アムステルダムへの途中 木靴工場を見学
背中合わせの土産物屋ではインテリアからアクセサリーまで欲しいものばかり
チーズカッターとデルフト模様のテーブルクロスを買い求めた (3/14)
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フォーレンダムで買った絵葉書
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夜警
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アンネ・フランクの隠れ家
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パンフレットとチケット
オランダ2日目はフォーレンダム・マルケン島へ
アムステルダムの北東約20kmにある小漁村。昔ながらの風俗を色濃く残すところ。
朝からの雨に少々気が沈む。
どちらも軒の低い色彩の美しい家々が並び、小人の国に迷い込んだような錯覚に陥る。
町を運河が取り囲んでいるというよりは、運河に街並がすっぽり浮かんでいるという感じ。
マルケン島ではこの中の一軒を訪問した。身動きできない程狭くて、息がつまりそうな
部屋では、民俗衣装に身を包んだ老婆がなまりのある早口の英語で衣装のことや家の作り
のことを語る。押入れをベッド代わりに使う人がいるが、あれとよく似た工夫が小さな家
に用いられ、屋根裏部屋にはタンスなどをおいて納戸に使う。むろん階段などなく梯子。
フォーレンダムでランチ。楽しそうに手をつないで石畳の道を散歩する初老のご夫婦を
見ているとこちらまで温かい気持ちになる。
帰りは、王立美術館でバスを降りレンブラントに触れる。今手元に一枚の複製ががある。
Rembrandt Harmensz Van Rijn (1606-69) ‘De Nechtwacht’と裏書のある「夜警」
美術館であの絵の前に立ったときの感動を忘れまいと、売店で買い求めたものだ。
思った以上に大作で神秘的な色彩で…この絵のために一部屋が設けられ、オランダが
いかにレンブラントを讃え、「夜警」を誇っているかがわかる。(中略)
本格的に降りだした雨のアムステルダム。閉館ぎりぎりに、あのアンネ・フランクの家に
たどり着いた。例の本箱のうしろにある急な階段を上ると、薄幸の少女の悲劇の舞台。
苛酷なナチスのユダヤ人迫害の地獄絵の中では、この隠れ家だけが安住の地だった。
いや、こことても生きた心地のしない2年余りだったろう。
今は家具調度品が取り除かれ閑散としているが、薄汚れた壁の隅々にまで彼女達の祈りが
込められているようで涙がこぼれた。屋根裏には夕方の薄日が洩れ、アンネとピーターの
愛の場面を思い出させる。帰りはみんな無言だった。 (3/15 当時の手記より)