ねこまた小路

キジトラ斑猫ミミ、泥棒顔犬ムギと侍従猫魔の日記。

容疑者…

2005-09-05 09:57:17 | 音楽・芝居・映画
映画を見てきました。
「容疑者 室井慎次」

流石、ギバちゃん!
流石、君塚監督!
期待を裏切ら無かった!!

(以下、多少ネタバレあり。ご注意下さい。)
今回の映画は前回の「交渉人 真下正義」とはまったく違うタイプでした。
室井の色々な面を見れて楽しかった。
敵役の八嶋 智人氏もいい演技してました。
すごく嫌な奴でしたよ(笑)
近くにいたら完璧ひっぱたいてますね、私なら(^^;;
またストーリーは室井が主人公なので、ギャグは一才無し…という噂だったのですが、
そこはソレ、「踊るシリーズ」ですから(笑)
やってくれますよ。
「そこでそんな大道のポケをかますか!?」って感じで(^▽^)/~
や、本人達は大真面目なんですけどね(笑)

「シリーズ」の設定への細かい配慮もなされていて、【あの方】の健在ぶりをアピールしるセリフもあって、思わずしんみり…。
皆、映画の中ではいつまでも…と思っているのでしょうね。
あと、【彼】の存在アピールもありましたね。
私としては、室井さんの窮地に【彼】が出てこないのは、どうしても違和感があったのですが、某シーンで少し吹っ切る事が出来ました。

脚本としては、いくぶんストレート過ぎる…や、ある意味ストレートじゃないのかな?
それも「踊る」の特徴か?
どこか本当の根っこは解決してなくて、表面的な事件だけがあっさり解決してしまう。
観る側としてはスッキリしない思いがいつも残る感じ。
今回も最後はああだったので、今後彼が「約束」を果たす為にどう動くのか、とても気になるところ。
またいつものように裏設定や他の「踊るシリーズ」へのリンクがあって、パンフを後で読むと「え?あのシーンにあの事件の…」て言うのが幾つかありました。
もう一度そう言ったモノを頭に入れて観てみたいと思いました♪

嗚呼、それにしても。
作品のバランス上、カットされてしまった幻の【台場○○○○ー弁当】見たかった…。