日本は今梅雨なので、雨といっしょに放射性物質はどんどん地表に落下、土にしみこんでいるか、低いところへ流されていっていくと思います。つまり空気中の放射能は梅雨のおかげでどんどん減っていくと思います。(もっとも、また原発で爆発などがあったら、また空気中に放射能が撒き散らされます。こういうことはもう起こってほしくないですが。)
私は梅雨明けにはもうマスクはしなくても大丈夫だと思います。それより食べ物に注意する段階になるでしょう。
冬場に地面から落ちていた放射能が舞い上がることも心配されないほうがいいと思います。日本は湿度が高くて、雨が多いです。これはある意味、乾燥した大陸気候のベラルーシよりいい条件です。
ただし水が最終的に流れ込む海の汚染が心配です。また、冬場よりも台風を個人的には心配しております。まだ地表近くにある放射性物質が土や砂といっしょに舞い上がらないか心配です。
Q「摂取したほうがよいペクチンとはアップルペクチンだけ? ジャム用のペクチンやグレープフルーツペクチンではどうなのか?」
A リンゴ由来のペクチンでなくてもペクチンはペクチンです。
ジャム用のペクチンでもグレープフルーツペクチンでも、ペクチンはペクチンです。
「アップルペクチンじゃないものを買ってしまった。」
と思わないでください。気にせず使ってください。
ベラルーシでチェルノブイリの子どもたちに使われているペクチン剤「ビタペクト」はリンゴのペクチンを使っています。
しかしこれはアップルペクチンでないといけないからリンゴにした、というわけではありません。
ビタペクトを開発したベルラド研究所によると、かんきつ類のほうがリンゴよりペクチンをたくさん含んでいるそうです。
しかし寒冷地であるベラルーシでは、かんきつ類は全く育ちません。全て輸入なんです。
つまりかんきつ類からペクチンを取り出し、ビタペクトを作ると原料代が高くついてしまいます。するとビタペクトそのものの価格が高くなります。要するにお金持ちの人は買いやすく、そうでない人は買いにくくなってしまいます。
そこでベラルーシではとてもたくさん生えているリンゴを使うことにより、コストを下げることにしたのです。
ベラルーシで使われているビタペクトにアップルペクチンが使われているから、絶対にアップルペクチンでないといけないわけではありません。
ペクチンはペクチンですから、同じ作用があります。
Q「お金を渡すのでビタペクトを代わりに購入して日本の自宅へ郵送してほしい。」
A「私はビタペクトを販売しているベルラド研究所で、働いている人間ではありません。ベラルーシ国内に住むチェルノブイリの子どもたちにビタペクトを配るボランティア活動をしている者です。申し訳ありませんが、このようなご要望には全てお断りするメールを返信しています。」
Q「ベラルーシの現状をこの目で見たい。ベラルーシへ行きたい。」
A ベラルーシへの視察旅行、ということでしょうか。入国にはビザなどもいりますので、旅行代理店にご相談ください。
私では責任が持てません。
(ベラルーシへの旅行の手配は、旧ソ連圏への旅行を専門にしている旅行会社のほうが失敗が少ないです。)
特にベラルーシの現状が見たいのではなく、チェルノブイリ原発事故について被害にあった地域のことを知りたいというのであれば、ウクライナ側を視察することも意味があります。
ウクライナへの入国には日本人はビザは不要です。
どちらにせよ、旅行代理店に相談されることをお勧めします。