ねこまた小路

キジトラ斑猫ミミ、泥棒顔犬ムギと侍従猫魔の日記。

11月だと言うのに…。

2005-11-04 17:13:29 | にゃんこ
今日は風は涼しいが日差しが暑い。
今朝、咳が止まらなかったので、病院に行ったが
顔に太陽がジリジリあたって焼けそうなほど。
帰った時部屋の中は蒸し風呂の様だった。
窓をあけときゃ良かったよ…(-_-;

****
11月2日のへらブナ釣り。
つづき。

へらブナは第一投目に釣れた後、ぱったりと釣れない。
そのかわりにクチボソとかモロコとか呼ばれる雑魚が釣れる…
というか、引っかかってくる。
あまりにダンゴ(練り餌の事)周辺に集まっているので、
針を上げれば引っかけてしまうのだ。
「どうだい調子は?」
戻ってきた管理人の一人が訪ねる。
「雑魚(ザッコ)ばかりで
旦那が答えると、
「あー、ここは多いんだぁ。
もう少し冷えてればワカサギが引っかかんだけどもよぉ、
今日は気温が高ぇから雑魚(ジャミ)の方が活発なんだわー」
なるほど。
ワカサギは水温が低い方が釣れるのか。
そう言や、ポピュラーなのは氷上釣りだもんな。
今日はチリチリするほどの日差しだ。水温も高い。
へら釣りには適しても、ワカサギ釣りには向かない。
…それで先ほど「ぼやかれちゃ困る」と言っていたのか。
納得。

旦那は管理人のアドバイスを受け、雑魚に負けない固い練り餌を作り始める。
私は
「とりあえずトイレに行って、仕切りなおそ」
と席を立った。

で。
用を済ませ出てくれば、管理所前に一匹の黒トラ猫。
木陰でちょこなんとお座りしている。
猫好きとしては素通りするわけに行かない。
「君はここんちの猫?」
声を掛けると、ぴょこっと立ち上がり、長い尻尾をピンと立て震わせながら、足下にすり寄る。
「にゃ~ん♪」
雄だが、鈴を転がしたような可愛い声だ。
ブリブリに太って、毛並みも艶やかだ。
「雑っ魚(ざっこ)いっぱい釣れてるんだ。食べにくる?」
誘うと、後をテコテコついてくる。(多分餌の匂いにつられて)

旦那は私の後を猫がついてきたので苦笑。
「雑魚食べたいんだってー」
「猫がそう言ったの?」
「私がそう誘ったらついてきた。」
「ハーメルンの笛吹みたいな奴だな(笑)」
アホな会話をしつつ、釣りを再開。
作り直した餌のせいか、徐々にへらが釣れはじめる。
しかし相変わらず雑魚も多く、そう言うのは猫に投げてやる。
かわいそうな気もするが、雑魚は2~5cm。
へら針の太さは0.5mm程度だが、内蔵や頭を貫通すると大抵助からない。
ならば猫にあげた方が良い。

と、先ほどアドバイスをくれたおじさんが、釣り道具を持ってやって来た。

「どれどれ、俺も雑魚を釣ってやるからな」
そう言いつつも、道具はへら用。
釣る気満々だ。
私達を見て自分もやりたくなったのだろうか?
…て、それ以前に仕事はいいのか!?
「ここの猫なんですか?」
「いやー。いつもこの辺にウロついてる奴だぁ」
「毛並みがいいから飼い猫かと思いました。」
「みんなから魚貰ってっからなぁ。肥えてんだよー」
なんとも良い身分だ。
毎日新鮮な魚を貰っていれば、そりゃ毛艶も良かろう。

時はそろそろ11時。
ワカサギ釣りに見切りをつけた人達が上がり始める。
ペアでへらを釣っているのが珍しいのか、猫がいるからか、声を掛けていく人が多い。
「奥さん、旦那に勝ったかい?」
朝一私に声を掛けていったおじちゃんも、また声をかけてくれた。
「ほら引いた!今だ!」
勝手に当たりを判断して言ってくれる人もいる。
私が声に反応して竿をあげると「がははは!」と笑って行ってしまう。
急に私の餌を丸めて「もちっと練らなきゃ」と言っていく人や
「ワカサギ駄目だから、俺もへら釣ろう。道具車に積んであんだよ。」
そんな事を言う人も。
きっと釣り道具一式積んであるんだろうな(^_^;

しかし…なんつーか…ここは、フレンドリーな人達ばかりだ(^_^;;
12時過ぎに上がったが、最初から最後まで野次馬で賑やかだった。
落ち着かなかったけど…そこまで真剣に釣りをしてないし、
こう言うのも楽しくて良いと思った。
もう少し寒くなったら…今度はワカサギ釣りに挑戦してみたい

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11月2日 賑々しく…N湖にて。

2005-11-04 17:12:43 | 生き物
群馬のN湖へ、へらブナ釣りに行った。
朝の四時に家を出て、現地には七時過ぎに着いた。
湖からは水蒸気が立ちのぼり、舟釣り人達の姿を霞ませる。
管理所で使用料を払っている旦那を待ちつつ、その風景に見とれていると
「ご苦労さーん。お付き合いも大変だねー。
まぁ、夫婦仲良いのは、良い事だよなー。」
青いつなぎ防寒服を着たおじちゃんが、後ろから声を掛けて釣場に降りて行った。
私は、いきなりの事でなんと返して良いのかわからず、
「あ、有り難うございます。」
とだけ返す。
我ながら間抜けた返事とは思ったが。

N湖は1日にワカサギ釣りが解禁になったばかり。
初日はボートも全部出てしまうほどの盛況振りだったらしい。
今日もボートは半数ほど出ていて、桟橋もほとんどがワカサギ釣りだった。
しかも群馬ラジオの取材まで来ていて、
「へら打ちの横では、ワカサギが寄りやすいから、レポーターの横で釣っててよ」と管理の人にお願いされる始末。
『協力料とるよ。』と思ったが、ワカサギ釣り&ラジオ取材に好奇心が勝てず、協力をオーケーする。

赤いコートに茶のロングブーツ。
およそ釣り場には合わない美人なお嬢さんが、小さな折り畳み椅子に腰掛け、レクチャーをウケながら竿をたらす。
上げるとワカサギが一匹。
「おお~!第一投から連れるなんて!」
周りからヤンヤヤンヤの声。
もう一度たらす。
上げるとまた一匹。
周りから歓声。

なんだかとても楽しそうだ。

僅か10分足らずで、5匹が釣れる。
ベテランならもっと上がったに違いない。
ちなみにその間私達の釣果は一枚


その後管理人とのインタビューのリハーサルをし、
(中継時間は決まっているので、質問と応答の時間を計って調節をする。)
いよいよ本番。

『今、へらが釣れたら、どうすればいいのだろう?』
疑問がよぎる。
水音や物音を立てちゃいけないのか?
ましてや「良い型のへらだよ!」なんて叫んじゃいけないのか?
駄目だよな、ワカサギ取材なんだから

そんな私達の心配をよそに、中継は5分程度で終了。
で、そのリポーター、その後にとんでもない事を言った。
「じゃ、次は八時○分に中継が入りますので、
お隣のカップルにインタビューを…」

いやいや、お嬢さん。
わしら「へら釣り」ですからっ!


仕掛けをみてわからんのか!?
…いや、普通はわからないか…(汗)
釣りに少しは興味があれば、魚によって竿や仕掛けが違うぐらいの認識はあるだろうけど…。
興味ない人は無理よね(^_^;

そんなわけで取材陣は去り、
管理の人達は「客に『つれねぇ』とぼやかれちゃイカン。」と後を付いていき…
私達の周りは静かになった。

※時間が無くなったので、いったん切ります。
つづく~。

※クイズ。
この写真の中に、人間以外、ある生き物がいます。
さて、それは何でしょう?
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