ねこまた小路

キジトラ斑猫ミミ、泥棒顔犬ムギと侍従猫魔の日記。

筑波 へら鮒釣り

2005-11-15 19:33:36 | 
先週、またもや釣りに行った。
今度は筑波へ。
朝5時出して着いたのは七時過ぎ。
空はどんより。
水面から立ち上る蒸気も寒々しい。
寒いのが大嫌いな私は
「筑波山の紅葉がきれいだから」
と言う旦那の言葉を信じた事を激しく後悔。

『紅葉なんてガスってて見えないじゃないか。』

それでも車にも入らずにいるのは、ここの犬達がまっ先にお出迎えしてくれたからだ。

この子は左前足が不自由だ。
事故なのだろうか、手首がぶらぶらで力が入らない様子。
痛々しいがそれでも元気だ。
客の車が入ってくる度、"ピョコン!ピョコン!"と3本足で出迎える。
それと対照的に弾丸のように走り回るのは、茶色のチワワ。
チワワと言うと、潤んだ大きな瞳に、細い手足。
プルプルと震えて、弱々しいイメージがあるが、ここのは違った。
容姿はチワワだが、かなり逞しい。
とにかくジッとしていない。
写真を撮ろうとカメラを構える間もなく、桟橋へ駆けて行ってしまった。

ここの池は動物が多い。
鴨もいるし、アヒルもいる。
少し日が出てきたらここの看板猫も出てきた。

かなりの高齢でめったに表へ出てこないらしい。
見た目ハナ子と一緒か、それ以上。
毛づくろい中に写真を撮っていたら、お気に召さなかったのか、奥へ行ってしまった

他の猫もいる。
この子はとにかく鳴きながら歩く。
何の意味があるか解らないが、自分の歩調に合わせて
「んなー・・んなー・・んなー・・」と鳴いて歩く。

「んなー・・」

「んなー・・」

「んなーぐ・・」
口調が変わったので挨拶をしてくれたらしい。
や、それとも文句か?
立ち止まると思ったが、歩調を変える事なく通り過ぎて行った。

その後もこの猫と犬達は桟橋を巡回。
釣り人達を和ませていた。
そして、釣りを始めてふと視線を感じて振り返れば。

大きなサギがこちらをじーっと見つめていた。
たぶん小魚が釣れるのを待っているのだろう。
見れば一つの桟橋に、二羽ぐらいづつ待機している
中には釣り人の真後ろで
『まだ釣れんのかー?』
という感じで首を伸ばしたり縮めたり
「釣りしづらいだろうなぁ」と思っていたら、
この後奴らは、チワワに追い払われていた。
なるほどねー!

で、肝心の釣果だが。
底釣り、朝はまったくダメだったが11時前後から釣果が上がる。
宙釣りは切れ間なく上がり良い具合。
カウントをしてなかったので詳しい数は不明だが、二時で上がるまでに
旦那は40ー45枚。
私は20枚以上。

私のような素人がこれだけ釣ったのだから、良いコンディションだったのだろう。
ぶりぶり太った35cm前後の良型ばかりで、終いには手首や腕が痛くなってしまった。

釣りをしながら楽しむはずだった筑波山の紅葉は、結局曇天で見られなかったので、近くまで行って観る事に。
しかしやはり霞んでいて、イマイチぱっとせず
ただし。

白っぽい景色の中で、唯一この木だけが鮮やかな彩りを添えていた。
晴れていたらもっと綺麗だっただろうなぁ・・
綺麗な紅葉にぽちっとなv